日本のゆくえ

日本の経済と、日本人の精神はどこへ行くのか? 新自由主義社会に反乱を起こし、生き残るためのブログ

まずは下請けから追い出す

2008-10-22 12:29:48 | Weblog
皆さん、元気ですか!

さあっ、大不況前夜の心の準備は整いましたか!

お金が無くても、「皆さん、元気ですかー! 元気があれば、何でもできる」というアントキノ猪木もとい、アントニオ猪木を見習って、まずは形から入りましょう。

さて、うちの会社では石油高騰などコストアップのあおりで、先月だけで1億円以上の赤字が出たそうですよっ。

毎日毎日、どんどん職場環境が変わっていますよっ。

小泉・竹中によって導入された時価会計の時代というのは、赤字が許されない時代ですから、まあリストラクションが早い、早い(笑)

赤字だと株主が逃げ出しちゃったり、銀行さんが支払いを待ってくれないので、昔と違って短期収益優先でやってしまうのですが、石油価格が下がってきているのですから、もう少し待てばいいのですけどね。

だいたい中川(酒)が、銀行トップを呼んで貸し渋りを止めてくれと言ったって、今の不良債権処理優先体質をつくりだしたのは、自民党ではありませんか(笑)

で、昨日、僕がお世話になった職場の先輩が、守衛に回されるというのでびっくりしてしまいましたが、長年お付き合いがあった警備会社を追い出して、これからは全部社内の余剰人員でやりくりすることになったそうです。

昨日の食堂では、「俺、今日で終わりだから」と、長年の警備のオジサンが食堂の人に挨拶をしていました。

まずは下請けから追い出して、社員優先で雇用を確保。納入業者さんへの非情なまでのコストカット、派遣社員の切り捨てとなるのですが、まったくもって酷い時代になりましたよ。

社内で配置転換される人間は、プライドもへったくれもなく、仕事が続けられるだけ幸せと思わなければなりませんが、昨日クビになった警備のオジサンは、この大不況の時代に、これからどこで働くのでしょうか。

購買部では、原材料の値切りも大胆に行われているでしょうが、そこで泣いている業者のことなど、従業員はまったく見えてみません。

まあ、日本経済復活の会のシミュレーションで、現状の財政出動ではだいたいこの通りになるとの予測通りでした。経済シミュレーションをコンピュータで研究してきた方々は、毎年ほぼ計算通りの結果が出るそうです。

こと経済においては、内閣府のやっているような色々な思惑が絡んだり、人間のぼんやりした感覚ではなくて、しっかり計算結果を出すコンピュータの方が信頼できるのに、なぜやらないのでしょう。

政府は、バブル崩壊を経験した日本には政策のノウハウがあるので、米国にアドバイスしてやると言っているそうですが、景気なんて一度も回復に成功してないやんけ。自民党の議員は嘘つきばっかりで、すべては政策不況です。

結局、資本主義のダイナミズムが得られなくても、北欧のような社会民主主義の方が、よほど幸せに生きられる気がしてきた今日この頃。

そこまで行かなくても、年に500時間以上多く働いて、イタリアやフランスと一人当たりのGDPと日本は変わらないのですから、そちらとどう政策が違うかを徹底比較して欲しいものです。

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