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世界遺産ネーロイフィヨルド(2018北欧no43)

2018-09-25 | 北欧

 ここグドヴァンゲンは、ソグネフィヨルドが二つに枝分かれ(次の地図◎印)したひとつ左側の最深部です。これが2005年世界自然遺産に登録されたネーロイドフィヨルド。もう一方に分かれているのがアウルランフィヨルド。こちらは世界遺産ではありません。これからその二つのフィヨルドを船は進みます。

  この地図上で見るとおりネーロイフィヨルドの狭さが際立っています。それを両側から挟んでいる1000mを超える山の高さ。多分これがユネスコが認めた自然遺産の決め手になったのでしょう。 

 さあフェリーがネーロイフィヨルドを走りはじめました。右に見えているゼット字みたいな階段(スロープ)らしきものがある船もクルーズ船。新型船ですって。こんなのに乗りたかったね。

 

 

 

 観光船が行きます。背後には滝。こうした滝は幾筋も目にするのでした。 

 

 右に小さな村が見えてきた。目障りなのが前に立っているおばちゃん。仲間との話の様子から韓国のおばちゃんと確認。この場所に私も行きたい。でも、ここロープが張られていて立ち入り禁止。あああ私も韓国人になりたかった。

 この小さな集落。スティヴィ村というらしい。かってはノルウェー最小の郵便局があったとか。現在、何人の人たちが生活しているのでしょうか。こんな写真に何とコメントすればいいのか困ってしまう。カモメが一羽飛んでいたとでもしておこうか。 

 両側から迫る急峻な山。どこがその最狭部か分かりませんが、一番狭いところは250mだといいます。そして連なる山々は1000m超。それにしてもこの山奥まで海の水をもたらせてくれた氷河。深いところでは1300mという驚きのV字あるいはU字溝、何万年前の仕業でしょうか。氷の河の流れが地球を削ってしまったという。その壮大な行為にただ感謝する旅人なのです。

  もちろんこれは私の写した写真ではありません。「北欧トラベル」という旅行社のホームページからいただいたものです。フェリークルーズでは、こんな絶景は知る由もありませんでしたので、あえて使わせていただきました。ひょっとしたらこの写真、最狭部の幅250m付近の写真でしょうか。

 ディルダールという村かな? であれば住人は14人だ聞いたのですが、ほんとかな。この船着き場では、下船する人も乗船する人もいませんでした。 

  私は、2000年7月31日ちょうどこれと同じコースをクルーズしています。でも、あまり記憶に残っていません。アルバムには写真がペタペタ張ってあるだけでつまらん。ただここに見えているような急斜面に、ヤギがいっぱい居たのだけはよく覚えています。もうヤギの飼育はやっていないのか。御多分に漏れず少子化や高齢化、離農の波にさらされているのかもしれない。今回はどこにもヤギの姿は見ませんでした。

 

 素晴らしい景観が続きます。カモメが餌をねだってやってくる。雨でも降っていたら、曇っていたらこのフィヨルドは、どんな色に見えたでしょうか。お金では絶対買えないのが青い空なのです。 

 

 出港してから1時間10分経過。もうネーロイフィヨルドとはお別れして、アウルランフィヨルドに入っているのでしょうか。船の上は自由行動ですから添乗員を見つけなければ答えが出てこないのです。 

 下に降りてみたらこんなに大勢のお客さんの顔。ここにはカフェがある。スナック菓子や飲み物各種。せっかくフィヨルド鑑賞に来たんじゃなかったっけ。私は1分たりとも時間が欲しい。だって、甲板からはどんな絵が見えるのか、ここでじっとしているわけにはいきません。曇天で雲がそこまで垂れこめていたらショボンとして、ここの席でやけ酒だったかもしれない。  

コメント
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