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だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

細野晴臣&東京シャイネス公演@九段会館

2005-12-28 | music
冬になると聞きたくなるのが名盤「HOSONO HOUSE」。
その音の暖かさは、吐く息が白くなる冬の心の中に、
暖炉のような安らぎを与えてくれます。

その「HOSONO HOUSE」の曲を中心に、
細野さんが何十年ぶり?にソロライヴを開きました。
東京シャイネスガールとしては、行かねばならないわけです。


この年末、一番のワクワクイベント。
幻のプラチナチケットを手に九段会館へ。(↑画像)
チケットに二階と書いてあったので、どうかなーと思ったのですが、
意外と観やすい高さでした。
ステージ全体を眺めるにはちょうどいい位置。
客層は、私の見る限りでは男性が多かったような。

オープニングアクトはKAMA AINAこと青柳拓次さん。
セーラーらしきシャツをきて、ひとりでギターとドラムを演奏。
細野さんのソロにぴったりのオープニングですね!
そこに海が見えたもん。(妄想)
ひとりであれだけ素晴らしい音楽が演奏できるなんて。
あまりに和やかな音楽に、眠ってしまいそうな方もチラホラ。

演奏が終わると、細野さんとシャイネスメンバーがすぐ登場。
気取りのない雰囲気がいいですね。

■細野晴臣(Vo/Ac-G)
■鈴木惣一朗(Mandolin)
■浜口茂外也(Dr)
■高田漣(PedalSteel)
■伊賀航(Ac-B)
■三上敏視(Acc/El-G)
■高野寛(G)


セットリストはこちら↓ …たぶん合ってる、かな。
---------------------------------------------------
01 ろっかばいまいべいびい
02 風をあつめて
03 暗闇坂むささび変化
04 僕は一寸
05 LOTUS LOVE
06 恋は桃色
07 POM POM蒸気

08 Hi-Heal Sneakers(Tommy Tucker)

09 チャタヌガチューチュー
10 夏なんです
11 終わりの季節
12 はらいそ

encore
13 風をあつめて(やり直し)
14 幸せハッピー
15 STELLA
---------------------------------------------------


会場全体が、まるで家族のような一体感を持ってました。
ヨン様的に言えば、そのまま「家族」なんですけどね。
始まりからまるでアンコールのような大きな拍手が起こって、
細野さん「これから始まるんですよ?」って言ってました。

やっぱり始まりは「ろっかばい…」でしたね。
そのあとに「風をあつめて」が続いちゃうなんて、
なんて贅沢な曲順なんだろうか…

ところで細野さん、かなり緊張されていたらしく、
「風をあつめて」で歌詞をとちり、
すぐ「♪防波堤~、……まちがえちゃった!」と一言。
二回間違えた時には「ダメだ、この曲、歌えないや!」。
…素直に言っちゃうみたい(笑)。
ラジオでも、この曲のこのフレーズが…って説明しようと歌おうとすると
「ダメだ、声が出ねぇや(笑)」とか、 しょっちゅう言ってましたからね。
ただでさえ歌いにくい曲でさらに歌詞も飛んじゃったんでしょうね。

でも、CSフジの収録が入っていたこともあるんでしょうが、
アンコールで「もう一回、歌わせてください」ということで、
二回目の「風をあつめて」が実現。
得した気分ではありますが、間違えないかとハラハラしたのも事実(笑)。
教授も緊張してピアノソロ初日は間違えてたらしいけど、
細野さんも緊張するんだなー。意外。見た目によらず。

ところで、意外といえば「LOTUS LOVE」!
まさかYMOの曲もやるとは。やったね!!
「鈴木くんもやっているから、やってもいいんじゃないかと…」らしいです。
トロピカル三部作ならやるだろうなーと思ったけど、
個人的には「チャタヌガチューチュー」「POMPOM蒸気」も楽しかったな。トロピカル万歳!
…そいえば始めに
「中南米音楽愛好会にようこそおいでくださいました。」
みたいなことを言ってましたね。

MCも、いつものラジオのノリで、
鈴木さんに「鈴木君、どう思う。この一連の流れ?」と聞いてみたり、
「…練習ではうまくいってたよね?」とか、
「歳をとると反応が遅れてくるんですが、
 今日は若返ってるのか今(緊張が)きてるみたい」

