さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

「ありがとう」は和歌山の財産

2011-05-02 14:00:10 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
愛媛県出身で慶応大学生の神野翔さん(21)は竹中平蔵ゼミに所属し地元愛媛県の活性化に取り組んでいる。

竹中氏が生まれ育った和歌山を見てみたいと、ことし3月、初めて和歌山を訪れた。
彼の目に和歌山のまちがどう映ったのかリポートしてもらった。
    
◇     ◇

和歌山市内を走るバスに乗っていて驚いたことがある。
小学生や中学生が運転手さんに「ありがとう」と元気にお礼を言って降りていたことだ。私はこのような光景を見たことがなかった。

和歌山市出身の知人にこの話をすると、和歌山の小学校に通った人なら乗り物を降りる時はお礼を言うよう習うこと、家族や近所の人たちがお礼を言っているところを普段から見ていることを教えてくれた。

私は首都圏でよくバスに乗るが小学生や中学生が元気よくお礼を言って降りる光景は一度も見たことがない。ほかの地域でも同様であるし友人に聞いても同じ答えだった。
これは他の地域では見られない、和歌山ならではの光景だと思う。

感謝の気持ちをまちなかで聞くことができ、私は自然と胸が温かくなった。
「ありがとう」は和歌山の財産だ。いつまでも和歌山に感謝の心が根付いていってほしい。

(神野翔/神奈川)

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