鉢伏山林道は今が紅葉のピーク。美しい色彩を楽しんでいると・・・
林道の「のり面(切土・掘削による人口斜面)」に見慣れた葉が。
なんとブナの稚樹(子ども)です。
見上げると道路の際に大きなブナが。こぼれ種が育ったのでしょう。
しかしここは道路ののり面。こんな環境ではブナは大きく育つことなく枯れてしまう運命です。
もっと前に雑草と一緒に下草刈りされてしまうかもしれません。
ブナの実から芽が出るのはそう簡単なことではありません。
このような稚樹は貴重です。
みすみす枯らせてしまうより生かしてあげたい。
ちょうど鉢伏山の頂上エリアはネマガリタケを刈り取って広くしたばかりなので
そこへ引っ越してみることにしました。
鉢伏山頂上エリアはブナが絶えてしまっていますが本来はブナ林が育つ場所です。
豊かな腐葉土の明るい森です。理想的な環境に穴を掘って植え付けました。
もしこのブナが活着したら・・・
今日は鉢伏山にとって記念すべき日として記憶されるかもしれません。
さあ、これから観察開始です。