…失敗の言い訳になっちゃってますよ!!
すごい汗かいてらっしゃいました。
メンバー紹介がてら、浜口さんに「歳、いくつになったんだっけ?」。
(浜口さん)「54歳です」「…僕を追い越さないんだね」とか、
「虫を見たんです。虫は注目されることがないので、ぎょっとするわけですね。」
…で、今自分がそんな状況だと仰ってました。
いつもと変わらないマイペーストークですが、
これも細野さんなりのシャイネス隠しなのではないでしょうか。


ちょっと実験してみたいんですが…ということで、
8曲目はR&Bシンガーのトミー・タッカーの64年のヒット曲を、
「リハーサル形式」で演奏しました。
細野さんは「僕は練習は嫌い、即興が好き」と何度も言ってましたが、
(「だから間違えるんです」とも言ってた。
 「ベースも練習したことない」って。それはある意味すごい。)
メンバーそれぞれに「こうやって弾いて」と伝えて、
一通り細野さんひとりで演奏してから付いて来てもらうセッション。
これがとってもかっこよかったですねー。
そして確かに一番細野さんが生き生きしていた演奏だった気もする(笑)。

「そろそろ最後に近づいてきたということで…」
「終わりの季節」が演奏された後、最後は「はらいそ」。
今でも歌いたいと思う曲、と仰ってました。改めていい曲だー。
でも、これも歌ってない歌詞がありましたよね??
アディオスフェアウェルサヨナラもなかったし。

…呪い?(笑)

ご本人も言ってましたが、
東京は九段会館、京都公演は西部講堂、
右翼左翼と会場を渡りあるく恨みを買っちゃったんでしょうかね?

「幸せハッピー」は環太平洋モンゴロイド・ユニットを招いての演奏でした。
観客席から手拍子が入って、
(♪パパン、パンって拍子、なんていうんでしたっけ?)
細野さん「(手拍子が)素晴らしかったです」と言ってました。
最後の最後の曲、「STELLA」は曲目の中でも一際美しかったです。

本当はアンコールが二回あったんですが、
二回目は、カーテンコールみたいに挨拶だけでした。
細野さん、このころになってやっと乗ってきたみたいでしたが(笑)。
そういえばYMO好きだった高田漣さんが子供の頃、父上(高田渡)に
「お父さんはこういう音楽やらないの?」といったエピソード、
心温まりますね(笑)。(渡さんは聞こえないふりをしていたらしい。)

個人的には「冬越え」をやんなかったのが残念!!
というか、当然やると思っていた。
その自信はどこからきてたんだろ??




パンフレットが相変わらず楽しかったなー☆
この辺にもまた人柄が反映されてますよね。1ページ目から笑える。
これ見てると、もしかして細野さん、
今回のくつろいだ微笑ましいMCも、
何をいうのか考えて臨んでいたのかしら?

お!? 来年・秋にソロアルバムが出るらしいよ! やた!
帰りはもちろん「HOSONO HOUSE」を聞きながら帰宅しました。
細野さん、おつかれさまでした。

コメント (2)
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坂本龍一 PLAYING THE PIANO /05

2005-12-12 | music
暖かい光

と聞いて、何を思い浮かべますか?
暖炉の火、蝋燭の明かり、木漏れ陽、遠くに見えるビル群の夜景…
おそらく人によってそれぞれ違います。

私にとって、暖かい光はなんなのかなーと思ったとき、
きっと、これからはこの夜のことを思い浮かべると思います。

『坂本龍一 PLAYING THE PIANO /05』12月9日(金)
@渋谷・オーチャードホール。



ピアノだけで音楽家が全国ツアーをするというのは初めてのことだそうです。
クラシックのコンサートで寝たことはない私ですが、
正直、二時間近くピアノだけの演奏を聴き続けるなんて、
教授の演奏とはいえ、ちょっと辛いんじゃないかなーと思ってました。
週末で疲れがここでドッと出て寝てしまったらどうしよう。
不安でした。

