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入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        「夏」 (16)

2015年07月08日 | 牧場その日その時

Photo by NKZ氏
 
 朝4時15分、気温13度C。カッコーは今朝一番の早起きだった。こちらもいささか早起きをし過ぎた気もするが、これからしばらく典型的な梅雨空には違いなくとも、新しい一日が明けてゆく様子を目と耳でしっかりと見て、聞いて、今日しかない今日の始まりを記憶のどこかに沁み込ませたい。

 そして一日の仕事が済んで、管理棟の部屋からまた雨に濡れる相変わらずの景色を、眺めるともなく眺めている。もう何度このブログで、(名無しの)権兵衛山に絡む霧のことに触れただろうか。また今日もその霧が、忍び寄る夕暮れに合わせるかのようにして入笠山と権兵衛山の鞍部から降りてきて、瞬く間に一切を白く塗りつぶしてしまった。鳥もねぐらに帰り損ねたのか、すぐ近くからまだ声がする。
 昨日はここで暮らす長い夜のことを書いてるつもりが、思いがけない方へと脱線してしまった。酔うと理屈っぽい本は読まないと決めていたにもかかわらず、実はその典型のような本を昨夜、かなり身を入れて読んでいたのだ。で、その本が扱っている夫婦とか家族とか、或は生とか死とか・・・、そんな事柄から刺激を受けてつい、こんな山の中で一人安気にしている自身の姿を、山の中からではなく、里の側から見たらどうなんだろうということを、チラッと考えてしまったのだ。もしかすれば、いや屹度、いたずらに野生化ばかりを進行させてしまった得体の知れない、変人・奇人の姿が見えるだろう。だからつい、必要もない「洞穴(ほらあな)の住人」まで、引き合いに出してしまったようなのだ。それに、今夜はまだ素面だが、昨夜は酔いも悪さをしたかもしれない。
 牛一郎君覚えているか、まだあんなに若かったころでさえ、酒を飲んでは「遠い時間に来てしまった」と互いにこぼし合っていたことを。けれど今なら、その台詞をこぼすことも、嘆くこともなく、言いたい。本当に、遠い時間に来てしまった(!)のだから。

 Umeさんから「ドピンカー」でなく「ドピーカン」だと指摘された。赤面。Umeさんの友人のNKZさんからは今日のPHの他にテイ沢の写真も送っていただいた。お楽しみに。

 撮影の話が幾つか来ているが、この天気ではウーン。山小屋「農協ハウス」やキャンプ場の利用、そして星空観察も、しばらくはお預け、ですかね。カテゴリー別の「H27年の営業案内」と「入笠牧場からの星空」をご参考に。
 
 
 
 

 
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