「モネの池」のあるノルマンディー地方のジヴェルニーという人口500人、小さな村に到着。こんな入場券をいただいて駐車場からしばらく歩いて、モネが生活していたところにやってきた。
地下道を抜けてきたらきれいな水草が揺れるこんな流れがあった。農業用水だという。モネは、この水を池に引き込むために行政当局と散々な交渉をしたと聞いた。やはりフランスにも水利権ってのあるんだ。
水路に沿ってしばらく進むとお花畑。それを横目にして歩を進めると・・・
水の庭園と言われ、日本庭園風だという「モネの池」だ。ここへの入場は4月から10月までらしい。今日は10月14日、もうこの公園の見学も末期でお客さんは少ない。見学もゆっくりゆっくり楽しめる。
でも、まだ花もあるし、色づきつつある木々も風情ありだ。
写真に矢印は「イカン」とは思うんですが、ぜひ知って欲しいが故なんです。これが「日本の橋」その太鼓橋の上のもこもこの緑は藤棚、この橋をモネが描いているんです。何枚もあるでしょうが、次の写真がオルセー美術館に飾られていたものです。
スイレンの花期は6~8月だといいますが、秋に訪れる人のためにかまだ咲いているのでした。
柳と睡蓮。あの美術館で部屋いっぱいに飾られていた「睡蓮」の大作はこの池をモデルに描かれたのだと言われると感慨も深い。
夏の花は「以上終わり」の姿になっていました。
「日本の橋」が近づいてきた。右側にちょっとしか写っていませんが、歩道に設けられている竹の柵がまさに日本風。
この太鼓橋が日本の橋。太い藤の木が何本も橋を覆っていました。この欄干木製だったら色塗りなんかしないで欲しかった。
太鼓橋から写しています。奥に見えている青い橋には名前がついているのでしょうか。あの橋を渡ってぐるっとひと回りしてきたのです。時間にして約30分「モネの池」さんありがとうさんでした。
ところで、日本にもモネの池がいくつもあるようです。「モネの池」と検索すると出てきました。岐阜県関市に、四国の高知県にもある、こちらはモネの庭っていってるけど「本場フランスのクロード・モネ財団から世界でただ一つ公式に認められたモネの庭の再現を見ることができる。」と四国地方整備局の四国八十八景実行委員会事務局が紹介していた。世界で唯一なんて言われるとハートがムズムズしちゃいますね。