ところが、始まった途端、その心配はどこかに飛んでいってしまいました。
出来る限り絞った舞台照明の中に現れた、ピアノと教授の姿。
そして弾き始めた旋律…

『Energy Flow』

始めから直球の選曲。
そこに舞台のスクリーンに映し出される、暖色の色彩。
窓辺に掛けた格子柄の布が、昼下がりのお日様の光を包んでいるような、
静かな静かなひととき。



そのとき、私は何故か泣き始めてしまいました。
止めようと思っても、涙が流れて仕方ない。
「なーに、ひとりで浸っちゃってるの?」とからかわれそうだけど、
そうじゃない。
私がYMOが好きだから、
教授が好きだからという理由で感動しているんじゃなくて、
そこに、暖かい光を感じていたからなんです。

マッチ売りの少女が、擦ったマッチの火の中に素敵な夢を見たように、
思い出に触れてしまったときに、つい涙が流れるように、
私は、この旋律に触れて、
ずっと求めていた体を包んでくれる暖かさを得たと感じました。
この感覚に嘘はない。だから涙を止めようとするのはやめました。
うまく説明は出来ないけれど、この辛かった一年のことを
本当に忘れられる一瞬が訪れたんだと思えました。

合間合間に入る教授のMC。
自ら「なごみ系」とおっしゃるだけあって?
コメントのひとつひとつがほのぼのとしていて…。

「今回のテーマは平常心です」と仰ってました。
どんな平常心目指してるんでしょうか。
途中で「なかなか平常心で出来ないんだよねー」って言ってましたけど。

平常心を保つため「ちょっと、線香を…」と言って線香に火をつけたり。
ロハスですよ、ロハス!
届くかなーと思っていたら、ちゃんと客席のまで匂いが流れてきます。
教授が「届いた?」というと会場の方々から「届いたー!」の声。
いい雰囲気です。

アジエンスの話から、渡辺謙の結婚話まで話していると、
「(お客さんを指して)現実に戻さないでって顔してる(笑)」。
教授は最近ワイドショーばっかり見てるらしいですよ。

『美貌の青空』はイタリアでめちゃめちゃウケる曲で、
演奏し終わると「ウォー!って、サッカー会場みたいな歓声があがるんだよね」。
なぜか、琴線に触れるらしいです。
「…皆さんは、どうでしたでしょうか。
 (拍手起こる)…別に無理強いはしませんけど(笑)」

「今の曲は映画の主題曲で、Shining …えー、忘れちゃいました。」とか
タイトルを半ば忘れてたり、ちょっとお茶目です、教授。

ほとんど一曲ごとにMCが入って、客席を和ませたあと、
演奏が始まると水を打ったように静かに、
しかも情熱のこもった音が響き渡る、
その緊張と緩和、…緊張と言っても張り詰めるような
窮屈なものではなくて、みんなが真剣に耳を傾けているのが分かる、
そんな緊張です。

後半になると、二台のピアノを使って
(二台あったことに気付かなかった…!)
一台にはあらかじめ教授の演奏を
コンピューターにインプットしたものを再演させて、
もう一台で共演するという「ひとり共演」を披露しました。
『Tibetan Dance』から最後まで。

中でも『+33』は8台のピアノのために作った曲なので、
「本当はずらっと8台ピアノを並べたかった(!)」そうなんですが、
さすがに広さが足りなかったそうです。
それでも、二台の教授の演奏には圧倒されました。

『Riot in Lagos』には痺れたし、
『1000 knives』にはお客さんが前奏だけで緊張しているのが分かりました。
教授も弾き始める前に「じゃあ…やりますか」って
気持ち入れ替えるような口調でしたから。

あっという間に演奏は終わり、
当然のごとく鳴り響くアンコールの拍手。
戻ってきた教授が披露したのは、
『/05』で私が改めて好きになった曲。
食い入るようにステージを見つめる私は、
始まる前の不安のことなど忘れて、
ただただその光景に興奮していました。

そして、再び教授が去ると、
会場は明るくなり、退場のアナウンスが流れ始めます。
しかし、ほとんどのお客さんがその場を離れずに、
アナウンスが掻き消えるほどの拍手を送りました。
それは、もっと演奏を聴きたいというより、
感謝の気持ちを観客として音で返したような盛大なものでした。
立ちあがる人もいて、もちろん、私も立ち上がって拍手を送りました。
そして、また、教授は登場してくれたのです。

