真実一路くんのひとり言

だれがやっても同じやとあきらめず、一歩ずつ
長いものには巻かれず、真実を大切にして。

日本の未来見通すー志位質問に反響やまず

2008-02-29 | 政治

アクセス1万件はすごい!メディアも取りあげるはずだ!
人間を愛し、日本の未来を見通すもの…
寄せられた感想の数々…


2008年2月26日(火)「しんぶん赤旗」より

派遣労働追及 志位質問に反響続く
アクセス 党HP(動画)に1万件

派遣奴隷工場変えられるかも。応援するゼ


 貧困と格差の広がりの背景にある雇用問題、とりわけ人間をモノのように使い捨てにする派遣労働の問題を取り上げた日本共産党・志位和夫委員長の質問(八日、衆院予算委員会)への反響がやみません。党本部に寄せられた電話、メール、ファクスは百件を大きく超えました。また、党のホームページ上の「JCPムービー」に掲載した動画へのアクセスは一万件近くになり、寄せられた感想も百件にのぼっています。いずれも従来にない規模の反響です。ホームページに寄せられた感想を紹介します。



よくぞ追及

 派遣労働者や親から「よくぞ追及してくれた。感動した」と感謝のメールが多く寄せられています。

 「よくぞ、おっしゃっていただきました。やった! 明日からの仕事がやっていけます。仕事に仲間達といっしょに歩んでいきたいです。励ましを受けた感じです」

 「私も三十代半ばで会社が倒産し約七年定職を求め数十社受験をしてきましたが、人材派遣がさまざまな職場にまで台頭し結局定職に就けず将来も見いだせません。何のために学生時代勉強し会社でも社会的正義を果たすために頑張ってきたのか。それを否定されているようでものすごく悲しいです。今回の国会質疑久しぶりに胸を打つ論議で感動いたしました」

 「日本の将来を担う若者が正規の仕事が無く日雇い労働者として明日に希望も無く働かせられていることに怒りを感じます。それも大企業が法を破って公然と行っていること。国の調査がされていない事にもビックリです。甥(おい)がキヤノンで働いています。心配です」(64歳女性)

 「委員長の質問に涙が出てしまいました。本当に、ひどい働かせかたをしている企業にきちっと社会的責任を果たすよう要求するとともに、このような状況を許している法律の抜本的な改正が必要であることを強く感じました」(磐田市 男性)

 「本当に国民の立場に立った素晴らしい質問でした。現場での実態を踏まえ説得力のある追及に感動しました。日本共産党の政策や理念がもっと広く知られ、21世紀の日本社会をリードして行くことを期待しています」(高校教員)

 「息子が派遣労働者としてキヤノン大分工場で働いていましたが、実態はご指摘のとおりで、特に派遣労働者には、正社員への受験すら認められていないとのことで夢が持てないことが不憫(ふびん)でした」

 「志位氏の質問・追及は大変具体的でしかも的を射たものでした。私の二十八歳になる息子もこの六年間日雇い派遣労働に従事しています。いまだ年金、保険にも入れず年金生活者である私の被扶養家族となっています。志位氏の主張する労働者の立場に立った日雇い派遣の法律改正を是非早めてくださるようお願いします」(千葉県 68歳=男性)


核心ついた

 核心をついた志位委員長の質問には、「さすが共産党。このような政党の必要性をいまさらながら感じた」などの共感が多くありました。

 「32歳の男で時給740円のコンビニで4時間勤務しています。派遣の実態をよく国会の場で聞かせていただき国民の一人として共産党を誇りに思います」

 「志位さんの本質をついた質問は淡々とした中にも迫力があり、政府から一定の答弁を引き出したことに、このような政党の必要性をいまさらながら感じました、高校卒業後アルバイトで生活している二人の子供たちに見せてあげたいと思いました」

 「本当に心から感動しました。かつてこれほど弱い派遣の立場にたち理路整然と熱弁をふるってくれた議員がいたでしょうか? 何気なく見ていたTVでくぎ付けになり胸が熱くなりました。これからも共産党には是非頑張っていただきたい。私たちのような弱者の代弁をしてくれる党は他にありません」

