日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

AMラジオの必要性

2008-06-17 19:36:09 | Weblog
昨日、文化放送のラジオを聴いていて、田原総一朗が言うには、

「秋葉原の事件と派遣業の問題を結びつけられているが、違うと思う。彼は、友達がいなかったのだと思う。派遣社員同士で酒でも飲んで、会社がどうのこうのと、愚痴を言い合える相手がいればよかったんだ」

などと、のたまわっていました。

もう、アホかと(笑)

うちの会社で派遣社員同士が飲んで、喧嘩になり、相手をボコボコにして一週間出勤できなかったという話なんかはありますが(笑)、何社もの派遣会社が参入しながら、次々人員が入れ替わる場所で、友達などできるはずがないでしょう。

ましてや、同じ派遣会社であっても、他の派遣先の人など会ったこともないのですから、所属意識など育つはずもありません。

今の職場では、なるべく派遣社員とは同化せずに、一刻も早く派遣会社を抜け出して、元請けの社員の仲間入りしようとするバイタリティーのある人間だけがはい上がれるのですから。派遣会社が、新たなる奴隷制度だと見抜けないことには、秋葉原の惨劇から、何の社会問題も発見できないでしょう。

まあ、それにしてもラジオは政治ネタを真面目にやっているTBSが聴視率で勝ち続けているようです。格差社会など頻繁に扱っているアクセスや、時事ネタに強いストリーム、安住紳一郎の日曜天国なんて、下手なテレビ番組より、よっぽど面白い。伊集院光の日曜日の秘密基地を爆笑問題に差し替えたのは、残念でした。日本放送は森永卓郎さんを切ったのが大失敗でしょう。それと、今の時期どこのチャンネルを回しても野球番組しか聞こえないのは、いい加減やめた方がいいですね。

僕の若い頃は、北海道ローカルのSTVラジオが面白くて、人生を学べる日高五郎ショーや、深夜番組のアタックヤングなどは、大好きでした。松山千春、田中義剛、KANなどはSTVラジオから全国区へ旅立ったのですよね。

今の若い人は携帯があるから、AMラジオなんて聞かないのでしょうねえ。