トライアングルの部屋

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仙台在住で大の阪神ファン

院内カフェ 中島たい子

2015-11-15 09:53:39 | 本 2015年
とある病院の中に設置されたカフェ

たぶんタリーズとかスタバとかそんなカフェ

そこに関わる人々が各章で語っている

まずは土日だけカフェで働く相田亮子
平日は主婦
小説家の卵
パン屋の夫あり
不妊

朝子

夫と二人暮らし
こちらも子供なし
2章では
朝子が
離れて住む両親を
介護することになった経緯が
書かれている
そして両親を看取った直後
夫の病が発覚
入院することになって
このカフェに来た
カフェでの夫婦の諍い
離婚を決意する朝子

そして同じ介護人の空気を持った男との出会い
彼は兄を看取っていた
その後自分が病気になってしまう

あなたも・・・あまり犠牲にならないよう
家族ほど 病人ほど恐いものはない
男の言葉

朝子の夫 孝昭

脱サラして起業するに至った話
孝昭がカフェで出会ったのは
さやかという病と闘う少女
彼女はまりあというもう一人の自分を
作り上げていた
病気である自分を頭から排除したいために・・・
孝昭にとってのそれはトイレだった

再び
亮子
同僚の村上君のウィルスに対する考え方
ウィルスは人間の技術より進化が早い
死なない程度の熱なら薬は飲まない
と言うような…

夫との出会いや
私生活

菅谷医師

亮子が「ゲジデント」と心の中で呼び名をつけた
カフェの常連
泌尿器科
無神経な感じがして実は心優しい男なのかも

再び孝昭

自分が眠っている間に
置いて行かれた朝子からの手紙

自分は病院のカフェのようになると!
病んでいる人が
いつでも入れるように病院に寄り添っていて
でも関わらず独立して
そこにある
その強さを私も持ちたい・・・
自分はいつでもカフェにいる

その手紙に感激して
点滴スタンドを引きずってカフェに行く孝昭

最終章はクリスマスのカフェの様子
誰かがクリスマスプレゼントを置いて行った

カフェにいる皆さんにもう一杯
好きなものをこれで
残ったら歳末助け合いの箱に
という手紙と一万円札

誰だろう?
ちょっと知的障害があるウルメ?
いつも
ここのコーヒーはからだにいいんだよと
誰にともなくつぶやいている常連さんか?

ゲジデントか?

村上君からペシミストだって言われた亮子
ペシミスト?
おばちゃん苦手の横文字
検索してみる

悲観主義者

反対語はオプティミスト楽観主義者と言うんだって

たとえば給料がまだ半分も残っていると思うか
もう半分しかないと思うか

私は確実にペシミストだ


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