 「涙がでます。企業献金をもらっていない政党でなければこんな質問はできません! 非正規社員や派遣労働者は将来不安。正規社員はサービス残業、過労死寸前。今の社会は異常です! 共産党を応援していかなければ、労働者の明日はないと思います」

 「『共産党』というと、怖いイメージがあったので、志位さんの紳士的な優しい雰囲気に意外な感じがしました。外国の共産党のイメージに引きずられず、わたしたちのために働く政党は正しく評価しようと思いました」

 「労働者に不利な派遣労働がどうしてこんなに増えたのか疑問に思っていました。一九九九年に派遣労働が解禁され法律的に許されたことが全ての原因だったのですね。法律が働く人を守ってくれなくては日本の将来も危ういです。何のための政治・法律なのでしょうか? わかりやすくて核心を突いた志位委員長の質問に感激しました」


頼りになる

 志位委員長の質問は「高い倫理観と日本の未来を見通す確固たる哲学」とのメールも寄せられています。

 「未来のために、今働き盛りの世代を『育てていく』そんな社会が『当たり前』とされる世の中を希望いたします」

 「労働者保護法にという志位さんの主張に人間を愛する高い倫理観と日本の未来を見通す確固たる哲学を熱く感じた」

 「五十一分パソコンで見聞きしました。本当に素晴らしい、未来に頼もしい発言でした。ありがとうございました。若い親、孫のことが目に浮かび、この子たちが、早く、生きいき働き、安心して生活できる社会がくることをのぞみます」

 「私の主人も今現在五十歳、以前の会社が倒産して、その後派遣会社登録後、大手電気メーカーの派遣社員です。メーカー直接雇用を希望していますが、中々応じてもらえません。派遣法の禁止を是非、お願いします。たったこれだけで、税収は増え、市場は活気を取り戻し、日本の将来は大きく変わると思います。日本を将来の夢が描けるまともな国にして下さい。お願いします!!」

 「よく言ってくれた。おれたちは人間だ。物でもロボットでもない。痛みも苦しみも感じる、生まれて良かった生きていて幸せだと思いたい。会社、工場は立派な顔した派遣奴隷工場。でも変えられるかもしれない。しいさんみたいな国会議員が増えれば変えられる。おれたちも応援するゼ!!」

 ※キャノンは社会的責任を!(真実一路)

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米高官のウソ935回ー「イラクに大量破壊兵器」

2008-02-28 | 政治

 よくも、まあこれだけウソの繰り返しを!
            戦争はウソからはじまると言うが。


  ちょっと、印象に残っている記事でしたので。

 ブッシュ政権は、「イラク・フセイン政権の大量破壊兵器の保有」などを口実に2001年の9.11同時テロ事件からイラク開戦まで強引に突き進みましたが、その「虚偽発言」の数は、ブッシュ大統領と7人の高官あわせて、総計935回に上ることが明らかになりました。

 米政府高官らを対象に調査報告を続けている「センター・フォー・パブリック・インテグリティー(本部ワシントン)が1月23日に明らかにしたものです。事件後2年間の公の演説、メディアへの説明や議会証言など分析したもので、その回数が明らかにされたのは今回が初めてだそうです。

 対象は、ブッシュ大統領、チェイニー副大統領、パウエル国務長官(当時)、ラムズフェルド国防長官(当時)、フォウィッツ国防副長官(当時)、ライス大統領補佐官(当時)、フレイシャー報道官(当時)、マクレラン報道官(当時)の8人。

 「虚偽発言」を最も多く発言したのが、ブッシュ大統領で260回です。パウエル国防長官(当時)が254回と続きます。
 その回数は、ブッシュ大統領が対イラク武力行使容認決議の政府案を議会に提出した02年の9月に「激増」です。

 開戦後、戦争の口実が次々と崩れ、ブッシュ大統領は国民向け演説(05年12月)で、「情報の大半は間違いだと判明した」として、「大統領としてイラク開戦の決定に責任がある」と一定の釈明をせざるをえませんでした。

 「ブッシュと他の高官たちは、これまでのところ、虚偽の発言を繰り返したことに関する責任への厳しい追及を免れいている」とは調査を指揮したチャールズ・ルイス氏の批判です。

