入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (35)

2017年05月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 今朝ここに着いたときは、気温10度と寒かった。その後気温は上がらず、昨夜の予報ではかなりの好天が期待されたものの、昼近くなって空はすっかり雲に覆われてしまった。鳥の声はするが、きょうも山は静かだ。

 その野鳥、あれほど警戒心の強い生き物だとは知らなかった。愛用のカールツアイスの双眼鏡まで車に乗せて、行きに帰りに茶色の小さな飛翔物体の姿を確認しようと努力しているが、簡単には見せてくれない。確かに鳥にとって、森の中は危険だらけのようだから無理ないのだが、行動が激しく、すぐ飛び去ってしまう。彼ら彼女らの姿を確認するのは、かけだしの野鳥愛好者には至難と言うしかない。目下のところは、美しい歌声を聞くだけで精一杯というところ。
 それでもきょうは第1牧区からの帰り、ホオジロとおぼしきを確認できた。最初は草地にいたが、車の音でコナシの枝に飛び移り、そこでようやく動きを止めて双眼鏡のレンズの中に愛らしい姿を拝ませてくれた。
 ダケカンバの林の方からも囀りがさかんにするから行こうとしたら、近くで鹿の群れが朝寝をしていたようで、鋭い警戒音を上げた。それでもう、鳥の声は止んでしまった。またしても、のさばりほうけの鹿である。
 きょうは第1牧区の例の3本のミズナラのそばで、1匹のアナグマも見た。何を探すのか、一心に草の根っこをほじくっていた。実におどけた顔をしていて、行動も剽軽なのだが、ただ罠にでも掛かると大変なことになる。いつも逃がしてやるが、これも野生の動物なだけに大暴れして一筋縄ではいかない。以前に、食べたらアナグマが一番美味いという猟師の話を書いた。もちろん、そんな気はない!

 こんなことを書いているせいだろう、この仕事を、先日ある人に「趣味だ」と言われた。本人がそう思って我慢することはあっても、何も知らない他人からは言われたくはない。苦労はある。
 
 かんとさんの実力、もう1枚の天体写真は近々に登場の予定です。お師匠、きょうの写真、第1砂防ダムの枝垂桜が咲き始めました。

 いい季節になります、お出掛けください。営業内容につきましては、「H29年度の営業案内」「続H29年度の営業案内」を参考にしてください。 
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