日本の税収に占める消費税の割合は、スウェーデンの付加価値税以上だというのに(何からでも税金を取ってしまうので)、消費税10%なんてキチガイもいいところです。
こんなのが有効かどうかは、コンピュータシミュレーションにかければいいだけです。
日本経済復活の会の小野盛司さんが、日経NEEDSで計算した結果はこうです。だいたい政府が出してくる予算で計算すると、毎年の経済予測は正確に当たっているということです。
http://ajer.cocolog-nifty.com/blog/cat22413789/index.html
国民に残されたわずかな可処分所得から、5%もの消費税を取ってしまえば経済悪化は当たり前なのですが、スッカラ菅内閣の消費税増税で得られる結果は、下記の通り。
・消費税を10%上げれば0.94%のデフレになる。
・消費税を上げれば給料は下がる。
・それにより社会保険料も下がり、年金も下がる。
・消費税10%を5年間続けると失業者は2.3%増加する。
・税収が下がり、永遠に日本の借金は返せない。
リーマンショックから十分回復していない状態で、東日本大震災に見舞われ、原発事故、製造業には致命的な大規模節電、そしてトドメの消費税増税だって。
単純に、日本死ぬだろ。
コンビニエンスストアの売り上げ予想から、受験にまでコンピュータシミュレーションが使われている時代に、放射線の広がりをかなり正確に表しているSPEEDIも有効活用しませんでしたし、どうしてこの内閣は、足りない人間の頭ばかりを使って、コンピュータシミュレーションに無関心なのか困ったものです。
■消費税10%案、6月に決定…首相方針
(読売新聞 - 05月30日 03:09)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110529-OYT1T00820.htm?__from=mixi