入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「秋」(38)

2023年10月02日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 
  昨夜は仲秋の名月を存分に堪能することができた。幾度か外に出て、その青白い光に洗われたすすきの原を歩いたりもした。あんな月を眺めていれば、現代科学が教える何もない荒涼とした世界も古い物語に脚色され、さながら子供に帰ったような気分でその姿を眺め続けた。

  名月をとってくれろと泣く子かな  一茶

 久しぶりに訪ねた入笠湿原はすっかり秋の装いに変わり、すでに緑の色が消えて、草もみじの艶やかな色が大勢を占めていた。まさしく季節の巧みな織物、錦繡である。リンドウ、ノコンギク、ウルシなどはここでも目にするが、伊那側よりか全体に秋の進み具合が早いということだろうか。
 マユミの実も赤味を帯びつつあり、これから初冬にかけてさらにその色を濃くする。(9月30日記)

 雨。夜半から激しく降り出し、今も止もうとしない。一昨日から牛守の仕事の他にふたつ別な仕事をかかえてしまい、独り言ちる間もなかった。これで少し暇ができるとよいのだが、雨が止めばまた忙しくなる。そして、そんな状況が今週はずっと続く。(10月1日記)

 8月、9月とキャンプ場や小屋の利用者数が少しづつ回復してきた。いくら「混雑させないキャンプ場」を標榜しても、いつまでもcovid-19に負けてばかりはいられない。森や林や草原に埋没しないよう、牧の一隅にそれなりの存在感を保ち続けたいと、そう願っている。
 9月は例年になく雨が少なかった。10月はどうなるだろうか。今朝は気温が10度以下、8度まで下がった。深まる秋。
 

 1526さん、また機会はあります。M田さん、元気で暮らしてますか。
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 小屋の電話が不通でご不便をおかけしてます。予約、問い合わせは何卒JA上伊那東部支所組合員課、電話0265-94-2473にお願いいたします。
 本日はこの辺で。

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