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世界の彼方此方へ行きたい

気ままな旅の様子を綴っていきます

気の向くままに、旅の様子を載せていきます。

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元興寺(2020奈良no18)

2020-12-13 | 近畿

    現在は住宅街の中にひっそりと佇むこのお寺。元興寺(がんごうじ)にやってきた。拝観料のお支払いをしていただき、私は御朱印帳を託して東門をくぐります。門には西国薬師第五番霊場という木札がかっかっていたけど、どういうことか分かりません。 

   重要文化財の東門を入ればすぐ極楽堂(国宝)。これが本堂だという。日本最初の本格的仏教寺院である法興寺(飛鳥寺)が、平城遷都にともなって移転されたのが始まりだと書いてある。この法興寺が元興寺と名前を変えたようですが、どうも分かりません。飛鳥寺は間違いなく明日香村に現存していたのに、ここへお引越ししたなんて。飛鳥寺って二つあったのでしょうか。やっぱり分かりません。

 極楽堂の本尊は、智光曼荼羅の中の阿弥陀如来だと写真を示してガイドさんの説明。室町時代のものだとも解説がありました。

 お堂には上がりません。 外からそっと眺めただけでした。写真はだめよって書いてあったかもしれないけどズームでパチリとやった写真が次です。

 照明が当てられているのが曼荼羅か。その真ん中にいらっしゃるのがのがご本尊の阿弥陀如来さんか。でもこれは絵だ。本物さんはどこにいらっしゃるのか。

 右に写っているのは、極楽坊禅室(国宝)極楽堂のすぐ隣にあります。寺内には2500余基の石塔・石仏が整然と並んでいました。その並びを「浮図田」(ふとでん)と呼んでいる。浮図とは仏陀のことであり、文字通り仏像、仏塔が稲田のごとく並ぶ場所という意味です。と寺院のパンフには書いてある。

 

 

 

 「振り返って見上げてください」「日本最古の瓦」その下には「赤と黒  飛鳥時代」と書かれている。

 振り返ってみると確かにありました。奥のお家が極楽堂、左が禅室その屋根の赤と黒。ちょっとおしゃれなまだら模様がいい感じ。この中の赤茶色の瓦が有名な飛鳥時代のもので、その他白や黒っぽいものは奈良時代のものだといいます。この瓦がこの寺院の一番人気みたい。

 「元興寺総合収蔵庫」  宝輪館 仏像や古文書などの文化財が収められています。五重塔の前には「撮影禁止」のマーク。もちろん承知ですが、外からならいいでしょうが私の決め技。 飛鳥から奈良時代の歴史を少しは学べたように思えた旅。奈良市界隈の世界遺産9か所のうちの8番目の元興寺の見学が終わりました。残す世界遺産は「春日山原生林」だけになった。春日大社の神山として信仰の場であったという。訪ねてもみたいけど山を見に行っても仕方ないか。ということかどうか分かりませんがツアーのコースには入っていませんでした。
 
 
 見学を終えてお昼ごはんに向かってます。もうすぐそこに興福寺の五重塔が見えている。かっては元興寺の境内と興福寺の境内はほぼつながっているくらいの近さだったといいます。創建時の伽藍の大きさは興福寺が20町(20万㎡)・・ちなみにその大きさは国立競技場の2.9倍、東京ドームの4.3倍もの広さ・・そして元興寺が15町だったとの書き物もありましたが、現在の元興寺の境内はポチョッとしかありません。何故でしょう今ではほとんど町屋に占拠されてしまっている。そもそもここに来るまで元興寺が世界遺産だったなんて知らなかったお寺さんだったので自由行動の時間に貴重な体験ができるのでした。