3月から京都市バスの100系統と東山シャトルバスで前乗り化を行っていますが、来年度に均一の全系統を前乗りにする方針だそうです。混雑緩和や終点バス停での降車時間の短縮がメリットとして挙げられますが、現在市内中心部に入ってくる整理券系統は、8系統や29系統、69系統、73系統、33系統などごくわずかになっていて、前乗りでも運用上問題ない状況になってきたのだと考えています。
現在整理券系統の洛西地区の系統は、阪急バスや京都交通との併走区間が多く、運賃が230円を超える系統がほとんどなのですが、同じく整理券系統が多い京都市南部の伏見区の系統は長岡京駅に乗り入れる南2系統以外と洛西地区に乗り入れる南1系統以外は、運賃の上限が均一の運賃と同じ230円です。南部の整理券系統は、前乗りの信用乗車を取り入れることができるかもしれません。
100系統に入る可能性のある一般車の入口表記はサボですが、洛バス仕様車(急行100系統専用車)では、完全に前乗りだけになるので、中ドアには出口のステッカーがはられています。
この前乗り化によって、最近問題になっているバス車内への大型のキャリーバッグ持ち込みの有償化があるのではないかと。一日乗車券を持っている乗客に降車時に余計な運賃を請求すると、小銭などの問題からトラブルのもとになりますが、乗車時に荷物料金を請求すれば、まだトラブルが少ないのではないかと考えられます。
あと、前乗り化は小手先の混雑緩和なので、京都市も本格的に連接バスの導入を検討したほうがいいのかもしれません。205・206系統限定であれば、京都駅前のバスターミナルと北大路バスターミナル以外は問題なく走行できそうなので、乗り場と京都駅付近のルートを工夫すれば十分に可能なのではと思います。
撮影 2019年11月16日
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