「暖炉であぶる」
ノルウェー在住のKさんに聞いた話です。
ソーセージではありません。楽器の弓にぬる松脂の話です。(松脂バナシの後に、演奏のお知らせ書いてますー)
あれって、割れたら皆さんどうしてますか?一度割れると、ぽろぽろと小さなかけらが出て自宅の部屋では使いたくなくなり、自然とそのまま放置松脂が増えていくんです…。
ニッケルハルパの弓の毛は水で洗うという衝撃の話をスウェーデンで(それも授業で)習ったので、松脂もきっと北欧スタイルがあるだろうと思って聞いてみたら、冒頭のセリフへとなった訳です。
そこで!暖炉がないのでチャッカマンでメラメラやってくっつけたらどうかと思ったのですが、調べてみると
・溶けだす融点が低く焦げやすい。
・鍋で湯煎にかけるか、トースターの余熱であぶる。
・完全に溶けて固まると、性質が少し変わる。
とのこと。まあ、どうせこのまま使っても端からボロボロボローっとなってイライライラーっとするので、実験してみることにしました。
まずはアルミ・カップをつくります。
そして、トースターを弱にして表面が溶けるのを待ちます(完全に溶かすのではなく)。
すると、表面が溶け始めたと思ったら、あっという間にふつふつ泡が…。
固まるのを待って出してみると、あー!端が焦げてる!
しかも、松脂のグリーンがもっともっとグリーンでツヤツヤになってます。これは…使いたくない。もったいなくて泣けてきました。
次は、割れたらどうすりゃいいのー?
やっぱり暖炉がベストなのか!?たき火!?火からの距離(つまり温度)が自在ですからねぇ…。
お知らせ
12/25 阪急百貨店 北欧クリスマスマーケット(無料ライブ) Ljusblå (岡崎泰正さんとのデュオ)
2016/1/10 北欧の教室vol.4 @金沢のカフェ&バー・ヤギヤ (ドレークスキップの浦川裕介さんと)
さて、11月は演奏の選曲、リハ、そして今日はイベント出店(最近そういうこともやってます)と終え、今月の山場を超えてホッとしました。
※金沢ライブのフライヤーで使った、背景(雪の森)写真はToboの学校から5分の散歩道です。
前も書きましたが、私の場合、選曲に一番時間がかかります。例えて言うなら、富士山に登る準備や買い物や手配をする一番気を遣うところ、みたいな。選曲が決まった後を例えるなら、後は黙々と頂上めざして歩くって感じです。今回は、12月は「北欧のクリスマス」がテーマで、1月は「スウェーデンの冬」がテーマ。どちらも、同じテーマで選曲が似ていて、でも、一緒に演奏していただく方は違うので、できるだけ被らないよう頭を抱えていました。
結果、今やりたい(私の中で)旬な曲を12月にもってきました。まだ音合わせもしてないので、全くどうなるか未定ですが、西暦300年くらいに作られた(かもしれない)とっても不思議なメロディのクリスマス聖歌をテノールハルパで弾いたらどうかなー?とか。Vrigstadのポルスカが切なく美しい系でめちゃめちゃ好きなんですが、これにNiklas(12月に来日しますね!)に習った曲をメドレーにくっつけたら、ぱっと華やかで。これにギターがのってきたらどんな風か、これからのリハが楽しみです☆
1月のテーマ「冬」。ひたすら暗い北欧の冬。考えても考えても暗い曲ばかり浮かびます。10年以上前、フィドルで弾いていた曲など(私の中で)懐かしのあの曲、みたいな選曲になりました。まだ音合わせしてみた段階で、やるかどうかも決まってませんが、Blind Mattis lekenなど、あーこんな狂った曲、弾いてたな!って感じです。ギター(12弦!)と合わせてみて、弾きながら大爆笑です。はあああ??って感じのメロディで。ちなみにNiklasに10年前?昔ならったスコーネ地方のおかしなワルツも合わせてみて大爆笑。変な曲すぎる!!(でも、そこがいいんです)浦川さんは柳笛と口琴もやるそうで、結構ディープな感じの「北欧の教室vol4」になりそうです。
Blind Mattis Leken、Youtubeでみつけました。狂ったメロディを、きれいにまとめあげていますね。
Ellinor Fritz & Leonor Palazzo - Polska (cours de danses de Suède)
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