かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

交通権保障は全ての施策の土台「主旨を理解して空白地帯をなくします」

2010年10月19日 | 住まい・まちづくり
今日は、決算特別委員会3日目の論戦の一部を再現し、お伝えしたいと思います

◎ぬかがー公共交通について質問する。「新しい人権」として交通権がある。国民一人一人に「移動する権利」があり、高齢化などの事情により移動が制限されている人々にも差別されずに「移動」を保障していこうという考え方。国土交通省はこの交通権確立の考え方に基づいて、「交通基本法」の制定をめざし、来年の通常国会に法案を提案するとしている。
この法律は社会福祉の向上など持続可能な社会の実現のために交通を有効活用するという枠組みを示し、多様な交通手段で地域公共交通を維持・再生・活性化するもの。区は現在交通マスタープランの制定に取り組んでいるが、こうした考え方に基づいて、交通マスタープランを制定する必要があると思うがどうか。
●答弁ー現在、交通基本法の制定だが、国交省が主体となり法令化を見据え、「移動する権利」を含め3本の柱を視野に検討している。区のマスタープランもその主旨を十分に理解して、特に「移動する権利」については、高齢者の買い物、通院等にも困らないようにきめ細かな交通政策を展開を目指す。

◎ぬかがー区はパーソントリップ調査も行い、交通不便地域を特定した。

(地図を示しながら)周辺や中心部の六月、栗原も、空白だ。これらの空白を解消を「計画に位置づける」必要があると思うが、そのためにも採算性の高い路線だけでなく、採算性が低い路線についても、自治体と交通事業者が協同して、取り組む必要があると思うがどうか。
●答弁ーまだ、空白地帯がある。今回のマスタープランでも空白地帯をなくすのが大きな柱、しかし、バス事業社にこれまでの進め方、採算路線割りもあれば、そうでない路線もある。全体のバス路線の中で、利益配分で進めてきた。その考えに基づいて今後も、バス事業社とは空白地帯を埋めていくように協議していく。
インフラ整備が終わっていなくて、バス路線が入らない所もあるが、インフラ整備の時期を見はかりながらバス路線の計画を入れていく。

◎ぬかがーそのために、①採算性の低いエリアについては、必要な支援を行っても整備することが大事だ。②幅員6㍍以下の道路については、車両制限によってコミュニティバスの許可が交通管理者から下りない。葛飾区などで導入しているように、低料金で乗れる乗り合いタクシー(ワゴン車等も)の導入も必要。③今回「交通不便地域」から除外された、鉄道駅から一千㍍以内であったり、3百㍍以内にバス停がある地域であっても、実際にはそのバス路線の運行本数が少ないために、実際には不便な地域の課題にも取り組む必要がある。事業者は採算性から本数を減らし、さらに利用者が減るという悪循環を断ち切る必要があるがどうか。
●答弁ー車両制限令等々でコミュニティバスでも運行がきついと言うところでは、区内には70社ぐらいのタクシー事業者がいる。連携して今後、新たな視点できめ細かな交通政策を展開していきたい。バスの本数は、1時間で3本くらいは必要と認識している。バス事業社に要望していく。



◎ぬかがー例えば、国道4号線の旧道の栗原・六月町地域を走る西新井駅から竹ノ塚、桑袋まで行く東武バス。以前のように昼過ぎに終バスが終わる状況ではないが、多い時で一時間に2本。一時間に1本もないときもある。しかし、バス路線、バス停があるということで不便地域に位置づけていない。こういう所に運行本数を増やす働きかけ、もしくは、栗原・六月町地域で言えば及び新しく開通した補助255号線など路線の整備が必要と考えるがどうか。
●答弁ー本数の少ない路線はある。路線の微調整による利用促進を進めたりすれば、不便地域を解消できる。微調整で実現できるところがある。それも含めてマスタープランの中で検討していく。

◎ぬかがー「地域公共交通は全ての施策の土台」であり、医療、福祉、教育、観光等のサービスを住民が受けられる立場で取り組んでもらいたい。

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