今、歴史博物館が面白い!

岐阜市の歴史博物館は体験も出来て楽しいところですよ。

和傘と紙衣

2006-06-25 19:12:41 | Weblog
 歴史博物館の2階 常設展示場の一角に
特集展示コーナーがあるのですが、
今月22日から8月6日まで『和傘と紙衣』の展示をしています。

和傘と紙衣は
共に、美濃特産の和紙を使用した生活用具です。

和傘は 雨傘、日傘、踊り傘などですが、
今は特別な用途以外、ほとんど作られなくなっています。
と言うより、作る職人がほとんど居ないというのが現状です。
実際需要も少なく、今はインテリアとして利用されるのがほとんどではないでしょうか。


紙衣(かみこ=紙子)

紙衣は、揉みほぐした和紙に柿渋を塗り作ります。
防寒衣料や寝具として古くから使われていたのですが、
明治以降ほとんど使われなくなったようです。
今は東大寺二月堂に出る僧たちの衣料に用いられています。

そんな紙衣を、版画家武藤六郎氏が、折染で作った作品を
展示しています。
折染めは和紙を屏風折等にして染料で色付けしたもので、
打掛や扇子、屏風ほかの作品をご覧いただけます。


展示場の会場に貼り出されているポスター。

お断り! 会期は8月2日までとなってますが、実はミスプリントで
8月の6日(日)までの誤りです。
お詫びして訂正します。o( _ _ )o



来館者に説明できるように研修中のボランティア。



同じく研修中のボランティア。



展示されている和傘。
和傘は天井から吊ってあり、説明版は足元にあります。
この傘は親骨が松葉になっていて、珍しい傘です。
さらに日傘等も展示されていて、職員のレイアウト感覚もご覧ください。



紙衣作者武藤六郎氏の、屏風に貼った折染めの作品。



折染めで付けた模様の茶羽織。




そこで、折染めってどのような方法で模様が付けられたのか、
ボランティア有志で試してみることにしました。

和紙、柿渋、玉ねぎの汁、絵の具等を準備して実験開始!!
柿渋の臭い、廊下まで充満!!



和紙の折り方は簡単なものはそれほど難しいのもではないので、
何とか出来ました。



基本的には三角や四角に折るのですが、柄によってはいろいろな
バリエーションがあるようで、奥が深いかなと感じました。
三角と言っても、正三角と二等辺三角では出来た模様が違うことも発見。

また適当に折ると、染料に浸けたときに染料のシミ具合に大きな差が出るので、
正確に折る必要がありました。
そして染料も吟味する必要も分かりました。



最初は巧く出来なかったですが、少しずつ慣れてくると要領が分かってきて
何とか出来るようになった次第!!
出来上がった作品ははいまいちですが、結果は満足満足!!( ^-^)/★,
その試作品は紙衣展示場でお見せ出来ますので、ボランティアに声を掛けてください。



試作品さらにもう一枚です。
しかし、私たちが試したのは小さな和紙で簡単な模様なので、
何とかなりましたが........簡単ではないことを感じました。


アスカと花と散策

警察消防の合同慰霊

2006-06-10 18:52:54 | Weblog
岐阜公園内、歴史博物館の隣に警察と消防の
慰霊塔が立っています。

職務上殉職をした人たちの供養を、毎年6月ころに
ここで開催されます。

今年も8日に若い?隊員の整列する中で行われました。
その様子を少し........

警察も消防もですが、このような隊員は若くて体格の同じような
人員を揃えていると言うことがわかりました。


この碑が警察、消防の合同慰霊碑です。



私が見た時は消防隊員の整列が行われてました。
若い隊員の緊張の様子をカメラに......



慰霊碑に向かって敬礼の消防隊員。
何故か一人、長袖の制服を......(^-^♪



一先ず、大役を済ませて緊張の取れた隊員。



次に控えしは、警察官の整列。



所定の位置までの行進ですが、ちょっと隊列が乱れたかな。



白い制服は、警察?消防?か わかりませんが、楽隊です。