トライアングルの部屋

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インド・クリスタル 篠田節子

2015-04-04 14:56:45 | 本 2015年
甲府にある「山峡ドルジェ」
精密機械部品製造の会社で
人工水晶の製造と開発に乗り出した

その品質を左右するのは種水晶の品質

しかしよいマザークリスタルがみつからない

それを求めて社長の藤岡はインドにやってくる

採掘会社社長 チョードリー

NGOのスタッフ ドナヒューとコドゥリ村の村長 マンガル

コドゥリ村の地主の息子ラージェンドラ

次々と取引相手を変えながら

その都度いろいろなことが起き抱く不信感

何もなかった村に金のにおいをさせた藤岡が来たことで
人々の生活は一変

次第に村は蝕まれていく

そして藤岡自身
共産主義過激派と思われるものが村に入ったことで
命を失いそうになる

最初から最後まで不思議な存在で登場するのは
ロサという名の先住民の少女

初めに訪れたチョードリーの屋敷で
小間使い兼売春婦として使われていた

もてなしのため藤岡の部屋にやってきた彼女の
不思議な才能に気づいた藤岡
なんとかして彼女を助けたいと思い
教養を身に着けさせるため手を尽くす

幾度かの出会いと別れ
再会するたび
ロサは大きな成長を見せるが
藤岡が期待するようにはいかなかった

最後のロサの姿には涙し
強い意志を持つ彼女の姿に心打たれる

次の話はどこまで真実か
恐ろしくなる話

ロサは幼少期に
親の愛情を奪われ
決定的に情を欠いた育てられ方をされた
そのため自爆テロでも平然とやってのける子に
育ってしまったとある

アメリカとロシアが気象改変を目論んで
上空に向け低周波の電磁波を照射
そのせいで干ばつや豪雨が起きている

インドの正体はどこまで本当なのか

末筆の謝辞を読むと
だいぶ研究されている

全部がうそではないような感じがするだけに恐ろしくなる・・・













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