今、歴史博物館が面白い!

岐阜市の歴史博物館は体験も出来て楽しいところですよ。

北斎漫画展

2010-04-26 13:58:59 | 博物館
岐阜市歴史博物館では、今年度最初の特別展が始まった。
今回は、葛飾北斎生誕250年を記念して
「北斎漫画」=江戸伝承版木を摺る......の展覧会です。

北斎は生涯で3万点以上の作品を残し、江戸時代を代表する浮世絵師であり、
版画ばかりでなく、肉筆画にも優れた作品を残している。
特に神奈川沖浪裏はゴッホなどの画風に影響を与えたと言われ、
生涯で93回の転居をし、改号も「春朗」「群馬亭」「北斎」「宗理」「可侯」「辰斎」他
と30も変えたと言う。
一説によると、次々 号を弟子に売って金に換えたとも.....?

今回の展覧会では、江戸時代の版木を利用して摺られた作品と、
貴重な版木を展示している。
摺られた作品を見ることは出来ても、版木を直接見られるのはあまり無いので、
今回は目の当たりに出来る良い機会だと思う。

会期は 4/23~5/30(日)まで。
尚、専門家による「浮世絵の摺りと体験」が開催される。
5/15(土).5/16(日)の2日間。
am10:30 pm13:00 pm15:00 の3回。入館者の中で毎回20人が摺りの体験が出来る。
材料費として100円が必要。


岐阜市歴史博物館ホームページ
アスカと花と散策 当ブログ管理人ホームページ


岐阜市歴史博物館の玄関前。



展示室の内部






貴重な版木も多数展示している。



北斎漫画展のチラシから抜粋。







北斎漫画のグッズを販売しているミュージアムショップ。



グッズの中の漫画が描かれている暖簾。



上の絵は北斎「神奈川沖浪裏」 この絵の遠近法が、画家ゴッホなどに影響を与えたと言う。
下の絵は「通称:赤富士」(2枚の絵 インターネットから引用)

縄文・弥生時代のくらしは?

2010-04-01 19:02:23 | 博物館
岐阜市歴史博物館では、今年も特集展示で縄文&弥生展を開催。
「縄文・弥生時代のくらし」と題しての特集。
当時の暮らしぶりはどのようなものだったかを知ることが出来ます。

縄文時代、弥生時代の食生活は、ドングリ等の木の実やシカ、イノシシ他の動物や
魚等を狩っていたことが分かっています。
その他、衣?・住は?どのような状態だったのか.........
更に弥生時代になって稲作が伝わり、米も作り始めた時代です。
当時の稲刈りはどのように行っていたのか、簡単に体験することもできます。
木の実つぶしや貫頭衣を着てみようのコーナーもあるのでお出でを......

開催期間は 3/26(金)~5/23 (日)
会場:歴博2階特集展示室

岐阜市歴史博物館ホームページ
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画像を2枚追加しました


縄文・弥生展入口



出土した土偶に描かれているデザインから貫頭衣(かんとうい)を再現。
試着できます



復元した当時の土器。触れることが出来る



簡単な当時の機織り機を再現。基本的には縦糸と横糸で織るのは今も変わらない。
材料は麻やカラムシの植物繊維



(追加画像)
カラムシと言う麻の一種の繊維で織った布
当館ボランティアが実際にカラムの茎から繊維を採り、糸にして時間を掛けて織りあげた



(追加画像)
ボランティアが実際に織っているところ
上↑が織りあげて出来上がった布




当時は竪穴住居であった。そのような雰囲気を........



ウサギの毛皮



木の実をつぶす石の道具



木の実をつぶし、水で晒しアクを抜いていたようです。
ドングリをつぶす体験が出来ます。