「ありがとう! …あんまり、あれやったとか、書かないでね」

…すいません、めちゃめちゃ書いてますね。

最後の最後の曲はあの映画主題歌。



音楽で人を救うことが出来るとしたら、
あの一夜は、間違いなくそんな瞬間だった。
少なくとも私には。

もう、幸せなことなんてない。
思い出の中にある暖かい光には、
再会できないと思っていたけど、
いつかまた、優しくて心が穏やかになれるときがやってくると
信じられる気がしました。
あらゆる感謝の言葉を、私はあの夜に捧げたい気分です。



01 Energy Flow
02 Seven Samurai
03 Fountain
04 Shining Boy & Little Randy
05 Chanson
06 Amore
07 Dear Liz
08 Asience
09 Reversing
10 A Flower is not a Flower
11 Undercooled
12 Bibo no Aozora
13 Merry Christmas Mr.Lawrence
14 The Last Emperor
15 Tibetan Dance
16 Riot in Lagos
17 +33
18 Thousand Knives

encore

01 Happyend
02 Aqua
03 The Sheltering Sky




↑↑↑ちなみにこれは購入したエコバックです。
自由にスタンプが押せるんだけど、
もっとぐちゃぐちゃに押せばよかった…
中身はレンタルDVD。
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知久寿焼+滝本晃司=2 ni

2005-11-19 | music
寒さが私をダメにする。
私の冬の合言葉です。
冬の生活はこの一言で言い表わせる。
Tシャツ一枚で過ごせた夏が懐かしいよぅ。

17日は、これまた寒い日で、
先日買ったAラインのクラシックな薄手のコートを初めておろして、
毛糸帽子、革手袋で武装。

元「たま」の知久寿焼さんと、滝本晃司さんのライヴを観るため、
南青山MANDALAに行ってまいりました。


MANDALAに着いた頃には、
オープニング・アクトのサード・クラスの演奏が始まっていて、
なかなか素敵なバンドなのにしまった!と思いましたが仕方ない。
滝本さんの演奏に間に合ったんだからよしとしましょう。

サード・クラスの演奏が終わるとすぐ滝本さんが現れて、
「Gさんだ」「Gさんが来たよ」
とみんなコソコソ囁きあって、妙に静かな雰囲気でした。

私、こんなに近くで「たま」メンバーを見たのは初めてだったのですが、
もっと、客席が賑やかなのかと思ってました。
青山という土地のせいか?
みんな穏やかにステージを見つめてましたね。

Gさんは下手側にギターを持ってセッティング。
私は上手側。寂しい…。
「あ、どうも、滝本です」の挨拶の後、
静かに『星を食べる』が始まります。

オレンジ色の光に包まれて、足を組み、囁くように歌うGさんの姿。
とっても暖かい気持ちになりました。
この数か月、悲しい時にはGさんの曲を聴いていた気がします。
『さよならおひさま』とか。(やんなかったけど。)

さよならーおひーさま、
ぼくはーもういいや、
これでーおわりにすーるー。

これだけ読むとさみしいけど。
でも聴いていると、トゲトゲしていた気分が柔らかくなって、
イライラもなくっちゃいます。
だから、寝る前に聴くGさんの曲は最高。
ぐっすり眠れちゃいます。

そんな私なので、Gさんの生歌でちょっと眠たくなってしまいました(笑)。
だっていい声なんだもん。
ほんわか聴いていたので、おそらくやった曲は
『レインコート』『まばたき』『楽しい楽しい時間』あたりだったかなーと。

知久さんは後半あたりからGさんのステージを見ていましたね。
あ、まさかサード・クラスの演奏の時に脇にいたのは知久さんだったんじゃ…
来るとき邪魔しちゃいました。

Gさんの演奏が終わると、知久さんと交替。
今度は上手側です。
ギターを抱えてハープを首にかけている知久さんがすぐそこに!
弾き始めたのは『ゆめみているよ』。
ところが、PEの調整で低い弦の音を大きくしてもらい、
光のあたり具合の問題でやり直してました。
「影が出来るから…」って言ってたような…。
そして、改めて弾き始めた知久さんでしたが、
その姿がなんだか神々しくて、息を呑みました。


