柿の葉にくるまれたお寿司は吉野地方の名産だといいます。その「柿の葉寿司ヤマト」というお店にやってきた。老舗だというこのお店、そのお寿司だろうな。と思いきや、葉っぱに包まれたお寿司は1個だけ。以前に食してそのおいしさは知っていた。私はそのお寿司に味噌汁があればそれで結構だというのに、ご覧のメニューでがっかりのお昼ごはんでした。添えられていた食後のお菓子「柿もなか」は美味しかった。
明日香村役場近くの駐車場に車を置いて橘寺に向かいます。先にバスを降りた小学生、遠足でしょうか、お寺近くにこうもり傘の列が続いています。
聖徳太子生誕(572年)の地といわれているここに橘寺がある。正面に見えているのが本堂。江戸末期に再建されたものだといいます。もとはといえば聖徳太子が建立したというのですが、いつのことなのでしょうか。
本堂の横には観音堂。かってはこれが本堂だったとか。
本堂からぐるっと回って平成9年(1997)に再建されたという往生院(念仏写経研修道場)にやってきた。
お堂の中に飾られていた「酔芙蓉」の写真。このお花が絶品なのです。
道場の格天井には著名な画家の華の天井画が260点奉納されているとのことでしたが、著名さんとはどなたさん方なんでしょうか。
境内には酔芙蓉がこんな感じに植えられていました。
スイフヨウ なんともさわやかなやさしい名前だ。最初は白色、そしてピンクに、終えんを迎えると赤くなって縮んでゆく。なんとこのお花は1日花だとか。ほんとなのでしょうか悲しい。その一瞬のときにそんな変身があるのです。その花言葉は「心変わり」「繊細な美」「しとやかな恋人」などと呼ばれるそうです。
どうということないと思うんですが、飛鳥時代の石造物のひとつだというので写しておきました。「二面石」右の顔が善面、左に悪面が彫られているといいます。両面を正面から写さなければダメ出しが出てしまうでしょう。
本堂にやってきた。御朱印はいただいたけれど内部の撮影は「まかりならん」でした。
観音堂にお参りしてお帰りの時間になります。
寄せ植えしてあるのか。巨木なのか。大きな酔芙蓉の株でした。
お寺からの帰り道。山の裾に岡寺の三重塔が見えていました。ちょっといい雰囲気。