今年も長野大学環境ツーリズム学科の学生さんが能登に来てくれました。
去年は鉢伏山で竹取物語を体験していただきましたが、(
去年の様子はこちら)
今年は穴水町明千寺周辺をノルディックウォーキングで散策しました!
インタープリターの山は、この夏、19日間かけて能登半島1周を歩ききりました。
(
「のと遍路」掲載記事まとめ)
学生たちにも「のと遍路」体験をしていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/c6/9409cf75a6f4f93122989985dd6f3c61.jpg)
まずは、準備運動。ポールの使い方を練習して、いざスタート!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/34/2d10e3aac6d31ad28f3e71e3599944db.jpg)
普段、通りすぎるだけでは気がつかないものが、歩くペースだとよく見えます。
心地よい潮風を受けながら、のどかな風景を進みます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/9b/31767a331b47fdcc5dd23a3a76d829ca.jpg)
途中、公民館でおばあちゃんの集まりに遭遇!
「どこから来たの?暑い日にたいそ(大変)やね~」と冷たいお茶をくださいました。
本当にありがとうございました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/4d/2a5a41834d9f4d8d2afdf78474adc5f4.jpg)
地元の星野さんの案内で、「マンポ」と呼ばれる地下水路を見学しました。
小さなトンネルを昔の人は人力で作ったそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/36/515a46222f402e4de580e7376d588a7e.jpg)
バタバタ!とコウモリの歓迎?も受けました(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/b0/d67f03068e674214b887f7d46aab4ef0.jpg)
能登半島は大きな川がなかったので、農業用水の確保が大変だったそうです。
山水や川を引き、ため池をつくり、用水路を通して田んぼに水を引きました。
そのために水争いも起こり、当時子どもだった星野さんは水をとられないように
「水の番」をしたというエピソードも教えてくださいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d5/eaa686d034b4e579ab648d4a6c9066b1.jpg)
今ではため池も整備され、ポンプによる水のくみ上げ等、水で争うことはなくなりました。
今度は農業の担い手不足で、耕作放棄地が目立つようになりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/9c/8c490883bb2b23fca3f953dbc5449ece.jpg)
お昼ご飯は地元の女性グループ「あかるみ会」のみなさんがご用意してくださっていました。朝採れ野菜をふんだんに使ったお料理はどれも美味しく、お腹いっぱいです。
学生たちも大満足のご様子でした!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/9c/4ad105f1d0607b63651ac5bb307b3315.jpg)
明泉寺を見学させてもらいました。
明泉寺は652年(白雉3年)創建とされる真言宗の古いお寺です。
住職に、当時の繁栄を描いた貴重な古絵図を見せていただきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a1/598bbd0aeff0fb46930aacfa13dc37bd.jpg)
午後からはもうひとふんばり。
のどかな田園風景を歩きます。明千寺の集落にはお地蔵様を多く見かけます。
しかも、手作りの前掛けや頭巾がかわいらしく、地域の方のあたたかい人柄を感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/d2/b17c1816d44aebe4bff608de1ce22d9d.jpg)
里山里海ノルディックウォーキング(明千寺周辺編)は立戸ノ浜がゴール。
能登は山と海が近いところです。昔の人は自然と共存して、工夫しながら暮らしていました。里山里海の暮らしぶりを感じていただけたでしょうか。
みなさん、お疲れ様でした!!