ニコニコ超会議と、日本の未来

昨日、幕張メッセで行われているニコニコ超会議に行ってきたのですが、まあ（！）久々に愉快な気分になって帰ってきました。

メッセの駐車場に車を止めて、入場ゲートに入るとすでに数万人の列ができていたのですが、それで入場まで２時間もかかりました。出会い頭に顔面パンチ食らった感じ。

で、その間自分の後ろに並んでいたおしゃべりな女子中学生の会話を聞いていたら、面白くて。

「理科の先生言ってたけど宇宙って爆発してまだ、どんどん広がってるんだって。したっけ、その周りはどうなってるのって聞いたら時間が止まってるんだって。したっけ、私それ聞いてから理科絶好調なんだ」

頭の良さそうな子でしたが、故郷北海道弁の話をつなぐ言葉、「したっけ」がいつの間にか千葉で使われていたので驚いてしまいました。

あ、話がずれた（笑）

で、こんな感じで行列の待ち時間が長すぎたのですが、お目当てのひとつであった、中川祥子さんを見ることはできなかったのですが、その点は諦めざるを得ませんでした。

んで、入場するとかつての東京モーターショー並の混雑で、入場者数は東京ゲームショーの遥かに上をいっていました。

アニメ絵を描いたイタ車が展示されていたり、コスプレイヤーがぞろぞろ歩いていたり、素人がカラオケを歌っていたり、ダンスをしていたり、マスコミの討論会や、歌手のライブが行われていたり、囲碁将棋のプロが素人の相手をしていたり、漫画家が巨大な模造紙に絵を描いていたり、フィギュア作家の大会があったり、格闘ゲームの大会が行われていたり。

ブースごとに、ニコニコ動画のチャンネルをどんどん切り替えている感じ。

正直、テーマが拡散しすぎていて、ぐたぐたで「雑」なイベントで、フードコートも、冷めたパンのエビバーガーとかモヤシを炒めただけのモヤシ焼きとか、ニコ堂推奨の不味いジャンクフードばかりでしたが、肩の力を抜いた、あんまり頑張らない日本の将来像をここに発見することができました。

ドワンゴの社長も、元２ちゃんねる社長のひろゆきも、今までの企業トップとは違う異色な存在ですが、外国では売り物になりそうもないゆるいサービス提供で、ここまで育ってしまうとはね～。

ま、ゆるく生きるのが自殺時代の適応方法として正しいわけで、ただただ、思想なく集まるイベントもおｋといえば、おｋです。

一方、ハロプロやＡＫＢは商材として少女たちを過酷に頑張らせているわけで、これはAKBにすっかりはまってしまった小林よしのりが言っていたのですが（小林よしのりも来ていた）、アイドルは今の時代の象徴なのではなく、未来の先取りなんだということには、なるほどと思いました。

アイドルだけではなく、この会場全体が未来（というか世界全体）の先取りだと思いましたから。

（小林よしのりは良い意味で言っていたと思うのですが、僕の考えでは、小遣い程度の薄給でもテレビに出たい若い女の子がたくさんいるので、秋元康という欲の深いオジサンが、それをたくさん集めて商売しているの図）

笑ったのは、「小林さんは、大島優子の写真集を見てオナ○ーしてるんですか？」という質問に、「いや、ワシはしてない」と応えると、「驚いた、小林よしのりは大島優子を使っていなかった！」という会話にブース内は大爆笑。

そんな対談を聞いた後に、枝野幸男経済産業大臣がＳＰを連れてものものしく入場してきたり（枝野のクールジャパンなんてインチキに決まってるじゃん）、田原総一郎や池田信夫など朝生メンバーが入ってきて原発問題を討論したりしているのですから、このギャップが面白かった。

その討論会の隣で、ダイエット本一冊のヒットと引き換えに本業を失ってしまった岡田斗志夫やら、僕が大好きな吉田豪さんやらがいたのですが、席が限られているので話を聞くことができませんでした。

自分が一番良いと思ったのは、生でハロプロの歌手が歌っているのを見ることができたこと。プロの歌と踊りの迫力に面食らってしまったことや、ＴＭレボルーションの西川くんの「いえのみ」の生放送でした。

まあまあトークが面白くて、司会のアイドリングの遠藤さんのワイヤーブラを付けた話や、中学生のフェアリーズにお稲荷さんの話しをしてみたり、平野彩さんの貧乳をいってみたり、終始エロトークでいじりまくるのが大爆笑でした。

夕刻になって、ニコニコ超会議を後にすると、入れ替わりにライブイベントのニコニコ超パーティーの入場者がぞろぞろ入ってきていました。

ニコニコから派生した歌手やら広瀬香美の飛び入りやらで、そちらも面白そうでしたがチケットは売り切れで、ニコ堂生中継で見たとしても３０００円の有料なのですよね。

正直、ぼったくり価格で、こうやって儲けているのだと思いました（笑）

さて、明日は、きゃりーぱみゅぱみゅが来るのかあ。

僕は、さすがに明日は家で大人しくしていますが、ぜひ行って見てみたいという方は、最低入場１時間前には幕張メッセに到着すること、日よけなどの帽子をかぶって行くこと、飲み物や食べ物は高くて不味いものばかりなので持参すること、あらかじめお目当てのイベントを調べてから行くこと、待ち時間に携帯ゲーム、携帯用の椅子があれば完璧だと思います。