 「目的外使用はしていません」「国際貢献です」とごまかして、あの自衛隊は再び給油活動です。戦争でテロは根絶できません。

※参考 しんぶん赤旗1月26日


ハッとさせられた
津久井進の弁護士ノート 連載「ちびまる子ちゃん」について書かれているブログを紹介しておきましょう。

2月19日の朝刊には,ハッとさせられた。
 しばらく,頭から離れなかった。

まる子 「お父さん、どうして戦争がおこるの?」

父 「それは、いろんな奴がいるからおこるんだ」

まる子 「じゃあさ、どうしたら戦争が無くなるの」

父 「いろんな奴が戦争をやめればいいんだ」

まる子 「ふーん」


これって,作者としては,ギャグのつもりもあったのかも知れないが,まさに核心を突いているので,心の中で「お見事!」と叫んでしまった。


 

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「国の借金」ー国民一人当たり約656万円

2008-02-27 | 政治
「国の借金」過去最大838兆円、07年末・財務省発表

 財務省は25日、国債や借入金などを合計した「国の借金」が2007年末時点で838兆50億円になったと発表した。昨年9月末に比べ4兆3068億円増え、過去最大となった。借金の大半を占める普通国債の発行額が償還額より多かったことなどが主因。国民1人あたりに換算すると約656万円になり、3カ月間で約3万円増えた。

  ……………………………………………………………………

 アメリカのいいなりになって、どれだけムダな公共事業に国民の税金を費やしてきたことか。
 ムダな飛行場に、港に、高速道路に、軍事費に…。その責任を棚にあげて、あげくの果てに財政危機といって、いい口実にして、消費税増税で国民への負担の押しつけ。たまったものではありません。

 08年度政府予算案・一般会計の総額は83兆613億円。特別会計は28あって歳出総額は約368兆円。実に一般会計の4.4倍もあります。これがくせものです。話題になっている道路整備などの特別会計は08年度統合されて社会資本整備事業特別会計となり5兆7923億円。

 なかなか、メスが入らないのが大企業への優遇税制と軍事費です。そのくせ、社会保障費は毎年の削減目標2200億円にはしっかり固執です。

 米軍のグアム移転や国内での米軍再編強化に3兆円もの予算が投入されようとしていますがもってのほかと言いたいですね。
 払いたくても払えない人が増えてる国保料は一人1万円引き下げに4000億円あればできるのです。

 縁遠い話ですが、ちなみに「兆」とは、どれくらいのものか。
 「1日100万円を使っていって、1兆円まで使うのにどれくらいの日数がかかるか。答えは、「なんと1000000(百万)日」もかかるそうです。年になおすと2739年、縄文時代から1日100万円使い続けて、ようやく現代で1兆円になるという。…と、とてつもない額です。

 汗水流して働いて、新しい価値を生み出し、国民が納めた税金です。ムダに使わないでください。

                                

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なぜ、回避行動をとらなかったかーイージス艦

2008-02-26 | イージス艦衝突事件

「相手がよけると思った」 イージス艦見張り員が供述


 海上自衛隊のイージス艦と漁船の衝突事故で、衝突12分前に漁船の灯火を視認しながらレーダー担当らへの伝達を怠った見張り隊員が、第3管区海上保安本部の事情聴取に「相手がよけると思った」という趣旨の供述をしていることが24日、分かった。3管本部は、当直士官やレーダー担当らも漁船団の接近を認識しながら危険と判断せず、衝突1分前まで自動操舵による直進を続けていた可能性があるとみて、詳しく事情を聴く。 (引用終わり)

……………………………………………………………………

 回避責任は間違いなくイージス艦「あたご」に

 防衛省は19日の事故当初、イージス艦は衝突直前のわずか2分前の同日午前4時5分前になってようやく海上の「緑」の灯火を見て漁船と確認したと説明。緑色の灯火が右舷灯とすれば、漁船に回避責任があったと印象づけるような発表をしました。
 その後、翌20日には、衝突12分前の午前3時55分にイージス艦の右方向から横切る漁船の「赤」の左舷灯を確認していたと、これまでの説明を「訂正」。

