さんぽみちプロジェクト

さんぽみちプロジェクトの記録。
和歌山新報で日曜日一面に連載中の「WAKAYAMA NEWS HARBOR」と連携。

カリカリとした食感が特徴 高級な砂糖をまぶした「三宝柑ピール」

2021-10-03 16:27:39 | WAKAYAMA NEWS HARBOR
前号では、三宝柑をふんだんに使用し、昔ながらの味わいが特徴の「四季のジャム」を取り上げた。
三宝柑を使った商品は他にも沢山。今週はピールを紹介したい。


【写真】おさとうまぶし三宝柑ピール

三宝柑の皮を使い、高級な砂糖をまぶした「おさとうまぶし三宝柑ぴいる」。カリカリとした食感に三宝柑ならではの心地よい柑橘の風味と、上品な砂糖の味が調和し、すっきりとした味わいが特徴の商品。

ピールとは柑橘などのフルーツの皮の小片を意味する。これらを煮て砂糖漬けにしたものであるが、飯島商店のピールには砂糖がまぶされており、柔らかさよりカリカリ感が強い。

以前、本コーナーで、家庭でのピールの作り方を紹介したが、仕上がりは柔らかさが先行。カリカリとした仕上がりは難しく、本商品の絶妙な食感と味わいには、老舗の菓子店としての高い技術と強いこだわりを感じる。
合成保存料や着色料、香料を一切使用しないという素材そのものを活かした贅沢な商品。

商品が入る箱には、三宝柑の絵が描かれ、実物を見ることが少ないであろう和歌山県外の消費者もその姿や形を知ることができる。
また、橙色で重厚さが感じられる小箱から、かつて紀州徳川家へ献上された三宝柑の由緒さえ感じさせられる。

50g入り、税込500円で販売。同店のウェブサイトから購入できる。
来客に手軽につまんでもらうお菓子として、また、自分へのご褒美として、三宝柑の香りと上質な甘さを感じ、ほっと一息つきたい時などにもおすすめ。
老舗の味を感じる、一味違う三宝柑の楽しみ方を是非。

(次田尚弘/上田市)
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