投機マネーでぼろ儲けしても、その莫大な利益に税金はほとんどかかりません。
暴利を欲しいままにしているのが、例えば、ヘッジファンド・ポールソン社マネージャのジョン・ポールソン氏、推定年収40億ドルという。ヘッジファンドに融資し、自らも投資して莫大な利益をあげているのが大手投資銀行。米ゴールドマン・サックス社の最高経営責任者であるロイド・ブランクファイン氏の07年のボーナスは約77億円にのぼります。
そして、一番問題なのは、こうした大手投資銀行やヘッジファンドがアメリカ政界と癒着していることです。
現財務長官や、大統領主席補佐官、世界銀行総裁などみんなゴールドマン・サックス社出身者なのです。
暴走する投機マネーの規制に反対するアメリカの理由がわかろうというものです。それに追随する日本政府の態度はなんとも情けないとしかいいようがありません。
日本共産党・志位委員長は、7月22日の党創立86周年記念講演会で投機マネーにふれて、「人類の生存を土台からたたき壊しつつある投機マネーの暴走を、もし抑えられないとしたら、資本主義に世界経済の管理能力なしといわなければならない」と。
←応援よろしく