かずこの想い

日本共産党区議会議員ぬかが和子の日々の出来事や想いを綴るページ

関原一丁目「修復型まちづくり」事業の案内をする

2012年06月09日 | 住まい・まちづくり
梅雨入りしたのでテンプレートを変更しました

以前から私は区議団に「一度は関原一丁目のまちづくりを見ておいた方がいい!」と言っていました。
本日、雨の中でしたが、みんなで街歩きをしました。
私は、地図片手に区議団のみなさん、そぶえ基樹衆院13区予定候補、大島都議秘書の西の原恵美子さんを案内をしました。

関原一丁目は、典型的な木造密集地域で、以前は「火災保険に入ることができない!」地域でした。
私が議員になった1991年、当時は国の「防災生活圏モデル事業」という事業名で、修復型のまちづくりがスタートして間もないころでした。

ものの見事に狭い路地、袋小路、軽自動車がすれすれでしか通れない道が沢山ありました。
当時は「まちづくり事業」というと、「再開発」というくらい、住んでいる人が追い出されることが常でした。
その中で、この「修復型まちづくり」は、「住んでいる人を追い出さない、コミュニティを壊さないで、火災に強い街にする」が基本理念で、私も推進の立場でよく議会で質問をしたものでした。

事業が始まって、2回の事業延伸をし、25年にわたる息の長い取り組みで、街がどう変わってきたかを検証する目的でもありました。


まずは「愛恵記念館」に集合。
ここがまちづくりの拠点です。以前は「愛恵学園」というキリスト教系の、児童養護活動が行われていました。宣教師でもあるペイン先生のご遺志により「建物などを残す形で、生かす形で」区に寄贈され、地域の拠点として生まれ変わりました。
この愛恵記念館は、ミニ展示と会議室などがあります。


同じ敷地内にある「まちづくり工房館」。

このまちづくり工房館は、地域内に町工場や作業場が多く、事業協力をして立ち退く者が、「この街に住み続けられるためには作業場も必要」ということで、一室一室が作業場になっています。安い賃料で今も営みを続けています。


ここは路地の隅切りの用地を区が購入して設置した「プチテラスいずみ」です。
鈴木けんいち区議が「今までプチテラスというと、マンションの一角などばかり見てきたけど、こういった密集地域にプチテラスをつくる役割は大きいね」と感想を語っていました。


関原一丁目ふれあいコミュニティ住宅です。
これは「区営住宅」になります。街づくり事業に協力した方のうち、地権者は地域内での移転補償がされます。しかし借家人、借地人は住まいがなくなってしまう、そんな事業協力者が入ることができます。建設後、街の方々の要請を受けて地域内に走る予定の「都道136号線」の事業協力者も入居できることになりました。このコミュニティ住宅が7棟68戸あります。これがあるから、「住民追い出しのないまちづくり」ができます。


続いて梅田掘り沿いにある「梅田上町プチテラス」。こういったプチテラス、児童遊園など広場が11か所整備されています。
地下には防火水槽があります。
これは「かまどベンチ」です。非常時には「かまど」になります。


こういった狭い路地が沢山ありましたが、かなり改善されていました。長年コツコツとの取り組みが大事ですよね。
この路地はつい数年前まで袋小路になっていました。その袋小路の土地の一部を区が購入して

袋小路を解消!
広々と通り抜けができるようになっています。


これが一番新しくOPENした(今年2月)「ほっと児童遊園」。
この児童遊園は、地元町会と区が初めて防災協定を結んで、地元がより利用しやすくするものです。


児童遊園の中にはマンホールトイレ


トイレの形になっているのがお分かりになるかと思います。


かまどスツール。座面を外すと炊き出し用のかまどになります。


こちらには収納ベンチ。ここにマンホールトイレ設置の道具などが入っています。


雨水タンク。「隣の住宅の屋根から雨水を集めて貯留。樹木の水やりに利用し、環境に配慮」といわれていましたが、なぜか管がつながっていませんでした???

 
関原一丁目コミュニティ住宅1~3号

それぞれが個性的で、「すごくいい」と参加者の感想。


そのコミュニティ住宅の前にある「てのひら児童遊園」。この児童遊園によって行き止まりが解消しました。
写真は、児童遊園内にあるソーラー灯です。非常時災害時、停電しても大丈夫です。


雨の中、「がくアジサイ(額紫陽花)」が満開でした。
久しぶりに関原一丁目の街あるきをして、以前とは本当に変わったと。狭い道が本当に少なくなり、燃えにくい建物が増えていました。こうやって地道に街を変えていく営みのすばらしさを感じました。






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