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モッチリ遅いコメの距離感

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リブの形状のシミュレーション

2020-09-16 08:01:43 | オーディオ
5cm×10cmのリブを15cmおきに配置することで、程々にコントロールしやすい拡散ができそうだ、
というのが前回の論文から推察されることであったが、
資材的に5cmの厚さの板は全くないとは言えないものの入手性が悪く、おそらくコストも高めと思われる。

それならばキノコ型というかTの字のリブ(キノコの傘の部分が5cmにしたもの)だと、常識的な厚みの板が使えるのでおそらく入手性が良いと思われる。厚3cm幅7cmの板と厚3cm幅5cmの板をTの字に重ねれば作れるし、厚さ3cmの板は入手が比較的容易だからだ。
断面積としても5cm×10cmの直方体のリブだと50cm^2だが、Tの字だと断面積が36cm^2と資材削減にもなるし、厚み3cmあれば剛性はほとんど問題にならない。

拡散はどう変わるのか、鏡面反射のシミュレーションで検討してみることにした。
左上が音源で右下が反射壁である。

平滑な壁45度



直方体のリブ45度


キノコリブ45度


全反射でシミュレーションしているので、リブが入っていると反射していく方と音源に帰ってくる方に二分されているように見えるが、実際は鏡面反射しきれていないのでその中間を埋めるように音が分布すると思われる。
この前の記事での反射音の分布でもそのような分布ができている。
直方体とキノコでは拡散性にさして大差はなくむしろキノコの方が良いかもしれない。

続いて約30度でのシミュレーション

平滑な壁30度


直方体リブ30度


キノコリブ30度


キノコでもほぼ変わらないか、素直に鏡面反射する量が少し減ってくれている感じ。

キノコの間に小さいリブを入れると拡散性が変わるか試したがあまり変わっているように見えない。

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