nishimino

にしみの鉄道情報局付属ブログ

スカイライナーの転線

2010-08-05 | 鉄道
7月17日に開業した京成成田空港線(通称成田スカイアクセス線)ですが、7月24日に早速乗ってきました。
まずは高砂へ行って、新しいスカイライナーの撮影タイム。


山本寛斎デザインの新しいスカイライナーは独特の藍色に塗られており、これは日本の伝統色だそうです。


ところで、1枚目と2枚目に注目。京成電鉄の青砥京成高砂間は、複々線化されており、外側が京成本線で、内側が押上線から北総線につながるようになっています。
そのためスカイライナーは京成本線~北総線というルートのため、青砥高砂間の複々線のどこかで、内側と外側の間を転線擦る必要があります。この複々線区間での転線ですが、1枚目の写真のように青砥で転線する列車もあれば、2枚目の写真のように高砂で転線する列車もあるようで、特に決まっていないようです。
スカイライナーは北総線内ノンストップとはいえ、1991年に北総線が高砂まで開業して以来、初めて本格的に上野方面の列車が運転されることになります。
北総との重複区間の線路の扱いは京成高砂~小室間が北総が第一種鉄道事業者で、京成が第二種鉄道事業者、小室~印旛日本医大間(いわゆる旧公団線区間)が北総、京成とも第二種鉄道事業者で、千葉ニュータウン鉄道が第三種鉄道事業者となっています。第一種鉄道事業者と第二種鉄道事業者が重複する例はあまりなく、都営三田線と南北線の重複区間である目黒~白金高輪間ぐらいではないかと記憶しています(JR各社とJR貨物もこの関係ですが)。



ところで、一般車で運行のアクセス特急。こちらも北総、スカイアクセス線内では120km/h運転を行うため、京成はその速度に対応した3700形と3000形(3001Fのみ)、 3050形の限定運用となっています。

アクセス特急は都営線の反対側の京急線内ではエアポート快特として羽田空港まで運転されるため、京急車も運用に入ってきますが、600形と新1000形の限定運用となっています。そのため120km/h運転に対応する1700形がアクセス特急に入ることは原則的にないようです(どうも誤通過防止機能装置の関係らしい)。

ところでこの後アクセス特急で成田へ行ったのですが、北総線で江戸川を渡った反対側の松戸市矢切地区は水田が広がっており、都心からこんなに近くにまとまった田んぼがあるのには驚きました。
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