だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

五度目の渡英〜ロンドンのクラブへ

2015-05-01 | 2015年春、英国の旅
■2015年4月20日■

前回ロンドンに渡ってから1年3ヶ月。
仕事でストレスも溜まり、少しずつ英語に親しむ努力はしていましたが、
毎日毎日退屈で仕方ない。どこでもいいから旅に出たい気分でした。
でも国内は行きたくない。やはり外国でないと。
この1年3ヶ月の間に何度か行こうと思うタイミングがありましたが、
どれも決断には至りませんでした。

そんな時、ドラマ「シャーロック」の公式コンベンションが開かれると知り、
このタイミングで行かなければ、次がいつになるか分からない!
ホームズを通して知り合った友達も、同じ時期にロンドンにいるというので、
コンベンションのチケットと航空券を予約しました。

今まではヴァージン・アトランティック航空(以下VA)の直行便を使っていましたが、
ご存知の通り、VAは日本から撤退してしまったため、
今回はブリティッシュ・エアウェイズ(以下BA)の直行便を予約。

10:55発の便だったので、8:30頃に空港に着けば余裕だなーと思って就寝したのですが、
翌朝、起きてみたら出発予定の時間に起床!やばい!どうしよう!
パニック状態の中、慌てて用意していた服と最後に詰める予定だったものを押し込んで、
最寄りの駅に向かいました。
駅に着いてから、路線情報を検索したところ、集合時間には十分間に合うことが判明。
助かったー!



今回初めて第二ターミナルから出発。
着いてみたら、飛行機自体も30分遅れが出ているとのこと。
二重に助かったー。
フロントで「遅れて申し訳ありません」と言われたけど、
「いえいえこちらこそ申し訳ない」な気分。



搭乗前にタモリが表紙の雑誌「SWITCH」を機内の読書用に買おうと、
あちこちの書店を廻るも、発売日なのにどこにも置いておらず。
諦めて搭乗しましたが、BAはエンターテイメント・システムがしっかりしてるので、
(VAの機内上映は一斉に開始されてたけれど、BAは自分の好きな時に開始したり停止したり出来る。)
ちょうど日本で公開されたばかりの映画「バードマン」や、日本では公開されなさそうな"パディントン"
ドクター・フーのシリーズ8や、前に記事でも書きました"Mapp and Lucia"を復習で見ました。
("Mapp and Lucia"は後ほどロケ地を巡ることになっていました。)



日本の上空は天候が荒れていて、
シートベルト着用サインが消えたと思ったらまた付いて、
なかなか機内食を食べられず。
飛行機に乗っていて酔いそうになったのは初めて。
成田を発って約二時間後にやっと食事にありつけました。
BAの食事ではCAが「ワインはいかがですか?」と薦めてきます。



飛行機の最後尾の座席のせいかとても寒く、なかなか眠れませんでした。
ダウンに包まりながら、音楽を聴きながらウトウトしているとスウェーデンあたりの上空に。
望遠の利くカメラを新調したので、地上がはっきり見えます。
ICチップみたいな四角い場所が見える…。



英国に近づいてくると、風力発電の風車が点々と見えてきます。
見えてきた地上はイプスイッチあたり?



どこかの桟橋もはっきり見えています。
ロンドンの郊外に入るとお馴染みの家並みが。
この並び方を見ると、英国に来たなーと思いますね。



2度目の食事は海鮮丼。
食後の窓の外には、ロンドン中心部が見えてきました!
白い楕円の屋根はO2ですね。ちょうどコンベンションが開かれるExcel Londonのある方向です。

ヒースロー空港でも、やはり初めてのターミナル5に到着。
入国審査へは、乗継電車で2駅移動します。



電車に乗ったら3人組の少年(小学校低学年位)たちが3才?くらいの男の子(と母親)に
「どこから来たの?」「何才?」とか質問攻めにしていて、
「すっごい可愛い」「この子の瞳の色が好き」ってメロメロ状態。君等も充分可愛いよ。

1時間程待って入国審査自体はサックリと終了。
ターミナル5はほとんどBA専門のターミナルといった雰囲気ですね。



今回も地下鉄で中心部まで移動です。
オイスターカードをチャージしてから、ターミナル5はピカデリー・ラインの始発なので、座っていくことが出来ました。



初日の宿はラッセルスクエア駅周辺。乗換なしでまっすぐ行けます。
駅から歩いていくと、先日日本で見た映画「パレードへようこそ」の舞台になった本屋さんがありました。
アンドリュー・スコットが演じるゲシンがオーナーの、LGSMの拠点になった本屋さんですね。



なんにも知らずに偶然の発見! こんなところにあったんですねー。

無事に宿(ホステル)へついて、荷物を整理しようとすると、
同じ部屋の女の子が話しかけてきました。

ブラジル人の子で、昨日ロンドンについたばかりとのことで、
今日はあちこち歩き廻ったから足を休めていると、ベッドに横になりながら話していました。
時間は夕方をとっくに過ぎていましたが、この後の予定が何もない私は、
彼女に何かオススメの過ごし方があるか訊いてみました。
すると「これからこの部屋の人とパブに行くけど、一緒に行く?」とお誘いが。
「でも邪魔になるのは悪いし…」と遠慮がちに訊いたのですが、
「そんなことないよ、一緒に行こう」と言うので、
しばらく休んでから、そのブラジル人の子と、同室のオーストラリア人の男の子と
ピカデリー・サーカスにあるZoo Barに行きました。

Zoo Barは今まで何度か通ったことのあるレスター・スクエアのすぐ傍の場所にあり、
パブというよりはクラブっぽいところで、入場にもパスポートが要ります。
何気に初めてのクラブ体験かも…。



ここでサイダーとハンバーガーを注文。
地下のテーブルで食事をしながら、お互いの国について話をしました。
男の子が「日本人は紙で鳥を作ったりするよね? あれは印象的だなー」
というので、持っていたメモ帳で鶴を折ってあげると、女の子は喜んで写真を撮っていました。

ブラジル人の子は英語が流暢なので「ブラジルの人は皆英語喋れるの?」と訊いたら、
ほんの一部が喋って皆というわけではないらしいです。
彼女は半年間オーストラリアに滞在していて、ケープタウンにも長期滞在したことがあるとのこと。
英語の発音が聞き取りやすいと誉められた私は男の子に
「(彼女みたいに)半年も英語圏にいれば君も完璧に話せるようになるよ!」
と励まされました。やっぱり英語圏にいないとダメだよね…。

クラブなので、地下はダンスホールになっているのですが、
あまり人がいないので、食事を食べ終わってから人の多い一階へ移動。
暫くロングアイランドアイスティーを飲みながら音楽に身を任せていましたが、
一緒に行った2人がいい感じだったので、
(つうか何故誘った…やっぱりお邪魔虫じゃないか)
私は慌てて「明日は早いし、今日はもう疲れたから先に帰るわ」と退散宣言。
「大丈夫?ここから帰れる?」と心配されましたが、
(絶対年下だと思われてたなこりゃ。)
「私、これでもロンドン来るの5回目だから!」と言ったら分かってくれました。
その後はほろ酔い状態で電車に乗り元の部屋へ。



ほろ酔いでも、シャーロック・コンのポスターを撮ることは忘れず。

はぁー、こういう熱々カップルから逃げるためにロンドンに来たというのに…と敗北感。
シャワーを浴びて早々に休みました。
翌日は、前述した"Mapp and Lucia"の舞台である小さな街、ライへと向かいます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする