日本のゆくえ

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高齢者を狙う、手渡し詐欺について。

2014-10-25 20:08:44 | Weblog
千葉市で高齢者を狙った新手法の詐欺が今年の9月で前年度の被害数をすでに上回ってしまったそうです。

オレオレ詐欺も古くて、振り込め詐欺も古くて、今は手渡し詐欺というのが過半数です。掛かって来る電話は、「(交通事故を起こしてしまったとか、会社に損害を与えてしまった)などの理由で、まとまったお金がすぐに必要になった。信頼できる友人を自宅によこすからお金を用意しておいて欲しい」という内容です。

手渡し詐欺の手順は、だいたいこう決まっています。

1,電話をかける
2,事件・事故の芝居でお金が必要になったことを伝える
3,あせらせる
4,取りに行かせる

です。

千葉では、古くからの一軒家の被害が多いですが、昔の電話帳には住所も電話番号も載っているので、それが詐欺師に高額で売買されていて情報源になるのです。あとは卒業名簿や、自治会の住所電話番号の一覧などです。

どうして電話で騙されてしまうのか?

人間の聴覚で聞こえる音域は、20Hz~20000hzです。もともと固定電話は300Hzから3400Hzまでの周波数にしか対応していないので音が悪いのです。その倍の領域(50Hz~8000Hz)のあるスカイプを使っている人なら、こんなにも音質が違うのかと感動したことがあるでしょう。

なので、固定電話では、たとえば私でも、妹が他人に装われると分からないと思います。本当に、家族の電話と勘違いしてしまうのです。私の知るケースでは元警察官の方も騙されそうになりました。私は騙されないと自信を持っている人ほど注意が必要です。

対策は簡単で、息子さんの携帯に直接電話してみたり、信頼の置ける周囲の知人、介護サービスを受けている人はケアマネージャーに相談してみるのがいいと思いますね。あとは固定電話の番号を変えること。電話なんて、最低限の知人にだけ教えればいいのです。これが一番簡単です。

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