 海上衝突予防法で定められている、右側から横切る船舶を避けるという義務がイージス艦側にあったことが明白になりました。
 海上衝突予防法は、回避義務を負う船を「避航船」、進路を保つ権利があり、回避してもらえる船を「保持船」といいます。
 また、同法では、船舶同士が接近したり、衝突回避行動に疑問があった場合、単音5回以上の「警告信号」を行わなければならないとしています。しかし、清徳丸と一緒に行動していた漁船は警告音を聞いていないのです。そのまま、衝突直前まで「自動操舵」です。2重、3重にも衝突の危険回避行動がとられていなかったのです。

 「相手がよける」と思っていたところに、「法」を無視してはばからない「そこのけ、そこのけ」の、軍事優先の意識があったとしか思えてなりません。

 衝突12分前に、漁船を確認しておきながら、自動操舵のまま回避行動をとらず、清徳丸は真っ二つに引きちぎられ父子二人は冷たい海に投げ出されてしまったのです。

                                  


【関連】
海上予防法 出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』
「みんな、くやしい」 地元漁協 捜索打ち切り

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映画「母べえ」と多喜二と一茶と

2008-02-25 | Weblog

 23日、心待ちにしていた「母べえ」をやっと観ることができました。

 冒頭から、夜中にドイツ文学者「父べえ」の縄による検束でした。こどもたちのいる目の前での出来事です。こどもたちを抱きかかえる「母べえ」。
 「なぜ、なぜ!」と心の中で叫び、熱くなる私がいました。

 それからというものついに、「母べえ」とこどもたち2人は、「父べえ」といっしょに暮らすことができませんでした。
 「生きて逢いたかった」と死直前の「母べえ」の言葉が胸を“きゅーん”とさせるのです。
 戦争へ、戦争へ突き進むための弾圧、悪名高き治安維持法です。あの戦争の恐ろしい時代です。

 「…下腹といわず尻といわず、前も後もどこもかしこも、まるで墨とベニガラを一緒にまぜ塗りつぶしたような、何ともかともいえないほどの陰惨な色で覆われている。…」
 侵略戦争反対をかかげてたたかったプロレタリア作家・小林多喜二が75年前に逮捕され、その日のうちに、残虐のかぎりをつくして虐殺された様相です。(このブログで記事にした場面が脳裏に鮮明によみがえります。)

 あの恐ろしい戦争の時代がどういうものであったか。興味の湧くコラム記事をみつけました。しんぶん赤旗の“朝の風”です。亀井文夫監督の文化映画「小林一茶」(1940年東宝)について書いています。「母べえ」の舞台となった同じ時期です。

 「…1940年の前年には『映画法』が施行され、検閲その他の監視がよりきびしくなっていた。…戦後、『人民評論』(1948年9月号・文化弾圧と抗争の歴史)で亀井は語る。『日華事変のはじまったときに“上海”という映画をつくり』当局に『呼びつけられて叱られた』という。次の『小林一茶』では、『これは反宗教的な場面もあるし』『うがった考え方を観客にすすめるようなものがある』と。後の検事調書にでは『弁証法的思惟ノ方法を大衆ニ教エルタメニ作ツタ映画ダ』とされる。
 しかし、この映画は山地の多い長野県下の貧しい農民の生活実態を一茶の俳句にからめ、見事な画面構成で描く記録映画である。…」とコラムです。
 映画「小林一茶」の存在すら知らなかったものにとって新鮮な驚きです。

 亀井文夫監督は、「たたかう映画」のなかで、「ぼくにとって風景は、いつも、そこに住む人々の生活と切り離してながめることはできなかった。たとえば、「信濃では 月と仏と おらが蕎麦」(一茶の句の一節)の月、すなわち姥捨ての月にしても、「耕して天に至る」と評された棚田の農民の辛苦を思わないわけにはいかなかったし、仏も蕎麦も、すべて農民の暗い貧しい生活の投影だと考えたのである」と語っています。

 戦争への企てにたいする、屈しないたたかいは人々の中に生きている。映画「母べえ」が放つ値打ちはここにあると思うのです。
 山田洋次監督、吉永小百合の熱い思いが伝わってくる作品でした。 

                                  

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六つの「巨大横断道計画」は、撤回すべし

2008-02-24 | Weblog

まだ造るか巨大横断道   無謀な計画撤回せよ

笠井議員追及 国交相が再検討表明    


 日本共産党の笠井亮議員は二十一日の衆院予算委員会で、道路特定財源をもとに採算を度外視した六横断道計画などが次々に進む実態を示し、「無謀な計画は撤回すべきだ」と政府に迫りました。野党席からは応援、与党席からは驚きの声が上がり、冬柴鉄三国交相は「今日の議論を踏まえ検討する」と答えざるをえませんでした。

………………………………………………………………………… 
 笠井氏はまず、「全国一の大赤字路線」と言われる東京湾横断道路=アクアライン(総額一兆四千億円)の実態を告発。交通量は当初計画のわずか四割です。一九九七年開通以降、十年で三度も借金返済計画が作り直されています。

 「政治の責任は重大だ」と批判した笠井氏は、政府が東京湾に、さらに新しい道路建設計画(東京湾口道路)まで立てていることを示し、「成功する保障がどこにあるのか」とただしました。しかし、冬柴国交相は「(建設費が)いくらかかるか分からない」などと答弁しました。

 笠井氏は、政府が東京湾口道路だけでなく、全国に六カ所(図)も海峡横断道路の新建設を計画し、今年三月に閣議決定しようとしていると暴露しました。

 「(計画は)調査の段階」などと弁明する冬柴国交相に対し、笠井氏が「調査はいくらで、どんな団体がやっているのか」とただすと、平井たくや国交副大臣は、調査費が七十七億円にのぼることを明らかにしましたが、「発注先を特定することは困難」と繰り返すだけ。

 笠井氏は「税金を使った調査が、どんな団体に渡っているかも言わないのはとんでもない」と批判。独自の調べで、国交省の天下りや大手ゼネコン役員が理事をつとめる財団法人「海洋架橋・橋梁調査会」が調査を請け負っていることを明らかにして、「これでは自分たちがうまくもうかるよう調査をしていると言われても仕方ない」と、閣議決定をやめるよう求めました。

 冬柴国交相は「庶民の目で見ておかしいと思うものは、改革する」と述べ、年度末の閣議決定についても再検討を表明しました。

 

図 

                         2008年2月22日(金)「しんぶん赤旗」より


  ……………………………………………………………………

 ほんとにもう、驚くべき、異常な計画です。その異常さに与党席からヤジが飛ぶのも当然です。

 全国1の大赤字路線「東京湾アクアライン」。総額1兆4千4百億円だそうです。数年前、房総半島に出かけた時、走りましたが実にりっぱなもんでカネがかかっているなと誰もが思うようなものです。

 着工決定時の道路公団総裁までが、「採算がとれないことはわかっていた」という代物です。福田首相も計画交通量と実績が大きく乖離していることを認めざるを得ません。

 にもかかわらず、東京湾に「第2アクアライン」(東京湾口道路)の計画です。この道路にいくらかかると見積もっているかと質問しても、冬柴国交相は調査してないという。
 この「第2アクアライン」を含めて巨大横断道路計画は6本もあるという。福田首相は、このプロジェクトを「夢のある話」だと。笠井議員が「夢というなら『悪夢』だ」と批判したようにまったく無謀です。

 すでに、調査費に77億円を投じています。調査を請け負ったのは財団法人「海洋架橋・橋梁調査会」。なんのことはない役員の半数以上は国交省など天下りOBという。

 ところが、政府はこの無謀な道路計画を盛り込んだ「国土形成計画」を3月末までに閣議決定しようとしているらしい。

 「おい、おい、ちょっと待ってよ!待ってよ!」
 
無謀な計画はやめてほしい人、やめさせようという人はよろしく



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日本防衛と無縁 イージス艦

2008-02-23 | イージス艦衝突事件

 米戦略を補完 6隻で7600億円

 海上自衛隊の主力であるイージス艦とは、どんな役割・能力をもっているのでしょうか。

 イージス艦は高性能レーダー「SPY-1D」とスタンダード迎撃ミサイルで構成される「イージス・システム」を搭載した戦闘艦です。米国が空母護衛のために開発し現在は多様な任務を帯びています。

 日本では、10980年代、旧ソ連の長距離爆撃機バックファイアによる攻撃から米空母を「護衛」することを想定して導入が決定されました。しかし、最初のイージス艦「こんごう」が就航したのは、ソ連崩壊後の93年でした。それでも98年までに「こうごう」型4隻を導入。昨年3月に最新鋭艦「あたご」、今年3月に同型2番艦の「あしがら」が就役し、6隻態勢となります。横須賀に「きりしま」、舞鶴に「あたご」「みょうこう」、佐世保に「こんごう」「ちょうかい」「あしがら」(予定)です。
  
 現在は、米戦略の一部である「ミサイル防衛」(MD)で中心を担うことが想定されています。
 「あたご」型の場合、最初から“MD仕様”で建造され、最新版のイージー・システムが搭載されています。
 「イージー・システム」は米国から輸入され、日本側には構造を知らされていません。一方、日本のイージス艦がとらえた情報は自動的に米側に流れます。
 日本防衛とは、無縁の米戦略の補完のための艦船なのです。

 6隻の総建造費は約7600億円。「こんごう」型のMD仕様への改修費用が1隻300億円、維持費が1隻10億円以上。イージス艦は軍需企業を潤す「金食い虫」です。

 「こんごう」が昨年12月、初めて実験で弾道ミサイル迎撃に成功したと発表されました。しかし、最初から実験用ミサイルの発射時刻や軌道が設定されており、迎撃したのも一発だけです。

 イージス艦の高性能レーダーは、半径数百キロで数百の目標を同時にとらえるとされています。「なぜ、漁船を見落としたのか」という疑問がでるのは当然です。
 高性能レーダーは膨大な電力を消費するために平時は使用しません。また、このレーダーは「防空」が主目的のため、足元の海面の探知は、他の自衛艦も使用している水上レーダーや航海レーダーを用います。さらに、空と違って波で変化が激しい海面の探知はレーダーだけに頼ることはできず、「目視」が決定的に重要になります。
 海上衝突予防法でも「船舶は…視覚、聴覚及びその時の状況に適した他のすべての手段により、常時適切な見張りをしなければならない」(5条)と定めています。
 どんなに、レーダーが発達しても、衝突を回避するためには人間の五感が何より大切です。「あたご」側は、視覚・聴覚をどれだけ研ぎ澄ませていたのでしょうか。(しんぶん赤旗2月23日参照)

 わがもの顔で「そこのけ、そこのけ」では、小さな漁船はたまりません。逃げまどう漁船の光景が目に浮かびます。
 東京湾周辺は海の銀座、その入り口、横須賀には自衛隊と米軍基地が存在します。そこには、7750トンの「あたご」をはるかにうわまわる10万トン級の米原子力空母がその中心に座ろうとしているー。
 

                                   


 

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イージス艦衝突事件ーその背景に

2008-02-22 | イージス艦衝突事件

イージス艦、漁船団を避けず直進 僚船GPSで裏付け


2008年02月21日11時51分



 マグロはえ縄漁船清徳丸と衝突した海上自衛隊のイージス護衛艦「あたご」が、清徳丸とともに漁場に向かっていた漁船団に回避措置を取ることなく、接近していたことが、複数の漁船の乗組員らの証言で明らかになった。それぞれの漁船の全地球測位システム(GPS)装置に残された、あわてて衝突を回避しようとした漁船の航跡画像と合わせ、自動操舵(そうだ)中のあたごが回避せず直進を続けた様子が裏付けられた。海上保安庁は漁船側からもこうした記録を入手、あたごの見張りや回避対応に過失があったかどうか、乗組員の事情聴取を進めている。


図

  


 衝突した清徳丸と同じ船団だった幸運丸の堀川宣明さん(51)によると、南西方向に航行中、レーダーにあたごの船影が初めて映ったのは、衝突約30分前にあたる19日午前3時半ごろ。あたごは、左前方11キロの地点を船団に向かうような形で航行していた。

 当時、幸運丸は約15ノット(時速約27キロ)で航行中で、堀川さんはあたごを目視でも確認した。約5キロの地点に近づくと、右舷を示す緑色の灯火も見えた。同じ船団の金平丸の市原仁副船長も、前方左側にあたごの緑色の灯火を確認したという。

 5隻前後の船団の前方を航行していた幸運丸は左後方3~4キロ以内の範囲に、一緒に漁場に向かっていた3、4隻の漁船がついてきているのを、レーダーで確認した。清徳丸や金平丸などの僚船とみられるという。

