スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

スウェーデンのポテチ

2007-03-09 23:59:31 | スウェーデン生活
最近、非常に忙しい。宿題、授業、練習。その上、週末は楽器作り。
なので、合間をみて今日はウプサラに買出しへ。
久々の街は、ウサギやら卵やらヒヨコやら色んなデコレーションであふれていた。9匹のヒヨコのセットがあまりにもかわいくて買いそうになったけど、やめた。使い道がよくわからない。日本に持って帰ったらトイレにでも飾る羽目になりそうだ。そんな行く末はヒヨコ達に気の毒だ。
おそらくもうすぐやってくるイースター(復活祭)関係のものだと思う。
写真をとりかったけど今日はウプサラ滞在時間30分、買うもの買ってとんぼ返りという旅程だったので残念。

ところで、部屋で一人でビールを飲むよ、と言うと大体ギョッとされる。
日本人でもスウェーデン人でも。
でも、週末にブログを書くとき、たまにこの写真のようにビールとチップスをつまみながら書くことが。一週間、疲れ果てているので(腹筋が最近、縦にわかれてきてショック。鍛えすぎ?)、たまにご褒美。

約5%のstark(strong)ビールは酒屋に行かないと売っていないので、たいていスーパーで手に入る3.5%のmellan(medium)ビールを買う。
写真のFALCONというビールは、缶をよく見たらカールスバーグと書いてあるので、スウェーデンビールではない?
おいしいビールといえば、ガムラ・スタン(旧市街)で飲んだZEUNERTZというビールがおいしかった。コンテストで受賞したようなこともラベルに書いてある。名前はスウェーデンっぽくないけど店員さんがスウェーデンビールだと言っていた。

一緒に写っているチップスは、DILL(ディル、ハーブ)テイスト。色んなメーカーがこの味のチップスを出しているので、よほど人気なのでしょう。写真とは別のメーカーで、dill&garlicというのが特においしかった。
海外に旅行に行くとなんか塩辛いのが食べたいけど沢山ありすぎて分からない…ということがよくある。スウェーデンなら、間違いなくdillテイストに決まり!

それから、さりげなく写っているキラキラのクマさんは、反射板。服やバッグにつけます。
スウェーデンという国は、どこも田舎で街灯でギラギラした日本とは違います。なので、夜道は車から分かるようにと、多くの人が反射板を体中につけています。

さて、今日はディッテの授業。
集中的な弓の練習。
例えば、弓を持つ指全体と小指の練習。
親指と小指のみで弓を持ち、弓を上下させる。

部屋の中央には、でーん!とでっかいオクターブ・ハルパの黒塗り木箱のケース。
ディッテが弾きながら、アイリッシュの葬儀みたいと。
アイルランドでは、死体の入った棺おけのふたを開け、その周りでみんなでパーティのようにお酒を飲んだり演奏したりするらしい…。
すると、クラスメートのL「じゃあ、この木箱のふた、開けて練習しようか?」
いやいや。いいです、Lちゃん。なんか出てきそうで気持ち悪い。
結局、私達はその閉じられた黒塗りケースを囲んで練習を続けた。

その後タンゴを弾き、それから、木曜にも書いたGärdebylåtenを短調(ハーモニスク)に変えてみんなで演奏。オリエンタルな感じ。とくにパーカッションの低音が効いている。
ディッテもかなり気に入ってくれて録音していた。
それから、ディッテが持ってきたCD(ブルース・コードのみ入った、いわゆるカラオケCD?)に合わせて、みんなで即興。
さすがに全員ノリノリで一斉にアドリブやると、音も姿も幼稚園児の集団のよう。
校長のミッケが面白ろそうに覗きにやってきた。「ブルース・ブラザーズ&シスターズだね!」と言い残して姿を消した。

今日はスウェーデンの音楽からは離れた一日だった。
コメント
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