かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

山中湖林間学園4000万円で売却なんて!!

2012年06月27日 | 教育・子ども
この間、議論してきた「山中湖林間学園」について、「再度売却」の情報連絡がありました。


これが山中湖林間学園全体の敷地図です

①がもともと山中湖林間学園として使われていた部分。
23557㎡の広大な土地(転借地)と建物を最低価格4002万円で売却というのです

②~④の土地は、追加で山林を購入し、山林のまま放置。一度も使わないまま売却。これも「税金の無駄遣い」ですよね。
②約1000㎡227万円
③約1650㎡345万円
④約1650㎡375万円

山中湖林間学園のレクリエーションホール棟や宿泊C棟、浴室等は新しく、きれいな施設です。

体育館。区内の学校の体育館よりよっぽど広くてきれいです


浴室。大小合わせて4つあります。


一般の方の宿泊も受け入れていた宿泊棟

こちらは古い建物の方の「食堂棟」

こんなすてきな木製の椅子が数百脚


これらも全て4000万円の中に入っています。


食堂棟には「最後の献立」が残っていました


 区は、廃止した山中湖林間学園全体を居抜きで売却しようとしていましたが、売れないため、このほど4区画に分けて売却の入札を始めました。入札受付は6月25日ですが、早くも「建物のある①の部分は売れない」と言われています。

何故売れないのか?
 この土地は、「転借地権の土地」です。底地は山梨県が持ち、借地権は富士急、区は富士急から「転借地権者」として地代を払い借り受けています。しかも用途の規制があり、別荘地なので旅館業もレジャー施設もダメ。保養所や会社などのの保養施設としてしか使えません。買い手がつかないのも当然のことです。だから今回、更地のままの②③④の土地だけは「売れる可能性もある。先に売りたい」と、4区画に分けたのです。

返却もできない
行くも地獄、引くも地獄!

 区は、一時期富士急に返却することも含めて検討をしました。しかし、返却にも条件がありました。それは「更地にして返却する」ということです。今の建物を除却するには、数百本の杭が入っていることもあり、この間の質疑でも「数億円かかる」ことが明らかになっています。
 売ることもできない、返却(転借地権の返上)もお金がかかって困難。まさに「行くも地獄、引くも地獄」という状況です。

自民党「どうせ売れないから数億かけて更地にして富士急に返却を」
 12日の本会議、自民党は代表質問で「維持費が年数百万かかる不良債権。数億かかっても返却を」と発言しました。でも区民の貴重な税金の使い方として適切とは思いません。

共産党「有効活用を」
 もともと私たちは「廃止・売却ではなく、区民の財産として有効活用を」と強く求めていました。
 今、鹿沼野外レクリエーションセンターも廃止され「サークル合宿」などに使える施設も皆無となった中、区民からは「何で廃止したの?」との声が上がっています。売ることも返すこともできない中、区民の財産として有効活用することこそ必要ではないでしょうか。

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