仮想のリスニングルームで正面壁をどのようにデザインするかというのは以前から悩んでいた。
なぜならリスニングポジションで鑑賞する際に、毎回その壁と相対するので必然的にその部屋の顔となる主役となる壁だからである。何度もその壁を見る機会が多いので相応に考えられたデザインをすべきである。
一つの発想として、床の間のアレンジを加えたものを以前考えたが、機能として必要なものを具備しつつデザインとして定評のあるものを借りることで一定のデザイン性を担保したかったという動機が否めない。
もう少し機能の面を突き詰める姿勢が足りなかったのではないかと感じ始めているので、そのあたりを少し考えてみたい。
リスニングポジションの正面に坪庭鑑賞用の窓ガラスを設置する発想は維持しつつも、以前の床の間のデザインだと窓の大きさが一次反射面を避けることを目的に細長い小さなものに制限しなければならなかった。
窓に内扉を設置することで窓ガラスの悪影響を排除したいときに閉めればいいという発想だったが、内扉を開放したときの見た目があまり配慮されていなかったし、内扉を閉鎖した時にも窓ガラスの影響を排除できるが内扉自体の音響調整が十分出来ないことも問題だった。
そのためこのあたりの設計をもう一度やり直すことにした。窓の内扉を障子戸のような引き戸にしつつ、引き戸自体を厚みもあり背板もある棚にして組み込んでみる。

これだと内扉を閉鎖したときにも音響処理の自由度がかなり高い上に窓ガラスの悪影響も排除できる。窓ガラス部分を一次反射面と干渉するほど大きくしてもあまり問題ない。
棚型の引き戸を閉めたとき。

ライティングや配色をし直せば分からないが、デザイン性はイマイチなのでその辺りは再考の余地はあるだろう。
床柱をまた付けてみる




胸を張れるほど煮詰められた設計ではないが、生活という側面と音響という側面の双方が相反しづらい設計としては以前よりは改良されている感触はある。
なぜならリスニングポジションで鑑賞する際に、毎回その壁と相対するので必然的にその部屋の顔となる主役となる壁だからである。何度もその壁を見る機会が多いので相応に考えられたデザインをすべきである。
一つの発想として、床の間のアレンジを加えたものを以前考えたが、機能として必要なものを具備しつつデザインとして定評のあるものを借りることで一定のデザイン性を担保したかったという動機が否めない。
もう少し機能の面を突き詰める姿勢が足りなかったのではないかと感じ始めているので、そのあたりを少し考えてみたい。
リスニングポジションの正面に坪庭鑑賞用の窓ガラスを設置する発想は維持しつつも、以前の床の間のデザインだと窓の大きさが一次反射面を避けることを目的に細長い小さなものに制限しなければならなかった。
窓に内扉を設置することで窓ガラスの悪影響を排除したいときに閉めればいいという発想だったが、内扉を開放したときの見た目があまり配慮されていなかったし、内扉を閉鎖した時にも窓ガラスの影響を排除できるが内扉自体の音響調整が十分出来ないことも問題だった。
そのためこのあたりの設計をもう一度やり直すことにした。窓の内扉を障子戸のような引き戸にしつつ、引き戸自体を厚みもあり背板もある棚にして組み込んでみる。

これだと内扉を閉鎖したときにも音響処理の自由度がかなり高い上に窓ガラスの悪影響も排除できる。窓ガラス部分を一次反射面と干渉するほど大きくしてもあまり問題ない。
棚型の引き戸を閉めたとき。

ライティングや配色をし直せば分からないが、デザイン性はイマイチなのでその辺りは再考の余地はあるだろう。
床柱をまた付けてみる




胸を張れるほど煮詰められた設計ではないが、生活という側面と音響という側面の双方が相反しづらい設計としては以前よりは改良されている感触はある。