真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

「世界最高水準の安全性は担保された」 田中俊一原子力規制委員長

2014-08-08 | 原発

 田中規制委員長は、7月16日の記者会見では「安全とは申し上げられない」と言ってたものだが、8月7日の衆院原子力問題調査特別委員会で、「世界最高水準の安全性は担保された」と発言(公明・斎藤鉄夫氏への答弁)。再稼働ありきの圧力に屈服?
 政府は言うだろう。事故が起これば規制委員会の見落としだと。責任はとらない政府。

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衆院委で規制委員長 「川内原発は最高水準」
笠井氏、EU基準示し批判              しんぶん赤旗2014年8月8日http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-08/2014080801_03_1.html

写真

(写真)質問する笠井亮議員=7日、衆院原子力特別委

 九州電力の川内(せんだい)原発(鹿児島県)1、2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査をめぐって、田中俊一原子力規制委員長が7日、衆院原子力問題調査特別委員会で「川内原発は世界最高レベルの水準にある」「世界最高水準の安全性は担保された」と発言しました。斉藤鉄夫氏(公明党)への答弁。田中氏が川内原発の安全性を担保するとまで踏み込んだのは初めてです。

 同委員会で質問に立った日本共産党の笠井亮議員は「福島の事故もまだ収束していないし、原因も究明されていない」として、驚くべき発言だと指摘。新規制基準が、欧州連合(EU)の基準で実施されているものすら盛り込まれていないことを示し、「最高水準とはいえない」と厳しく批判しました。

 欧州連合の加圧水型原発の規制基準では、大型の航空機が衝突しても耐えられるように格納容器の二重構造が要求されているのに対し、日本の基準には要求されていません。

 九電は航空機落下の確率が年1000万分の1回を超えないとして「設計上考慮する必要はない」と評価し、規制委も妥当と認めています。

 笠井氏は、軍用機が原発上空を飛行している事実や、墜落事故が頻発するオスプレイの佐賀配備計画、米軍機がどこを飛んでも日本政府のモノも言えない姿勢を示し「なぜ審査結果は妥当だ、世界最高水準だ、といえるのか」と追及。田中氏は「すべての点について一点の曇りもなく世界最高だということは申し上げていない」「(既存の原子炉で)格納容器を2重にすることは不可能」と開き直りました。

 新規制基準での安全性について田中氏は、4月24日の同委員会で「規制は…必要条件でありますが、それで十分安全を担保できるかということになりますと、それは少し違う」と述べていました。

審査書案撤回を 笠井議員

 日本共産党の笠井亮議員は7日、衆院原子力問題調査特別委員会で、川内原発の適合性審査をめぐり、原子力規制委員会が、18項目の重大事故対策要員がいずれもわずか52人以内で対応可能だと認めたことについて根拠を示すよう求めました。田中俊一規制委員長からは明確な答弁はありませんでした。笠井氏は、福島事故の教訓をみても「52人以上の要員が必要だという事態は起こらないだろうという願望にすぎない」と指摘しました。

 笠井氏は、火山噴火の危険などもあるなか「今回の審査書案は、他にも問題を抱えながら、まともな対応もないまま、事実上の再稼働の合格証明書を出すもので、断じて認められない」と、審査書案を撤回し、「不合格証明書」こそ出すべきだと強く求めました。

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ほぼ、全量落下した燃料はどこへ行くの? 福島第1原発事故 東電解析結果

2014-08-08 | 原発

 ほぼ、全量落下した燃料はどこへ行くの?
世界一の規制基準だというが、日本の原発にはコアキャッチャーもなければhttp://ameblo.jp/boumu/entry-11678204006.html、格納容器が二重になっているわけでもない。
「安全」だとは言わない田中規制委員長http://blog.goo.ne.jp/nomidasama/e/e607ac63c66c3c0a4b8691162ccc0fd2。原発が重要なベース電源などになりえるはずがありません。再稼働などもってのほかです。

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福島第1原発3号機
燃料 ほぼ全量落下か
溶融 5時間早かった  しんぶん赤旗2014年8月7日http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-07/2014080701_04_1.html

東京電力は6日、2011年3月の福島第1原発事故で、3号機の冷却システムによる注水が早い段階で停止したため、燃料溶融がこれまでの推測よりも5時間ほど早くに始まり、ほぼ全量が原子炉から格納容器に溶け落ちたとする解析結果を発表しました。廃炉作業の困難さが浮き彫りになりました。

東電解析 廃炉作業の困難さ示す

図

 今回、東電は「高圧注水系」と呼ばれる冷却システムによる注水が3月13日午前2時42分の手動停止よりも早い12日午後8時から止まっていた可能性があるとして再解析を実施。当初の解析より5時間強早い13日午前5時30分ごろに燃料が溶融し始め、溶融した燃料が全量、原子炉から溶け落ちて格納容器に落下したという結果を得ました。

 落下した燃料による格納容器底部のコンクリートの推定侵食量は68センチメートル。ただ東電は、温度の推移などから原子炉内に一部の燃料が残っているとみています。

 一方、今回の解析による3号機での水素の推定発生量は、当初の800キログラムから600キログラムに減りました。

 また東電は、2号機で3月14~15日にかけて原子炉圧力などの上昇が3回発生した要因として、消防車による注水で蒸気が発生して水―ジルコニウム反応を促進して圧力上昇と燃料溶融を引き起こしたという推定結果を明らかにしました。

 消防車注水が事故拡大を引き起こすという事態は、原発事故の対応の困難さを示しており、再稼働を計画している各原発の対応のあり方が問われます。

 今回の発表は、事故の未解明問題を調査・検討した結果をまとめた2回目の報告。1回目は昨年12月。

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