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にしみの鉄道情報局付属ブログ

松方コレクション展

2019-09-06 | 美術館・博物館


すでに10回は訪れたと思う、上野の国立西洋美術館で開かれている松方コレクション展に行ってきました。
西洋美術館の成り立ちを説明する上で、松方コレクションを避けては通れません。松方コレクションの詳細は省略しますが、川崎造船所(現川崎重工)の経営者だった松方幸次郎が1920年代に買い集めた欧州の絵画に由来し、敵国資産としてフランスから返還されたものが西洋美術館の母体になっています。
コレクションのうち、フランスで保管されていた作品は、返還されなかった一部の作品はすべて、西洋美術館に所蔵されましたが、日本に1920年代から終戦までに日本に送られた作品の多くは四散しました。ただ、西洋美術館は1960年代以降、松方家から寄贈された作品や四散した作品をかなり収蔵しています。

展示作品は多くが西洋美術館所蔵作品ですが、ブリジストン美術館、大原美術館、金融機関などが所有している作品も集まっていました。
まあ、西洋美術館の常設展で何度も見た作品が多く、ブリジストン美術館などで見た作品もあったので、それほど感動はなかったのですが、見る価値はありました。

ところで、松方コレクションがごっそり抜けた西洋美術館の常設展は、普段とは違う雰囲気でした。同時開催で、北欧のフィンランドの女流画家の展覧会も行っていました。
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