日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

日本が、バングラディシュに抜かれる日

2008-06-23 10:24:55 | Weblog
NHKスペシャル「沸騰都市」第3回 ダッカ“奇跡”を呼ぶ融資をみて、なんだか複雑な気持ちになりました。

6%成長を5年も続けると、バングラディシュの首都ダッカには物乞いがいなくなったようで、みんな元気に働き続けています。

少額クレジットを借りて順調に商売をやっている女性らが、「いつか日本を抜いて、先を行ってるよ」と元気に声をはり上げる様子は、嬉しくもあり、日本人としては悲しくもあり(笑)

現在の日本のように1%もいかないような経済成長では、彼女の予言が当たらないとも限らないでしょう。戦後の貧しさから、30~40年で先進国をどんどん抜いていったのが我々日本でもあったわけですから。

桜井新参議院議員にお会いしたときに、このまま行けば日本はフィリピン以下になるといっていた予言にも一致します。

貧乏人に金を貸しているブラック銀行が、バングラディシュを豊かにしているのですが、そこに出資している日本の丸紅が、「貧困層が救われるのは良いが、ビジネスとしてはどうなのか」と言っている姿を見て、思わず延髄切りを浴びせたくなりました(笑)

日本を代表とする商社がそんな感覚だから、我が国の内需がボロボロになってしまったわけです。

経済は、お金を回すことが一番大切なわけでしょう。金持ちが貧乏人にお金を回すことで、巡り巡って自分も幸福になれると、そう考えなくてはなりません。

一方、今晩のNHKは
「マネーの暴走が止まらない~サブプライムから原油へ~」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/080623.html

投資銀行という悪魔銀行周辺のお話ですが、こちらも見逃すことはできません。