能登でココロもどる旅

ぶなの森エコツアーのスタッフブログです。
能登の海・山・里で日本の原風景に帰る旅を楽しみましょう。

スタッフブログ

インタープリター山崎の日常、スタッフブログ「ゆらりぶらり」も日々更新中です!

紅葉の森びとマスター

2011年11月17日 | ― 森びと
山里は紅葉まっさかりですが、鉢伏山はそろそろおしまい。
落葉が進み、冬が近づいてきました。

それでも今日はいい天気になりました!ぽかぽかと心地よい一日です。
どうやら、お客様の中に“晴れおんな”がいたそうで~感謝、感謝です(^^)


落ち葉を拾って、紅葉のひみつを解説中です。
能登の森の動物たちもイラストで紹介しました。
クマ、カモシカ、サル、イノシシ、リス…能登にはいるでしょうか?


鉢伏山から能登半島の沖合の島、七ツ島と舳倉島を見ることができました。
特に舳倉島が見える日は少ないのですが、今日のお客様はラッキーでした。
写真は一斉に双眼鏡をのぞきこむ立ち姿です(笑)。

それだけではなく、今日は北アルプスの山々がきれいに見ることができました!
雪化粧した美しい山々をお見せしたいのですが、カメラでは上手にとることができず…。


ブナ林の中では、木の根元で休んでいただきました。
お目覚めに、森のフレッシュハーブティーであったまっていただきました。


本日のグループはカイロプラクティックに通っておられる方々でした。
日頃から健康に関心が高いお客様に、初のお披露目となる「ノルディックポール」をお試しで使っていただきました。足の負担を軽減してくれることから、みなさん足どりが早い!姿勢もきれいになりますね。
実は「双眼鏡」も初のお披露目でした。途中、立ち止まって双眼鏡で観察したりと、新しいアイテムをフル活用していただきました。今後もお客様に楽しんでいただけるよう、プログラムを充実させたいと思います。

インターン学生と森びとマスター

2011年08月31日 | ― 森びと
金沢大学の学生4人がインターンシップでやってきました。
これから2週間、古民家に住まいながら地域を知り、新たな能登のエコツアーを探ります。
今日はじっくり鉢伏山のエコツアー「森びとマスター」を体験してもらいました。

ツアーの道順を確認して、出発。

一本のブナの木をじっくり観察。

ナラ枯れによる森の変化も確認してもらいました。

昔の人が歩いた道をたどっていくと、当時の暮らしぶりが見えました。
「なっとく。」と目がキラッと光った男子4人組。
面白かったみたいです。

彼らにとって何もかも新鮮な能登での生活ははじまったばかり。
古民家に住まう虫たちに嫌われている?ようですが、早く仲良くなれるといいね。
(今井)

ノトノブナノモリ 森びとマスター

2011年08月13日 | ― 森びと
今日のツアーは、山好きのお客様がいらっしゃいました。

これまでは県外の高い山を登って来られたそうですが、
もっと能登や県内の山にも目を向けたいと、ツアーに参加されました。
じっくりと能登の森を楽しんでください。

森を下り、水源を探るトレッキングです。

途中、こんなゲストにも出会えました。
夏の主役、こちらは「エゾゼミ」です。
ミーンミーンではなく、ジーと低い声で森の奥から聞こえてきます。

今はちょうど、たくさんの実をつけたブナの木が見られます。
「ブナの木をこんなにじっくりと観察したことはなかった」
いつもと違う目線で能登の森を楽しんでいただけたようです。
低い森もなかなかいいですよ。
是非、紅葉の時期にもお越しください。

ノトノブナノモリ 森びとマスター

2011年08月04日 | ― 森びと
能登のエコツアーの体験に、中央大学の先生と学生が来られました。

下界?では真夏日の今日も、森の中は避暑地です。
ブナ林の中で、先生と学生が手をとり、目隠し木探しをしました。
視覚以外の感覚をフルに使うことで、より森を感じていただけたでしょうか。

じっくりとブナの木を観察。
直径からブナの樹齢を計算します。さすが、現役生は計算が速い。

ルーペで小さな世界をのぞき見。
すると、新しい発見が!

環境問題に関心がある学生でしたが、能登の自然環境は楽しんでいただけたでしょうか。
興味津々な学生を、微笑ましく見守る先生の姿が印象的なツアーでした。
是非、またいらしくださいね。

ノトノブナバヤシ 森びとマスター

2011年05月07日 | ― 森びと
森びと ノトノブナバヤシ in 鉢伏山」ツアー、実施しております。

ゴールデンウィークに金沢から女性3人がやってきました。
ツィッターやブログを通じてのご友人だそうで初対面の方もいるそうですが
すぐに打ち解けていらっしゃいました。新しい交友関係ですね。

森びと マスター」のプログラムはより深く自然観察を行い、少々ワイルドな道を進みます。
森は今、花盛り。とはいっても意識して見てみないと気が付かないかもしれません。
でも一度分かってみると次々と新しい発見で見る目が変わってきます。

