かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

「熱中症死への対応」と「111才高齢者ミイラ事件の教訓から」 区に緊急申し入れ

2010年08月20日 | 区政情報
23区だけで熱中症の死者が100人を超えた!
衝撃的なニュースでした。しかも今回の特徴は、室内でも死者が出ていること。

どこへ行っても話題の中心は「異常な暑さ」のこと。

区議団でも
「気候が変わったよね。もともと北海道は亜寒帯、東京は温帯って位置付いているけど、今は、北海道が温帯、東京は亜熱帯だよ」
「春と秋の過ごしやすい季節がなくなったね。ずっと寒い日が続いて、そのあと猛烈な暑さ。四季がなくなってきている」(ぬかが)
「ゲリラ豪雨なんて、要はスコールだもんね」
「クーラーが壊れた地域の人が、水風呂に入って体を冷やしてやりすごしていた。水風呂は理論的にも一番効果があると思うけど」(針谷さん)
「でもそれって若い人でしょ。年取っていたら心臓が心配で水風呂なんて入れない」(橋本さん)
と。

そんな中、区議団として緊急申し入れを行いました。
内容は
1,熱中症対策
2,高齢者の所在不明問題です


写真は申入書を手渡している所です。

申し入れ内容です                                            

2010年8月19日
足 立 区 長 近藤やよい様
足立区福祉部長 有賀 純三様
                            日本共産党足立区議団
緊急要望書
 日頃区政の進展と福祉行政について尽力くださり敬意を表します。本日は最近の気候及び社会状況の中で、急を要する問題について、お伝えしながら善処・対応を要請するものです。よろしくお願いいたします。
                     記
1、 熱中症対策について
猛暑が続き熱中症での死者が23区で100人をこえました。対策の強化が必要と考え要望します。
① 自治体が単身高齢者などの訪問を行い、必要な措置を講じる
② 低所得者世帯に電力料金の減免やクーラー設置へ助成措置など国や自治体が公的支援を行なう
③ 生活保護世帯について
ア、 クーラーの設置が認められるよう国に求めること。
イ、 クーラーがあるが修理が必要な世帯について、せめて、修理費用について区として手当てすること
屋内での熱中症死が多い現状から早急に検討してください。

2、 高齢者の所在不明問題について
この問題の特徴は家族と住んでいるという形になっているところに発生していることがあり、家族の絆が希薄になっているとの指摘があります。確かにその側面はあると思われますが、より根本的には家族を含め高齢者の社会的「孤立」が深刻化している状況があると考えます。また、背景に社会保障の貧困が横たわっていることは否定できません。
この問題の発端となった足立区ではすでに対策をとりはじめておられると思いますが、私共の視点からいくつか強調したいと思います。
① 行政の責任として可能な方法で所在の確認を徹底すること。
② 安否確認など行政による見守り支援体制を強化すること。地域の人々がおこなう高齢者に声をかけ支えあう取り組みなどに行政が支援すること。
③ 高齢者の孤立の根底にある社会保障の後退、生活困難の拡大を視野に入れ、区政全般で改善する方向性を持つこと。
                                     以上

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。