Gさんの歌の穏やかな中に影のある、独特で静かな雰囲気も魅力的なのですが、
知久さんの演奏の迫力には、体が痺れそうでした。

ハモニカをガブリとくわえて、全身から息を流し込んでる姿。
左手はガッシリとギターをつかんで、
歌い始めると地面から掘り出してきたかのように身を捩らせて声を出す。

あの声が、あんなにも力強く発っせられるものだとは思いもしませんでした。
横からしか見られませんでしたが、
なんて男らしいんだろうかと、ほぉーっとなりましたよ。

こういう人をミュージシャンというんだよな。かっこいい。

今まで以上にお慕い申し上げます。
ずっとビール飲んでる部分も含めて(笑)。

私が最近ヘビーローテーションにしていた
『電車かもしれない』などを演奏した後は、
(『らんちう』の台詞は「昔むかし、あるところに…」から始まり、
 予想もしないところで「おしまい」になってズルッ!と滑るかと思いましたわ)
サード・クラスも入ってバンドでの楽しげな演奏。

途中、知久さんが合いの手ならぬ、「合いの手揉み」を要求してたんですが…
「はい、揉んで揉んでー!」と。
それを脇で見ていたGさんが、
「あー、やっちゃったね」
と、若干嬉しそうに言ってたので、何事かと思ってたんですが、
旭川の常連のおじさんたちが、
のれるねーって感じで話し掛けてきたときにやっていたのを真似たんだとか。
「サード・クラスはズンドコだから」みたいなことを知久さんがいってましたね。

最後はGさんも入って、『ハダシの足音』などをやりました。
大好きだー『ハダシの足音』!

これで前半が終わり、
休憩を挿んで後半は知久&滝本&ロケット・マツ&小俣佳久によるユニット
『2 ni』(に、と読む。厳密にはGさん知久さんのユニットなんで2なのでしょうが。)
の楽曲をサード・クラスのサポートで演奏しました。
『2』はインストアルバムで、タワレコで言えばOTHERSコーナーにあるような、
でもエレクトロニカには入れて欲しくない。
かといってパスカルズとはまた違うかも…

印象的だったのは「つぼみ」という曲。
鳥の鳴き声みたいな音が、現れては消える…
でも、タイトルをみたら「Bugs under the moon」と書いてあるので虫ですね。
あとは「ハモニカギター」。
これを聴きながら、好きな人と、川沿いから夕方の空を眺めたりしたいものです。

アンコールはふたりだけで「に」でした。
ふたりがお互い鍵盤に向かってやりとりするように演奏してる様子って、
すごく新鮮です。

久々に立ちっぱなしは辛かったけど、
全然苦痛に感じない短い三時間でした。
ちなみに帰りは寒くてすごく苦痛だった…。
「南風」を歌いながら、自分を元気付ける私でした。

今度は誰かと行きたいな。
一人で見るのはもったいないです。
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『たまの最期!』をかってみた

2005-09-24 | music
…「たま」の話の前にですね、
家のビデオの山を漁っていたら、
「新選組!」の録画ビデオが出てきたので、つい観てしまいました。
しかも山南さんが亡くなるまでの話。
(「江戸へ帰る」「山南、脱走」「友の死」)。
芹沢鴨と山南さんの死がこの大河の二大クライマックスですからね。

いやぁ、久々に見たらよかった。
明里とのエピソードや仲間の苦悩する様子を観てると、
NHK大河ドラマだということを忘れてしまいますね。
今見てみると捨助もけっこうおもしろいなーと思ったり。
この大河はキャラがたってて楽しいですよね、
なんて、他をそこまで細かく観た覚えがないから比べようがないですが。
「義経」も脱落しました。

えーっと、改めて見たら近藤勇の娘は、たま、って名前でした。
…そんなつなぎ方は無理がありますか?(笑)

色々書くことを考えてはいたんですが、
考えるほど今の自分のからっぽ具合を自覚して書けなくなるんです。
だから、たまについて語ることだけでも結構重労働。
言えることは、すごく必要とする音楽、ってことです。

