goo blog サービス終了のお知らせ 

入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「秋」(9)

2021年09月10日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 夜の明けるのが大分遅くなってきた。現在の時刻4時45分、外は東の山際にようやく夜明けの兆候が見え始めたが辺りはまだ薄暗く、しかもきょうも空は厚い雨雲に覆われているようだ。一昨日の夜から翌朝にかけては呆れるような大雨が降り続け、牛のことを気にしながら重苦しい朝を迎え、今朝は雨こそ降っていないがそれにしてもこの長雨の執拗さは度を越していたというしかない。
 予報では、きょうも高い秋の空を期待するのは無理なようだ。これも忍び寄る温暖化の影響なのだろうか。

 この呟きを始めてから、いつの間にか3千日が過ぎたらしい。話し相手がいないから、こんな機会に語り掛け、その呟きが仕組み・からくりの分からない片仮名用語満載の機械を通じ、少しは聞いてくる有難い人がいるようだ。
 この独り言、最初のころは入笠の伊那側についてはあまりにも情報発信が乏しく、もう少しお馴染みさん以外の人にも知って欲しいと思って始めたのだが、この牧場の片隅にある山小屋、キャンプ場、そして自然は、充分にそれだけの価値があると思った。
 以来、10ウン年、苦節とは言わないが、どれほどの効果があったのだろうか。PCなどというものに全く知識がなく、その扱いにどれほど血圧を上げてしまったことか。加えて、この業界の生煮えのカタカナ語、車庫の隅っこで、アメリカの若者が未来の億万長者を夢見ながら使っていた言葉が、そのまま一般的な用語となってしまったのだろうか。
「ブラウザとは、インターネットを介してホームページ(webサイト)をパソコンやスマートフォンで閲覧するためのソフトウェアのことです」。まったく理解できず、「chromeやsafari,(略)が有名です」で何となく分かる始末(これ以上このことに触れていると本題から離れてしまうので以下省略)。
 
 それでも時に、この独り言に誘われてきたなどと言う人を迎えれば、普段のぶっきらぼうな顔が少しほころび、「『独り言』から想像していた人と違う」などと言われて恐縮したこともある。
 ともかく、当初の目的がどれほど達成できたかは甚だ心許ないのだが、注意していたことは、努めて「花が咲いた、鳥が囀っている、空が青い、雨が降っている、星空がきれいだ」といった自然のことを呟くだけにして、間違えても与党は「ナマズルイ」、野党は「オボコイ」などといった、無知からの妄言、暴言は控えたことだが、分かって貰えていただろうか。長く続けるためにはと、愚説の類は控えたつもりだが、さてどうだったかと聞くのは怖ろしい。いつまで続くか分からないが、そのうち呟きは少しづつ間遠くなり、声は小さく短くなり、そして消えていくだろう。
 
 未知の方々も含め、この呟きに耳を傾けてくれている人々に感謝いたします。いつか機会を見て、きっとお出掛けください。本日はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする