山奥の喫茶店

きのうの夜、ブログを更新してすぐに、知事選の結果は出た。正直すごく残念です。
田中知事は福祉の方にも一生懸命取り組んでいたと思う。選挙前も長女の勤めていた知的障害者施設に、田中さんは足を運ばれていた。
長野県民はいったい何を望んでいるんだろうか？
村井さんという人は、田中県政の批判ばかり繰り返したのは、わたしはこの人はいったい何をしようとしているのか、わからなかった。
それでも水害のあった岡谷、諏訪は田中さんの方が票が多かったのは、これからすべきことは何かを災害に遭われた方々はわかっていたということだったと思う。
せっかく長野が変わろうとがんばっていたのに、それが中断されてしまったような、力がぬけていくような無力感を感じるよ。


きのうは、夏にはいつも行く、山奥の喫茶店「パニ」に娘と行きました。
緑の乱打、緑でむせかえるような山を登っていくと、小さな村にその喫茶店はあります。
お店の前には、一口飲むと三年は延命するという、延命水が湧き出ていて、そのお水でコーヒーもつくられているのです。
夏になると必ず一回は来て、このお水を飲んでいるので、７、8年続いているから、もう20年以上、長生きするかもよ？
廃材や、山の木を使って山小屋のように造られたこのお店は、緑のなかに、静かにあります。ゆったりした時間が過ごせて、力がほわーっとぬけていくようです。

いつきても、お客さんはいて、よくこの山奥にこのお店があることを知っているなあ・・・・という感じですが、たぶんわたしたちと同じ、年に数回の常連さんかもしれない。たぶん雪が降る冬は、ここまでは車で登って来れないかもしれないと思う。
このお店に初めてきた時は、いろいろあって、意気消沈していた悲しい日だったのを覚えている。
このお店から見える山の緑と青い空と白い雲を見ていて、涙がこぼれたことも覚えている。