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今、歴史博物館が面白い!

岐阜市の歴史博物館は体験も出来て楽しいところですよ。

弥生時代 (part 1)

2006-07-18 18:11:38 | Weblog
今年の夏休みに合わせて(そんなことは無いですが.....)
特別展『弥生時代』が始まりました。 
7月14日~8/27日(日)までの期間です。

2000年前の美濃の暮らしと題して、岐阜県内の遺跡から出土した、
土器や石器の展示。
このころから米作りが始まった時代なので、どのような道具を
使用していたのか、実際に出土した鍬や鋤も見ていただけます。

今回は展示品もですが、体験コーナーを充実して
来館者の大人も子供も、楽しんでいただける工夫を多く準備してます。
写真も撮れるところも有りますので、来館の折りはカメラを持参ください。
 
このブログでは、チョット日を置いてpart1 と Part2 の2回に分けて紹介します。
part1では主に展示品の紹介。
Part2では主に体験コーナーの紹介です。


また関連行事として、
★「展示説明会」
★実験考古学「火越し体験」 毎週水曜日
★石器を作ろう!「石包丁と打製石器を作る」 7月23日(日) 8月5日(土)
★アニメ映画会「火の鳥・黎明編」全4話   7月30日(日)
★まちなか博士サポート講座「美濃の弥生時代」 8月13日(日)
などの行事がが行われますが、詳しくは岐阜市歴史博物館へ問い合わせを.......


特別展開催時は恒例により関係者によるテープカット等が行われました。



招待客の皆さんが場内を見学。



ゆっくり見学をされてました。



竪穴住居の柱に使われていたものですが、切り口を見ると
石器時代なのに鉄の斧で切ってあるとか?



米作のために実際使われていた鍬。




臼とセットで籾殻を取るために使われていた杵。



遺跡から出土した壷。


part2 体験コーナーの紹介は、近い内にアップします。乞うご期待!!

アスカと花と散策


寄席を楽しむ!

2006-07-08 19:13:27 | Weblog
岐阜市歴史博物館では、毎月第二土曜日には
館内の講堂で『歴博亭・土曜寄席』と名をうち、
関東・関西の落語家による落語会が開かれます。
とりあえずは鵜飼が終わる10月まで行われますが、
その後のことは、またと言うことです........(^-^♪

以前は、関西関東の落語家2人の演題を楽しんでいたが、
最近は一人の噺家で一時間を演じています。

毎回、200人入れる講堂が一杯になるほどの人気で、
時には席を取れないこともあり、その時は二階の
講座室でテレビによるライブ中継も行われます。

入場料は歴博入館料で(特別展が無い時は300円)楽しめるので、
一度お出掛けしてみては如何でしょう?


因みに落語の祖と言われるのは、『安楽庵策伝』(あんらくあんさくでん)
と言うお坊さんで、
1554年に岐阜市山県で生まれたと言われます。
斉藤道三、織田信長時代の戦国時代に生まれたのですね。
60歳を超えて『醒睡笑』と言う笑い話を書き始めて、
70歳で完成したとか!
それゆえ落語の祖と言われています。

『醒睡笑』の中に書かれている話の中には、今でも落語のネタとして
使われているものもあり、落語の書と言われています。


今日はその寄席の日でしたのでちょっと紹介です。


講堂に入る順番について説明をしています。



講堂に入場するのを待つ人たち。



入場です。



講堂内の舞台 高座風景。



今日の噺家。
直接本人を撮れないのでチラシで失礼!
本日の演者、江戸の三遊亭らん丈師匠。三遊亭円丈一門です。




ここでチョット一服!

