モッチリ遅いコメの距離感

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サーバー機能付きのネットワークトランスポートは良いと思う。だがしかし

2023-08-22 10:58:42 | オーディオ
LUMINからL2というミュージックサーバーが出るらしい。



ネットワークトランスポートに加えて、この機体自身がSSDを内蔵しておりライブラリを保存できる。
つまりL2の中の音楽ファイルを選択してL2内でUSB出力までやってくれるということになる。

今までのネットワークトランスポートは別にサーバーを立ててそこから音楽ファイルを取り出さなければならなかった。
ひと昔前はネットワークオーディオの環境が十分ではなかったためそちらの方が良い印象だったが、今となってはサーバーと一体化してしまった方が通信による悪影響を排除できるのでそちらの方が良いと思っている。
サーバーも今やSSDでほとんどの人がライブラリを全て保存できるだけの容量があるので、HDDを採用することによる動作音の心配もない。
SSD自体は動作音がないとは言われているが、製品によって差があるものの微量な高周波の動作音を伴うことが多い。そのノイズを遮音する意味ではサーバーを遠方に隔離するというより、金属筐体で密閉する方がいい。
理由は密閉すれば十分遮音できる程度の音だからである。HDDの動作音ほど完全に遮断するのが難しい音ではない。だが密閉されておらずエアーフローを考慮したような一般的なPCのケースでは動作音が気になる場合がある。そういう意味で金属の密閉筐体で囲うのがベストと思われる。

そういう意味では今回のL2は個人的には良いコンセプトなのではないかと思っている。ただ内部のサーバーソフトが独自のものを使っているというが、その仕様が現在出ている情報だけだとよく分からない。
今もクラシックの楽曲のソートはassetUpnpのツリー構造を使っている。作曲者→作品名→ソリストor指揮者→オーケストラという特殊なツリー構造でソートしているが、それが対応できるのが現状assetUpnpのみだからである。
タグ付けが非常に面倒なのが最大の難点ではあるが、タグ付けさえしてしまえばクラシックの楽曲をソートしていくには個人的にはこれが一番やりやすいと思っている。これをL2は対応できるのだろうか。調べていないが記載がないのであればできない可能性の方が高いだろう。

というわけで結局まだサーバー機能付きのネットワークトランスポートを入れるというのは現実にはできそうではない。そろそろネットワークオーディオも成熟してきてあまり進歩はなさそうなので、成熟したなりの完成度の高い不満のない製品があれば導入してみたいとは思う。


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