今は「さんだる」に「Live at New York」、「東京フルーツ」、
それに最近出たナゴムレコードのベスト盤を中心に聴いてますが…
音楽っていう感じより、子供が積み木遊びしているような、
聴いてると無心になれます。
それで、泣きたいときは泣けるし、笑っちゃうときは笑えるし、
フィジカルな分かりやすい快感ではなくて、
心が夢の中で遊んでる感覚。
今になってたまをこれだけ聴くようになるとは、
学校の終礼で「さよなら人類」を歌っていた
1990年の私でも知りようがなかったでしょうね。

吉祥寺のスターパインズカフェでの解散ライブの模様を収録したDVDで、
定番の曲から、CD未収録のものまで演奏しています。
特に、「南風」と「サーカスの日」がすごくいいなー。
一番最後のモジャラーズも最高だけどね(笑)。

「らんちう」の滝本さんの台詞挑戦は見ているこっちがハラハラしたり(笑)、
途中のMCの石川さんの和尚さん口調が最高だし、
知久さんは終始楽しそうに演奏しているし、
いいバンドだなーでもこれが解散で、しかも2年前のことだ…
実感すると寂しいです。

アンコールの最後、ライオンメリィさんとワタナベイビーがゲストで出てきて
「これをやらないと」と言って予定なく突然ワタナベイビーが「さよなら人類」を歌いだす。
でも、メンバーはすっかりコードを忘れているという事実(笑)。
19年で解散するに当たって、石川さんが、
ハタチの大人になる前にたまは解散する、というようなことを言ってましたけど、
そういわれると妙に納得させられます。
でも、「たま」はピーターパンのように、
これからも誰にでもネバーランドへの飛行経路を教えてくれるような気がするんですよ。
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『DREAMS COME TRUE DIAMOND15 』DVD

2005-08-27 | music
ドリカムの歌を聴いていると、色んなことを思い出す。
小学校の頃に好きだった男の子たちや毎日遊んでた女の子たち。
初めて付き合った彼や(彼はドリが嫌いでしたが。)
大学の時に好きで仕方なかった人のこと。
ドリがキッカケで知り合った中学の同級生、
歌を歌うことが一番の楽しみだった高校生活、
家族との一日一日の思い出。
頭の中に入り込んでいるみたいに、私にとってドリは音楽というより記憶の材料。
思い出の匂いが蘇る音楽。

あるとき、あらゆるもの、
大好きな映画も演劇も、
私に関わる全ての人をふと受けいれられなくなって、
何も語れなくなってしまった時、
沈黙する私に、ドリの歌は手を差し伸べてくれます。
他の音楽でもいいのかもしれない、だけど私にとってはやっぱりドリなんだ。
それは、このライヴ映像のみーさまと中村さん、バンドとスタッフ、
それにお客さんの姿を観れば分かる。

やっぱり、頑張ろう。
毎日を後悔しない生き方をしよう。
まだ時間はかかりそうだけど少しずつ、元気になれればいい。
ドリがまだ30周年まで続いていくのなら頑張れそうな気がするよ。

ちなみに、私は特典についてる「やさしいキスをして」の2パターンあるCMが好き。
メイキング&MCも入ってるし買うなら是非限定版だよ諸君!
「アマレット」の予告も観られる!
早く映画もDVD化しないかなー。
緑色のダッフルコートの、やっさんこと中村さんが雪の降るホームですみれちゃんを…
あのシーンが観たい。
あー、ミーハーってしやわせ♪(笑)

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ミュージカルバトン

2005-07-18 | music
友人のブログから回ってきました。
私、イマイチ要領を得ていません。
それにバトン渡す人もすぐに思いつかないので、
とりあえず答えられる範囲内で先に回答しておこうと思います…

*ミュージカルバトン*
・PCに入っている音楽ファイルの容量
954曲 3.12GB
(あんまりPCで音楽聴かないし…)

・最後に買ったCD
KRAFTWEAK「minimum-maximum」
坂本龍一「星になった少年」

・今聞いている曲
家では「星になった少年」とKRAFTWEAKを4:1の割合でかけてる。
出先は電気グルーヴ×スチャダラパーの「電気グルーヴとかスチャダラパー」。

・よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
困ったな。よく聴く曲も思い入れのある曲も腐るほどあるので。
社会人になってから救われたような気がする曲から選んでみますか。

スキマスイッチ「奏」『夏雲ノイズ』
たま「ハダシの足音」『東京フルーツ』
有頂天「アローン・アゲイン」『カラフルメリィが降った街』
PSY'S「パラシュート・リミット」『ノンフィクション』
岡村靖幸「イケナイコトカイ」『岡村ちゃん大百科~ARCHIVES 2』


スキマスイッチは今ほど売れてなくて、ふとサンプルを聴いてみたらすごくよかった。
何回聴いても泣ける。歌っても泣ける。歌詞というよりもこういう旋律とコードに弱い。
たまは落ち込んだときに聴くとより落ち込めるので(笑)何かといっては聴きます。
この曲は世間的にたまの楽曲の印象を背負ってる知久さんの曲ではなくベースのGさんこと滝本さんの曲。声は暗いが曲調はたまのなかでは明るい方です。
ケラさんの声がいつ聴いてもとぼけていて楽になれるので有頂天の曲もセレクトしてみました。
というかこれギルバート・オサリバンのコピーですが、歌詞は日本語です。
歌詞もアレンジもいい。
サイズの『ノンフィクション』も聴いてたなー。
チャカの高音の声は聴いているとワクワクします。
♪行けるさーどこまでーも、ダイビング!…
この曲はその中でも爽快感がピカイチなのです。
で、最後に岡村ちゃん。あくまでこれはライヴバージョンの音源ね。
この人曲もすごけりゃ歌もうまいんだな、実に。
一緒に歌ってるつもりで聴くと泣けてきます。
come back,baby. come baaaaaaaaaaaaack! Hooo!
この叫びを彼にそのまま返したいっすね…。
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岡村靖幸、逮捕されていた

2005-07-17 | music
今日テレビでニュースを見ていて聞き覚えのある名前を聞いた。
岡村靖幸容疑者、覚醒剤所持の疑いで逮捕。しかもそれって5月の話だという。

yahoo!ニュース-共同通信

【岡村靖幸・吉本興業契約終了】

吉本との契約が突然切れたときにこんなことだろうとは憶測はしていたが、
いざ本当のこととなると驚きはなくともショックはある。
(吉本との契約は自分から解消を申し出たらしい…)
実際私もそっかーやっぱりなー!と思った後にドキドキしていた。
つい最近、聞きなおして改めて「いい曲作るわー」と思ってたから。
こういっちゃなんだけど、ミュージシャンが覚醒剤で捕まるなんて珍しくない。
贔屓のミュージシャンが捕まるのもよくあることだけど、
岡村ちゃんの場合、簡単に復帰できるような気性じゃないような気がして…。
彼はリスナーの弱さと切なさを体言していたからこそ、裏切られたような気持ちになる。
せっかくいい対談本も出したのにね。
なんにしても彼の作った曲がいいことに変わりない。これからも聞き続けていきます。
だから、彼が私たちと一緒に弱さと切なさをまた共有出来るようになることを望んでいます。

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【クラフトワーク】minimum-maximum【坂本龍一】OST『星になった少年』

2005-07-13 | music
予約していた「ホワイトバンド」を買いに渋谷タワーレコードに行きました。一つ300円の腕輪ですが、買うことで飢餓や貧困が問題になっている地域の子供たちに寄付することが出来ます。
私の職場でも先行販売していたのですが、職場で買うのは嫌なので別のところで予約したわけです。
でもこれだけ買うのはなんか照れ臭い…?ので、CDも二枚購入。

一枚はクラフトワークのライブ盤(ドイツ版の輸入)。
公式のライブ盤が出たのは初めてということで、CCCDなのが淋しいですが音が素晴らしいです。
今までクラフトワークは聴いてはいたけどCDは持ってませんでした。繰り返し聴くにはちょっと重いので。
でもこのライブ盤は別。
空間に響く音と観客の歓声、硬質な音色に親しみやすい主線が聴くものすべてをのめり込ませます。
日本人なら「DENTAKU」を一緒に歌うべし。
ジャーマンじゃないけどジャパニーズでよかったなぁーと聴いてて思いました。

