スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

松脂 JADE

2007-03-20 23:40:37 | ニッケルハルパ
最近「春になった」と書いたけど、中途半端。
日本のようなウェットな雪がちらつく。
(ウェットな雪とは、地面に落ちると解けてしまい積もらない)
写真は今日の学校前の様子。
日中の最高が10度近くになることもあるけど、まだ以前からの雪が完全には解けきれていません。

今日の午前は、前も来た人間工学!?とかいう恐ろしげな分野の専門家を迎えました。
しかーし!
今日はスウェーデン語オンリーだった。
目も合わせない、顔も見ない、という過去最高に存在を無視されました。
まぁ、仕方ない。恨むなら己の言語能力をウラメってとこか。

それでふと思った。
特別講師を時々迎えるのだけど、本当に個性というか人それぞれだなぁって。

ヨハン・ヘディン来たとき
「僕、ヨハン。みんなは?名前と出身と楽器の経験について教えて。」
と、端から順番に自己紹介タイムになった。ほのぼの。

ニッケルハルパ・オーケストラのメンバー、マルクス来たときのこと
「俺はマルクス。みんなの名前は、もう会うこともないだろうし、聞いったて覚えられないから聞かない。
じゃあ、授業を始めよう。何を教えて欲しい?」
マルクスの最初のセリフはインパクトだった。
でもねぇ、ここまでくるとカッコイイ。
クールでステキ!ってファンがつきそう。

午後からは音楽理論とアンサンブル。
なぜか今日は、シューベルト(多分)の軍隊行進曲。
クラリネットやコントラバス、フルートも入り、かなりそれっぽい。

今日も話があっちにこっちにそれてまとまりないですが「松脂」の紹介を。

松脂って、弓の毛に塗るもの。
(弦楽器をしない人は、ふーんって感じでしょうか。
弓の毛は馬のしっぽ。
このキューティクルに松脂をぬりぬりして、弦を弾くと音がでます。
塗らなければ音は雑音すらでません。)

さて、この松脂。
一番オーソドックスなブランドは、日本でも良く見るpirastro
ヴェーセンのウロフが使っているのは、フランス製のJADE
(フランス語の発音は分かりません。
スウェーデン語の発音では「ヤーデ」と読みます)

透明度のない抹茶色。
あのウロフが「今まで使ったなかで一番いい」と言うくらいなので、試す価値はある。
私が借りてみた感想としては、pirastroと使用感の違いを感じなかった。
ちなみに、以前日本で買った緑色の布にくるまれた松脂は(名前忘れた)、ニッケルハルパの音色が変わるほど非常に相性が悪かった

そういう意味では、JADEは安全圏だと思う。
(ヤマハの説明)
コメント (4)
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