2006-07-03 16:40:23 | Weblog
七月から、タバコの税金がまた上がりましたね。
愛煙家には辛い値上がり!
その分小遣いに影響かも。
でも、タバコを吸わない者にはなんら影響が無いので傍観です。(笑)

値上がりばかりではなくて、公共の場所での禁煙も当たり前になってきていますね。
所によっては歩きタバコも禁止で、ますます愛煙家は追い込まれてます。
自分ばかりではなく、周りの人も健康を害するかもしれないので、
この際思い切って禁煙に踏み切っては如何かな。( ^-^)/★,

と言う私も20年ほど前までは愛煙家でしたので、タバコ吸いの気持ちは
よく分かりますよ。

歴史博物館でも例外ではなく館内は全面禁煙。
職員やボランティアの中にも愛煙家が居ますが、
雨降りでも外の灰皿で吸ってます。
おォ~なんとも哀れな姿。ご同情申し上げます。o(*^▽^*)o


この煙、紫煙と書いて綺麗だが曲者。(^-^♪



館の警備員も冬でも雨降りでも暑くても寒くても、
喫煙の時は、吹きさらしの外で立ちんぼ!



でも、何を言われようと嗜好品は個人の自由。
雨にも負けず風にも負けず.......がんばれ~(笑)



アスカと花と散策

和傘と紙衣

2006-06-25 19:12:41 | Weblog
 歴史博物館の2階 常設展示場の一角に
特集展示コーナーがあるのですが、
今月22日から8月6日まで『和傘と紙衣』の展示をしています。

和傘と紙衣は
共に、美濃特産の和紙を使用した生活用具です。

和傘は 雨傘、日傘、踊り傘などですが、
今は特別な用途以外、ほとんど作られなくなっています。
と言うより、作る職人がほとんど居ないというのが現状です。
実際需要も少なく、今はインテリアとして利用されるのがほとんどではないでしょうか。


紙衣(かみこ=紙子)

紙衣は、揉みほぐした和紙に柿渋を塗り作ります。
防寒衣料や寝具として古くから使われていたのですが、
明治以降ほとんど使われなくなったようです。
今は東大寺二月堂に出る僧たちの衣料に用いられています。

そんな紙衣を、版画家武藤六郎氏が、折染で作った作品を
展示しています。
折染めは和紙を屏風折等にして染料で色付けしたもので、
打掛や扇子、屏風ほかの作品をご覧いただけます。


展示場の会場に貼り出されているポスター。

お断り! 会期は8月2日までとなってますが、実はミスプリントで
8月の6日(日)までの誤りです。
お詫びして訂正します。o( _ _ )o



来館者に説明できるように研修中のボランティア。



同じく研修中のボランティア。



展示されている和傘。
和傘は天井から吊ってあり、説明版は足元にあります。
この傘は親骨が松葉になっていて、珍しい傘です。
さらに日傘等も展示されていて、職員のレイアウト感覚もご覧ください。



紙衣作者武藤六郎氏の、屏風に貼った折染めの作品。



折染めで付けた模様の茶羽織。




そこで、折染めってどのような方法で模様が付けられたのか、
ボランティア有志で試してみることにしました。

和紙、柿渋、玉ねぎの汁、絵の具等を準備して実験開始!!
柿渋の臭い、廊下まで充満!!



和紙の折り方は簡単なものはそれほど難しいのもではないので、
何とか出来ました。



基本的には三角や四角に折るのですが、柄によってはいろいろな
バリエーションがあるようで、奥が深いかなと感じました。
三角と言っても、正三角と二等辺三角では出来た模様が違うことも発見。

また適当に折ると、染料に浸けたときに染料のシミ具合に大きな差が出るので、
正確に折る必要がありました。
そして染料も吟味する必要も分かりました。



最初は巧く出来なかったですが、少しずつ慣れてくると要領が分かってきて
何とか出来るようになった次第!!
出来上がった作品ははいまいちですが、結果は満足満足!!( ^-^)/★,
その試作品は紙衣展示場でお見せ出来ますので、ボランティアに声を掛けてください。



試作品さらにもう一枚です。
しかし、私たちが試したのは小さな和紙で簡単な模様なので、
何とかなりましたが........簡単ではないことを感じました。


アスカと花と散策

警察消防の合同慰霊

2006-06-10 18:52:54 | Weblog
岐阜公園内、歴史博物館の隣に警察と消防の
慰霊塔が立っています。

職務上殉職をした人たちの供養を、毎年6月ころに
ここで開催されます。

今年も8日に若い?隊員の整列する中で行われました。
その様子を少し........