もう一枚は、教授のサントラ「星になった少年」です。
一曲目から、トイピアノの響きに
「か、かわいい…」ぐっと心をつかまされます。
変に映画見ない方がいいかもしれないくらい、音楽だけで十分想像力が働かされます。最近の教授の中でも一番好きかも。
買ったらサイン会の抽選券がついてくるので余計につられて買ってしまいました。当たんないんだろうけど…
そのときは「私はスケッチショウ派だから!」と思って我慢しよう…。細野さんの『メゾン・ド・ヒミコ』もあるし…→HPはこちら
そんなわけで、YMO好きらしい、分かりやすい選択でした。

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電気グルーヴとかスチャダラパー

2005-06-29 | music
買いました。
タワレコで「特典」って貼ってあったから何だ?と思ったら紙一枚の旅しおりが…いらねー!(笑)
しかも厚いフォトブック付き。「かさばる」ってちゃんと書いてあるし。いらなくはないけど…、やっぱいらねー(笑2)!
しかし中身はなかなかかっこいいのでした。…かっこいい?それは受け手の判断にもよりますが。
雑誌でライターの方が「予想もつかない組み合わせ」と書いていたのを読んだけど、私にしてみればなかったのが不思議なくらいです。ボーズ&瀧のポンキッキーズも好きでしたけど。
時事ネタというほどでもないけど歌詞(ライムなのか?)がらしくていいなぁ。「谷でも金」っていいタイミングだったね。荒川良々がDJの声で参加してるけど、あってもなくてもいいような。それだけ音楽面だけでお腹いっぱいです。ともすれば暗くなりがちな毎日に希望が持てそう、なんちて。大好き、「聖☆おじさん」。
個人的にアニの持ち上げられ方が嬉しかったりします。瀧の濃いキャラといい感じで競り合ってます。SDPでもはじめなんだかよく分からない存在だったアニが最近MCとして素敵なので聴きどころ。ボーズ君の声は聴いてて安心しますね。ファンタの宣伝でも聴けるけど改めて耳をとらえるいい声だよ。
…「岡村と卓球」と比べたら両者のバランスがとれてる感じがします。CD生活はしばらくこれでもたせますわ。あ、あとTHE BOOKSと二枚で。いいんだなこれがまた。
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【心の中スター・ウォーズ祭】【岡村靖幸・吉本興業契約終了】

2005-05-12 | music
○5月11日(水)○
今日はちょっとお手伝いした【スター・ウォーズep.3・シスの復讐】の記事をずっと読んでました!
これだから今の仕事はやめられないんです(苦笑)。
公開まであと50日ちょい。ある程度の筋は把握してしまったけど、
謎になっている部分はやはり夏までとっておきたいですな。
すでに公開しているアメリカでの評判は上々だそうですよ!
…私もアナキンみたいに暗黒面に落ちないように恐れを捨てなければと思っていた次第です。

ところで、実はちょっと古い話題ですが、
私がこの半年くらい心の支えにしていた岡村ちゃんですが、
吉本興業との契約を終了したそうです。
終了と言ってもその真意は謎で、netを行ったり来たりしていると、
みんながみんな「また引きこもっちゃうのかよ」とガッカリしたり
「またワガママ言って分かれたんじゃないのか」と疑ってみたり
「やっぱ吉本のミュージシャンのマネージメントって…」と言ってみたり。
5月10日にオフィシャルサイトもなんの報告もなしに閉鎖
ファンクラブの人にはお知らせが行ったそうですが、
私なんかネット見てなければきっと未だに知らなかっただろうな。
とにかく突然のことです。
今年は夏フェスにも行けそうだから出ないかなーと思ってたのに、(結局行けなそうだけど。)
夏どころかもっと先まで出ないかも?
なんで事情が一切ファンにわからないんでしょう?
怒りたい人は誰に怒ればいいんでしょうね。
仕方ない、岡村ちゃんの代わり…と言っちゃ失礼かもしれませんが、(どっちに?)
今年は坂本“教授”龍一氏のJAPAN TOURがあるので、
そっちには必ず行きたいものです。休んででも。
でもやっぱり、彼の個性って
「どんなものでもきみにかないやしない」と思うよ。
気長に復活待ってます!
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