入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

’17年「冬ごもり」 (19)

2017年01月21日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 この冬は、コナシの叢の先、フエンス内には鹿の足跡が全く見えない。囲い罠のゲートはふたつとも開放してあり、罠は作動しない。雪を掘れば草ばかりか、なによりも好物の土に浸み込んだ塩を舐めることができると知っているはずなのだが。やはり、彼らも学習しているのだろう。この囲いの中に入った仲間が、二度と外に出られずに、やがて姿を消してしまったことを。
 鹿にそれだけの知能があるのかと問う人がいる。どのようにそれを教え伝えるのかと聞く人がいる。しかし、この陋屋の第二の主であったチュウ公たちも、いつしか姿を消して久しい。快適だった彼らの住処(すみか)が、最も危険な場所に変わったことを、彼らも察知したに違いない。しかし、どのようにしてかまでは分からない。
 今、炬燵の中でひたすらに惰眠を貪っているHAL奴も、飼い主の心を巧みに読む。でなかったなら、こんな厚遇にありつけず、いつものように寒風の中にほっぽかれ、眠るしかない。





 突然ですがきょうより海と、神と、仏を訪ねて、4,5日の旅に出ます。ブログの再開は翌週末、二十日ごろになると思います。お付き合いいただいている皆様には、その間しばしご安堵頂けるものと思います(クク)。
 
 冬の営業案内が消えてしまったとのお問い合わせがありました。現在も営業案内の通りですが、日の経つのは早いものです。光の明度が高まる3月に向けて、いまからどうぞ計画をお立てください。人数についても、ご相談ください。

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