 午前4時ごろ、あたごは幸運丸の前方2.7キロにまで近づいてきた。堀川さんは船の灯火の位置が高いことから、あたごの船体が大きいと判断。かじを切ったり、減速したりする様子がうかがえず、危険を感じた幸運丸は右にかじをきり、あたごの前を横切るようにして衝突を回避したという。

 あたごはその後も直進を続けていた。金平丸も約3キロ以内にまで近づいたあたごに危険を感じて右にかじを切った。対向時に衝突を回避する方法として定められている右へかじを切る行動をあたごが取る様子がないとして、金平丸は今度は左に大きくかじを切った。市原副船長は、あたごが減速している様子は感じなかったという。

 あたごが灯火を5回余り点滅させて、周囲の船に警告信号を送ったのは、幸運丸があたごを回避してから約5分後だった。その直後に艦全体に明かりがつき、停止したという。

 防衛省の説明では、あたごは、清徳丸と衝突する1分前まで自動操舵を続けていた。衝突2分前に清徳丸とは別の漁船が、右前方からあたごの前方を横切ったことも明らかにしている。

「寒い寒いって2人が…」親族、防衛相に怒りぶつける


2008年02月22日00時51分



 清徳丸の船員、吉清(きちせい)治夫さん(58)と長男哲大(てつひろ)さん(23)が行方不明になって3日目。2人の親族や地元の関係者は、千葉県勝浦市を訪れた石破防衛相に怒りや不信の思いをぶつけた。同市の新勝浦市漁協川津支所前には、近くに住む人や大勢の報道陣が集まった。治夫さんのおばで支所の向かいに住む板橋よし子さん(78)ら親族は、厳しい表情を浮かべながら、落ち着かない様子だった。

 到着を待つ板橋さんは「治夫たち2人は『寒いよ寒いよ』って涙をこぼしている。哲大は手塩にかけて育てた。泣き通しだよ」。支所訪問を終え、公用車に乗り込もうとする石破氏に直接、「せがれと孫を帰してもらいたいですよ。元気な子だったのに」と叫ぶように訴えた。


 石破氏を迎えた支所内では、治夫さんの妹2人、僚船康栄丸の中ノ谷義敬船長、同漁協の外記栄太郎組合長らが約40分間、面会した。漁船発見時間などを巡り、防衛省の説明の変化を非難する声が相次いだ。

 外記組合長は「イージス艦の見張りが不十分だったのではないか。調査してほしい」と要請。あたご側が清徳丸の「緑灯」を見た、と説明していることには、外記組合長らが「壊れた船が不利になる。双方の意見を聞かなくてはいけない」などと抗議した。

 治夫さんと同級生で隣に住む漁師の鈴木正男さん(58)は、同市内の県沿岸小型漁船漁業協同組合で石破氏を迎えた。「働き者の2人がいなくなって、からだの弱いお母さんらはどうなるのか」と憤った。ただ、「この事故が解決するまで責任をもってやって欲しい」と付け加えた。

 勝浦市役所で石破氏の訪問を受けた藤平輝夫市長も「大海原に小さな船が何十隻もいる。自衛艦に『そこのけそこのけお馬が通る』に似た現実があれば大変な間違い」と訴えた。 (引用終わり)

 …………………………………………………………………………

 海の銀座で軍艦わがもの顔

 衝突事故がおきた東京湾周辺は、年間約28万隻の船舶が入港し(05年国土交通省統計)、世界有数の海上交通量を記録する“超過密水路”海の銀座です。
 その入り口には、米軍・自衛隊の基地、横須賀があります。米軍は空母キティホーク、揚陸指揮鑑ブルーリッジイージス艦9隻が常駐しています。自衛隊はイージス艦「きりしま」をはじめ、40隻近くが常駐。
 軍用艦船は「軍事機密」を理由に出入港の日時、航路など公表しません。こうした軍用艦船が行き交う海域で操業する漁船は、常に危険にさらされているのです。
 報道のように、衝突の危険がある場合、相手側に回避義務があったとしても、「たいがいは気をつけて、こちらからよけている」のが実態だそうです。
 多くの民間船舶が航行している東京湾周辺です。 小さい船(漁船)は“どかんかい”の「軍事優先」、わがもの顔で航行する実態が、今回の事故の背景にあるように思えてなりません。

