現在は住宅街の中にひっそりと佇むこのお寺。元興寺(がんごうじ)にやってきた。拝観料のお支払いをしていただき、私は御朱印帳を託して東門をくぐります。門には西国薬師第五番霊場という木札がかっかっていたけど、どういうことか分かりません。
重要文化財の東門を入ればすぐ極楽堂(国宝)。これが本堂だという。日本最初の本格的仏教寺院である法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって移転されたのが始まりだと書いてある。この法興寺が元興寺と名前を変えたようですが、どうも分かりません。飛鳥寺は間違いなく明日香村に現存していたのに、ここへお引越ししたなんて。飛鳥寺って二つあったのでしょうか。やっぱり分かりません。
極楽堂の本尊は、智光曼荼羅の中の阿弥陀如来だと写真を示してガイドさんの説明。室町時代のものだとも解説がありました。
お堂には上がりません。 外からそっと眺めただけでした。写真はだめよって書いてあったかもしれないけどズームでパチリとやった写真が次です。
照明が当てられているのが曼荼羅か。その真ん中にいらっしゃるのがのがご本尊の阿弥陀如来さんか。でもこれは絵だ。本物さんはどこにいらっしゃるのか。
右に写っているのは、極楽坊禅室(国宝)極楽堂のすぐ隣にあります。寺内には2500余基の石塔・石仏が整然と並んでいました。その並びを「浮図田」(ふとでん)と呼んでいる。浮図とは仏陀のことであり、文字通り仏像、仏塔が稲田のごとく並ぶ場所という意味です。と寺院のパンフには書いてある。
「振り返って見上げてください」「日本最古の瓦」その下には「赤と黒 飛鳥時代」と書かれている。
振り返ってみると確かにありました。奥のお家が極楽堂、左が禅室その屋根の赤と黒。ちょっとおしゃれなまだら模様がいい感じ。この中の赤茶色の瓦が有名な飛鳥時代のもので、その他白や黒っぽいものは奈良時代のものだといいます。この瓦がこの寺院の一番人気みたい。
