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下北半島へ(2014青森no7)

2014-10-23 | 東北

  

 むつ湾フェリーで約1時間下北半島に向かいます。 

 「鯛島」が見えれば、もう下北半島は脇野沢の港です。 鯛に似ているからこの名前が付けられたそうですが、どう見ても鯨ですよね。右の岩の上「陸奥弁天島灯台」が鯨の潮吹きの図には見えませんか。

 むつ市に向かう途中には航空自衛隊・ 海上自衛隊の基地や宿舎などを散見するのでした。遠く湾内には潜水艦の姿も。潜水艦が見えるのは珍しいこととガイドさんの弁。

 バス路の脇にこんな石柱がありました。「丁塚」というそうです。かって長い参道を歩いた信者の皆さんの道しるべになったのでしょう。お寺の入口が「壱丁」100mおきに一本ずつ、石柱の裏には寄贈した方のお名前が刻まれているといいます。参道入口には「百弐拾四丁」と彫られた丁塚が建っているそうです。寺院まで13km位ということか。お寺さんにお聞きしたら現在は50数本しかないとおっしゃっていた。この時代、新たに寄贈するという奇特な方はいらっしゃらないのでしょうか。



 「三途の川ですよ」とガイドさん。バスはす~っと通り過ぎてしまいました。確か朱塗りの太鼓橋は見えましたが、シャッターの時間はありませんでした。帰りに撮そうと思ったら、そのときはもう暗闇。

 もうこの時間には、私たちの他には参拝のお客さんはいません。20数人で貸し切りの境内を2班に分かれて、寺院の専属ガイドさんにご案内をいただき、高野山・比叡山と並ぶ「日本三大霊山」のひとつを参拝順路(点線)に沿って歩くのでした。

  総門を入って山門への参道、もう陽が西に傾き、人影がこんなに長くなっています。

 このお寺さんの寺名は「恐山菩提寺」とのこと。山門の手前にある「本堂」は、その質素な造りであることに驚いてしまった。本堂と書かれた横には「大聖釈迦如来安置」と書いてあり、いただいたパンフには(供養の道場)としてありました。

 ご本尊さまは「延命地蔵菩薩」積みあげた石の上にもお地蔵さん。お供え花に代えて供えられているカザグルマがくるくる回っていました。 

 山門から振り返って総門を眺めます。背景に連なっているお山。これらの山を総称して「恐山」というのだそうです。恐山という山はないんですって。 

 活火山の上にある霊場は硫黄の臭いはするし、噴気が各所に見られます。しかし2011年の東北大震災以降そのガスの量が減ってしまったとガイドさんはおっしゃる。写真はお風呂小屋(?)。風呂の中を写真で見るとほんとに素朴な温泉。板張りの洗い場の真ん中に長方形に切った湯船があります。境内への入場料を払えば無料とのこと。男湯・女湯・混浴湯・男女交替の湯、そんな四つの小屋があると聞きました。

 

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