こちらの世界遺産も初めての訪問だ。南大門を入ったそこに金堂が見えていた。
例によってガイドさんの境内説明から始まります。左の立て札には「ドローンの飛行禁止」としている。今どきの注意事項だ。
金堂には、廬舎那仏座像、薬師如来立像、千手観音菩薩立像などもろもろでした。さすが奈良の寺院巡りだ。数多くの仏さまとの対面もだいぶくたびれてきたしまうのでした。
右が金堂の軒下。左に講堂、正面には鼓楼。鐘楼ではなくて太鼓なんだ。いずれも国宝に指定されている。
講堂の前にこの案内図があった。ここから自由行動になった。これから右上の鑑真和上のご廟に向かいます。 誰も行こうとしないのに我ひとり。
鑑真和尚のご廟はひっそりした環境の中。お近くへ寄り付くことはできません。
ご廟への通路の左右は、こんなきれいなコケに覆われていました。
さみしいこと。参拝者の姿はほんとちらほら。お寺さん悲しいだろうな。2000年から始まり2009年 (平成21) に落慶法要が営まれ新しい歴史を刻み始めた金堂。その金堂平成大修理の様子を映像で4分余、寺院のホームページが紹介しています。ぜひご覧いただきたい。この修復の様子は永久にホームページから消し去らないでほしい。
いただいた御朱印。達筆さらさら朱印ポンポン。300円也。お寺まわりでのひとつの楽しみははこれなんです。でも、書置きしてあるペラ紙をくださるところもある。なんか魂が入っていないようで御朱印帳に張り付ける時に気が滅入ってしまう。それから御朱印といえば300円でいただけるとずーと思っていたのに、500円也というところが出てきた。これも世の流れか。
南大門を出てからの帰り、ひとりポコポコ歩いた私は、駐車場への道を間違えてしまうのでした。「こんなに歩いたっけ」と思いながらどんどん行ったら、薬師寺の駐車場に出てしまった。慌ててスマホで添乗員に電話。皆さんに迷惑かけてしまった。急いで引き返すの巻でした。でも、確認できたことがひとつあった。私の弱い足でも両寺院は歩いていける距離なんだということを。