この時期は鳥のさえずりが谷に響きわたります。今回もたくさんの鳥が迎えてくれました。

昼食タイムは思い思いにゆったりと森の中。地域の食材を使ったお弁当です。

”かわいい”その①「森のスマイルマーク」とはこれです。

”かわいい”その②ノウサギの赤ちゃんにも会うことができました。私も初めての遭遇でビックリ。

今回は簡単なセルフマッサージも始めてみました。森の中なら心までも癒されます。

そして生きるエネルギーに満ちた春の森で元気になりましょう。この通り効果抜群です。

とても楽しいツアーになりました。
ガイドがインタープリターとしてまた案内人として皆さんに楽しんで頂くよう心がけるのはもちろんですが
お客様が本当に楽しんで頂いたと実感できたツアーには手ごたえがあります。
そして本当に幸せな時間を共有できます。お客様あって、お客様のおかげだとつくづく感じました。

鉢伏山 外国人記者をガイド

2010年10月16日 | ― 森びと
生物多様性条約第10回締約国会議「COP10」の開幕に合わせて世界中から識者が日本に集まっています。
名古屋で行われる全体会合の前に、スウェーデンから来日した記者の方を鉢伏山へお連れしました。

スウェーデンはノーベル賞、高福祉国家、環境への取り組みなどの強い理念で
世界をリードしている国です。
マッツさんは自然科学系の雑誌のジャーナリストで自然保護団体の会員です。
ということでヨーロッパの自然と対比しながら日本の自然の独自性を伝えるプログラムを組みました。
前職ではヨーロッパ相手の仕事だったので彼らが興味を持つことの察しがつきます。
相手に合わせたインタープリテーションを心がけるのはガイドの「いろはのい」。

例えばデータ的な裏付けを好むので事前に確認しておくなど、工夫しました。

テーマは日本の自然と里の関わり、つまり里山のありのままの姿をお見せするということでした。

その関心に沿ってナラ枯れ被害を複眼的に提示しました。これは今回の肝でした。

解説ばかりではなく、けもの道のようなところもご案内しました。

あべこべに逆取材されているところ(笑)。

多雪による特徴的な森であることを実例を以て解説します。
最後にマッツさんは笑顔で Good guide! と言ってくれました。

今回は通訳の方も付いていたので細かいところまできちんと伝えることができたと思います。
外国の記者をご案内する貴重な経験を積むことができました。

鉢伏山 水源の森エコツアー

2010年06月03日 | ― 森びと
私たちのエコツアーのメインプログラム「水源の森エコツアー」を最上の季節・最高の天気で実施しました。
ガイドとしてもこのような素晴らしい日にご案内できることに喜びを感じました。

ブナやミズナラの森から下って谷底に向かいます。川の源流まで下りると森の様相が変わります。
イギリス人3人を含む6人のパーティーです。なんだか日本じゃないみたい(笑)。

ダグさんは木製品の職人で、木の種類もかなり詳しくヨーロッパの事情も教えてくれて勉強になりました。

みな好奇心いっぱいです。私もブナを皮きりに様々な森の不思議をご紹介しました。
美しい鳥のさえずりはこの時期ならでは。様々な体験を通して森そのものを感じてもらいました。

詳細は・・・ツアーでお話します(笑)。

アドベンチャラスなコース歩きで自然観察した後は、森を楽しみゆっくりとした時間を過ごしました。
「目隠し木探し」は今回も盛り上がりました。

そうそう、自分の木を見つけられたらすごくうれしいんです。


自分の木に名前を付けてもらいました。
ポールさんは”Family of Friends” 友達の家族。

桂子さんは”マジシャン” 見る場所で見える本数が違うからだそうです。

みなさん、なかなかネーミングがうまいですね。

文音さん、みなさんをお連れ頂きありがとうございました。

また秋にも来て下さい。違う季節も楽しいですよ。

鉢伏山 水源ブナの森

2009年11月04日 | ― 森びと

文化の日にピークとなった季節前倒し寒波。
その余韻が残る鉢伏山の森は一気に晩秋の装いです。

そんな中で社員によるモニターツアーを行いました。
詳しくは社員ブログでご紹介します。

私はこれまで鉢伏山のブナ林に入って道を作り整備をしてきました。
山を知る地元の方から「まず一年見んと何も分からん」と忠告を頂き、
とにかく私にとって初めての季節を手さぐりでひとつひとつ観察してきました。
 
そしてようやくおぼろげながらも鉢伏山の全体像が見えてきた感じがしています。
ここが奥能登の水源を守るブナ林であるということ。

「水源ブナの森」を訪れる方たちに知って感じてもらいたい、そう思っています。
長い間、人が関わってきた奥能登の自然の実相を大きな生態系としてお伝えできる
エコツアーを丹念に作り上げてみたいと考えています。
今日は海を隔てた北アルプスが見えました。寒い季節はもう間近です。
奥能登の冬もまた私にとっては初めての季節です。