WHOの警戒レベル分類は、「フェーズ3」が人から人への感染はないが極めて限定されている。「4」は、人から人への感染が増加していることの証拠がある。「5」は人から人への感染がかなりの数ある。「6」は、感染率が高く持続した人から人への感染が確立(パンデミック・世界的流行)
新型インフルエンザは、人が免疫を持たないタイプのインフルエンザウィルスが人から人へ感染するようになって流行するインフルエンザ。
従来、鳥インフルエンザウィルスが人から人へ感染するタイプに変異することが警戒されていたが、メキシコで多発しているインフルエンザは、豚インフルエンザウィルスが変異したと考えられている。
自分の力で増殖できないウィルスは、宿主となる(鳥や豚)から別の動物(例えば人)の細胞に入り込んで悪さをする。タチの悪いやつだ。
豚肉は、70度以上の熱を加えて調理すれば感染の心配が無いと言われている。今度のインフルエンザは毒性も弱いといわれているが、人から人へ感染する能力をつけている。感染を繰り返すうちに強さを増すこともあるそうで、油断大敵。
検疫・医療強化を日本共産党の小池晃議員が厚労省に申し入れを行っています。
▼警戒度「フェーズ5」に=新型インフル拡大で引き上げ-世界的大流行迫る・WHO(時事ドットコム)
【ジュネーブ30日時事】世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜(日本時間30日早朝)、メキシコを中心に猛威を振るう新型インフルエンザへの警戒レベルをこれまでの「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げたと発表した。
最も被害が大きなメキシコに加え、米国でも人から人への感染が拡大していることが確認されたため。フェーズ5は世界的な大流行(パンデミック)の一歩手前の状態になったことを意味する。1968-69年にかけて発生した香港風邪(インフルエンザ)以来のパンデミックに発展する恐れが高まっており、WHOは世界に強い警戒を呼び掛けた。
WHOは同日午後、今回の新型インフルエンザに関する科学的検証会合を開催。チャン事務局長は同会合での情報に加え、世界各国のインフルエンザ専門家による緊急委員会のメンバーとも対応を協議し、警戒レベルの引き上げを決断した。
チャン事務局長は記者会見で、「(今回の)インフルエンザウイルスは急速に変異し、予測不可能な動きを見せている」と、懸念を表明。早急に多くの疑問点への解決策を見いだすのは困難だとの認識を示し、「すべての国がパンデミックに備えた計画を迅速に実行に移すべきだ」と訴えた。(2009/04/30-08:39)
▼総力挙げ対策を=麻生首相が指示-新型インフル
▼「国内発生に備え対策」=フェーズ5引き上げで舛添厚労相-新型インフル
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