9月中旬写真。
ノコンギク(野紺菊)。
別名・ノギク(野菊)。
本州・四国・九州の山野に普通に見られる、キク科の多年草。
野菊の代名詞的な存在で、8~11月に、淡い青紫色の花を咲かせる。
ノコンギクの園芸品種で、濃青紫の花を咲かせるものは、コンギク(紺菊)という。
いわゆる「野菊」の類の区別は非常に困難だが、ノコンギクは、花後の痩果(種子をかたくて薄い果皮が覆いそれ自体が種に見える実。タンポポなど)に長い冠毛(綿毛)が生えていることで判別できる。
この綿毛は、開花中でも筒状花をかき分ければ確認できるので、ノコンギクかそうでないかだけは、簡単に分かる。
他の特徴としては、
・葉の縁には荒い鋸歯があり、葉を触るとざらざらしている。
・総苞の鱗片が反り気味。
ただノコンギクは変異が多いらしく、実の綿毛で判断するのが確実。
若芽は食用とし、香りがあって美味らしい。
他の野菊も同様に山菜として食べるらしいので、厳密に区別する必要はなし。
「野紺菊」は、野に咲く紺色の菊。
キク科 アスター(シオン)属
属名のAsterは、ギリシア語で星の意味で花の形から。
これのみ10月上旬写真。