モッチリ遅いコメの距離感

オーディオルーム、シアター、注文住宅などに関してのblog。

棚の多彩なデザインと音響調整の親和性

2023-01-08 18:32:53 | オーディオ
棚に頼らない音響調整のリスニングルームを設計しようとしていたが、本棚にさまざまなデザインがあり、むしろ棚をより効果的な音響調整ができつつ、よりデザイン性が優れたインテリアになりそうな気もしてきたので気になったデザインをピックアップしてみる。


幅の異なる棚を開口部を横向きにして並べることで凹凸を作っている本棚。
これ自体が2次元のQRDのようになっている上に、表面にさらに細かい2次元QRDをくっつければかなりの拡散性能を期待できる。さらに本棚の中を収納としても良いが1次元のQRDを入れてさらに拡散性能を上げることもできる。
似たような設計として以下のようなものもある。


この棚はそれ自体がフラッターエコーの解消と拡散性を有するウエッジ型でありつつ、互い違いに本棚の開口部を持っている。


デザイン性もさることながら、この開口部に1次元のQRDを入れることでデザイン性と拡散性は確保できそうではある。
ただし造作家具として作って貰ったり自分で作ったりするにはやや難易度が高そうに思われる。


これは棚を斜めにすることにより左右で見え方が異なる棚。


リスニングルームのように一方向からの視界しか利用しかしないことが想定される場合に相性がよさそう。
少し前に考えていたフラップデザインとも類似している。

極端に難易度が高いものではないこともメリット

本棚でやっている実例もないがこういった間接照明も多分できる。

ただ棚が向いていない片面の方に大きな吸音性や拡散性を持たせにくいのがデメリットにはなるか。

コメント
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