警察も消防もですが、このような隊員は若くて体格の同じような
人員を揃えていると言うことがわかりました。


この碑が警察、消防の合同慰霊碑です。



私が見た時は消防隊員の整列が行われてました。
若い隊員の緊張の様子をカメラに......



慰霊碑に向かって敬礼の消防隊員。
何故か一人、長袖の制服を......(^-^♪



一先ず、大役を済ませて緊張の取れた隊員。



次に控えしは、警察官の整列。



所定の位置までの行進ですが、ちょっと隊列が乱れたかな。



白い制服は、警察?消防?か わかりませんが、楽隊です。




浮世絵の摺り体験!

2006-05-28 18:59:11 | Weblog
歴史博物館で開催されていた、
特別展『お江戸の遊び心』は今日で終了しました。

その中での体験コーナーに、摺り絵(版画)を楽しむと言って、
4枚の版木で一枚の絵が出来上がるのを体験出来たのですが、
(↓の浮世絵展を参照)
特別展終了と同時に、この摺り絵体験も終わりました。

しかし、今後は2階の常設展に於いて、何時でもこの摺り絵の
体験ができるように再設置しますので、興味のある方も、無い方も
どうぞお出かけください。(^^♪
もちろん、摺った絵は無料で持ち帰り自由です。

で、改めて摺り絵の状態を紹介します。

4枚の版木が乗った台です。



まず最初は、黒色で絵の全景を摺ります。
上の段の画像は版木を撮ったものです。
下の段の画像は摺った画像です。



次にブルーで川の部分を摺ります。
この部分はずれ易いので注意が必要です。



続いて茶色で船の絵を摺ります。



最後に赤色で篝火、鵜匠などの人物。



体験で摺り上がった鵜飼の絵です。
色の濃淡が出たり、斑になったりと結構難しいもので、
体験した方の個性が出て面白いものです。



この体験できる絵は、「木曾街道69次」の55番に描かれている
風景画で、渓斎英泉が描いた「河渡 長柄川鵜飼船」です。
この画像は販売している絵葉書を撮ったもので、体験の絵とは
少し違っています。



アスカと花と散策



自転車タクシー

2006-05-14 00:25:48 | Weblog
昨年、愛知県で開催された万博会場で活躍した、
自転車タクシー2台が『岐阜公園で乗って見ませんか?』と題して
5月13日(土)~10月15日(日)までの土日祝日に、
岐阜公園内で体験運行をされます。

雨が降れば中止です。

コースは、当初岐阜公園内を10分ほどの周遊ですが、
順次、公園周辺 長良河畔周辺と拡大をするようです。

公園内の体験乗車は一人200円で、AM9時~PM5時までの運行です。


今日からの運行予定でしたが、生憎の雨なので
出発式は歴史博物館内で行われて、市長も出席でした。

興味のある方はどうぞ体験を.......


明くる日は天気も良くなったので、早速タクシーの
営業ですが、まだ認知されていないのか、
お客さんはまだのようでした。
後ろに乗っているのは運転手の知り合いの子のようでした。(笑)
追加画像を載せました。



乗客は後に2名です。






運営はNPO法人が担当です。



ブレーキは油圧式のディスクブレーキです。
方向指示器もついているので安心ですね。



今日は雨が降ったので車庫に帰還です。
運転手はカッパを着用しないと濡れ鼠です。


アスカと花と散策

浮世絵展

2006-05-01 00:11:06 | Weblog
市歴史博物館では
4月25日~5月28日まで、『お江戸の遊び心』として
浮世絵展を開催しています。

浮世絵は、簡単に言えば江戸時代に流行った木版刷りです。
風刺画、戯曲その他のジャンルで江戸で暮す人達の
遊び心を堪能させました。

メーテレ(名古屋テレビ放送)が所蔵する8000点以上の
浮世絵コレクションの中から、遊び心のある作品を選んで
開催しています。

また、『鏡中図』(鞘絵とも言います)と言って、歪んだ絵を刀の鞘に写して見る
絵も展示していて、実際に、刀の鞘とはいきませんが
丸い鏡面に写して見ることが出来ます。

更に体験コーナーとして、浮世絵の摺りを楽しんでいただける
ことも出来、開催時から好評を得ています。
入館者は無料で摺りの体験が出来ますので興味ある方はどうぞ.......