 それにしても、2転3転の海自の説明。「うそをつかず、真実を語ってほしい」(新勝浦市漁協・組合員)は、痛く心に響きます。

「寒いよー、寒いよー」と二人は、冷たい海で叫んでいるのです。

腕を組み、肩を組み、冷たい海で叫んでいるのです。

 
 

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キャノン直接雇用の拡大へ

2008-02-21 | 雇用・労働

 労働者のたたかいと世論の力 

 キャノンは20日、08年度中に国内のグループ企業19事業所の正社員化などを通じ、5千人の直接雇用に踏み切る方針を固めました。
 昨年策定した5千人の雇用計画を1年前倒しで達成したため、正社員化比率をさらに引き上げます。
 同社は、請負労働者を発注先企業の指揮下で派遣社員のように働かせる「偽装請負」で、労働局から是正指導を受けたことから、生産部門要員構造の抜本的な見直しに乗り出していました。 
(しんぶん赤旗2月21日より)

 労働者のたたかいと世論の力です。
 8日の衆院予算委員会で、「企業の社会的責任は問われなければならない」と舛添厚労大臣が答えざるを得なかったように、日本共産党の志位和夫委員長がキャノンの実態を示して追求した質問が反響をよび直接雇用と正社員化への大きな世論となったのは確かです。

 しかし、正社員化はまだほんの一部です。抜本的な正社員化こそ社会的責任をはたす道です。

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 キヤノンはこれまで生産技術・技能の伝承ならびに製品品質の維持・向上を実現するために、製造部門の直接雇用に関して前向きに取り組んでまいりました。今後もこの考え方にもとづき、2008年までの直接雇用の採用計画を大幅に拡大します。
 具体的には、2008年度末までに製造部門において本人の適性、能力、協調性などを総合的に勘案した試験を実施した上で、グループ合計で直接雇用者5,000人を採用します。
 5,000人の内訳は、正社員2,500人(定期採用・中途採用ならびに期間社員からの登用)、期間社員2,500人とします。

                                   

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若者に未来をー奨学金給付制の実現を!

2008-02-21 | 政治

2008年2月20日(水)「しんぶん赤旗」

奨学金給付制実現を
 
予算委で石井議員 返済困難例を紹介


 有利子の貸与制奨学金では負担が大きく返済が困難―。日本共産党の石井郁子衆院議員は十九日の衆院予算委員会で、奨学金の異常に高い実態をとりあげ、給付制に踏み出すよう求めました。

 石井氏は奨学金は学業を続ける命綱であるにもかかわらず、日本の制度は貸与制であり、多くは有利子だと指摘。学部生や大学院生の有利子の場合の返済総額と月額について質問しました。文部科学省の清水潔高等教育局長は0・9%の利子として、学部生で月十万円貸与の場合、五百二十七万円で返済は月額二万二千円で二十年、院生で月十万円貸与の場合、一千百八十万円で月額五万三千円で二十年返済になると答弁しました。

 石井氏は「返済を考えると返す自信がなくて、進学できない」との学生の声を紹介。大学を出ても二人に一人は月収十万円程度の不安定雇用で月に約二万円を返すことは困難だと指摘し、国として給付制の必要性を考えるべきだとのべました。

 額賀福志郎財務相は「経済的理由で教育を受けられないことはあってはならない」と答弁。石井氏は、日本学生支援機構調査でも返済滞納理由の「無職・失業」が二〇〇一年の6・5%から〇五年には20・3%と増加していることをあげて、給付制に踏み出すべきだと強調しました。

 高すぎる授業料が問題だとして、“親の年収四百万円以下の家庭は授業料免除”との東京大学の制度を全国の制度にすべきだと提案しました。(引用終わり)

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 うれしい話として以前、このブログでも東大の授業料免除制度についてとりあげました。
 額賀財務相が「経済的理由で教育を受けられないことはあってはならない」と答弁したようにぜひとも実現して欲しいものです。

うれしい話ー東大、授業料の免除枠拡大

教育予算 下から2位 日本、家計負担は高水準  

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