超人少年伝説

源氏物語千年 紫式部が突然現れ 紫式部氏思想を書くことになった

悟りは人間性ではなかった

2007-08-29 05:42:45 | Weblog
悟りは煩悩を排除する修行であった。
ここの作られた人は、人間ではなかった。
聖人や賢人であった。

煩悩を排除する厳しい修行は、人間性を育てず、
到達した悟りの世界に愛はなかった。

源氏物語の紫の上は、現世を美しく生き、
そこに愛と人間性を結晶した。

愛と人間性は、現実の善悪を美しく生きることで成立する。
善悪を受け入れ、これを人間性に結晶する。

源氏物語は仏教を批判した上で受け入れていた。

嫉妬憎悪を排除するのでなく、
これで愛を作り、人間性を結晶した。

煩悩を排除した仏性、
この世界に西欧の快楽が雪崩打って入り込んだ。
快楽免疫がなかったからだ。

権力支配から快楽支配へ。
マザーテレサがインドに活動したのも、
インドにはない愛がインドに必要だったからだろう。


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