浮世絵展 会場の風景。



浮世絵の一枚。
「役者はんじもの」と言って、この絵で役者の名前を表しています。
つまり、絵の上の囲みの中の番頭に濁点が付いて、「ばんどう」と読む。
更に.......
名前は 「坂東三津五郎」と読むのですが。。。
詳しく見たい方は会場でご覧下さい。



この絵は、『鏡中図』(鞘絵)の一枚です。
このままではへんてこな絵に見えますが、
丸い鏡に写せばよく判ります。



上の『鏡中図』(鞘絵)を見ているところです。
視線を落として見ると なるほどと感じます。



会場を一巡した出口近くで 版木4枚で一組の摺りの体験ができます。
係りのボランティアが親切に教えてますので、
何方でも綺麗に出来上がります。。。の筈ですが......(^^♪



アスカと花と散策

日本刀は美術品

2006-04-15 19:12:27 | Weblog
3月24日~5月14日まで歴史博物館の特集展示室で、
日本刀を展示しています。

『美濃刀と美濃彫』と題しての展示ですが、室町時代以降の
戦乱の世の中では刀の需要が増し、美濃地方でも多くの刀鍛冶を
抱えて実用的な美濃刀を作られました。

その後、世の中が安定してくると刀の需要が減って、刀工達は
全国に散らばっていき、江戸時代になると刀の装飾『美濃彫』として
小柄、目貫、笄と言った物を作られるようになった。

今では展示会やテレビ以外ではあまり見られなくなった
刀、装飾品(刀装具)等を載せました。
詳しく見たい方は歴史博物館での展示をご覧下さい。

因みに、日本刀は刃長60センチ以上が刀(打刀)
    60センチ~30センチが脇差
    30センチ以下が短刀

刀にちなんだ言葉は今でも意外に多いものです。

★相槌を打つ
★反りが合わない
★折紙付き
★土壇場
★切羽詰る  
★元の鞘に納まる
★鎬を削る争い
★鐔競り合い
★鞘当て
★おっとり刀
★探りを入れる
   等々他にもあると思います。


来館者に説明する出来るように研修中のボランティアです。
講師はもちろん刀の好きな学芸員です。



展示中の一部です。



 小柄(こづか)
上の段の刀の鞘には模様が付けられている小柄が差してある。
下の段はその小柄を抜いている状態です。



小柄の反対側には、笄(こうがい)が差してあります。
笄とは、髪を整えるためのようですが、実際は装飾品とか。



鐔(つば)には、笄、小柄を差す為の穴があいてます。
この画像の刀のように、笄、小柄の両方を持っているのは珍しいのかも。
鐔にも金細工で装飾を施してます。



縁頭(ふちがしら)は柄(握り部)の前後。



目貫(めぬき)は柄の部分の中ほどにつける。
本来は目釘(刀を柄に固定する竹釘)を隠すものですが、
実際は装飾性の高いものです。



赤丸の中が縁頭。(鐔の方側が縁)
青丸の中が目貫。



切羽。
鐔が動かないように柄との間に挟む金具のことです。

   

アスカと花と散策

中国から取材に.......

2006-04-05 00:16:29 | Weblog
岐阜市と姉妹都市を結んでいる、中国・杭州市から
岐阜市歴史博物館へ取材に来てくれました。

2006.4.22 ~ 10.22 までの184日間に渡って杭州市で開かれる、
「2006.杭州世界レジャー博覧会」の岐阜市パピリオンの中で
放映される「岐阜体験レポート」として
岐阜特産の、和傘、提灯などを紹介するためのビデオ撮りです。


その中国スタッフの取材風景です。









アスカと花と散策